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リニア新幹線と補正予算              [天成人後]


 東京・名古屋間のリニア新幹線計画が発表された。 総工費は 五兆円 だという。 これが巨額だとして、この計画は二の足をふむ状態だったとも言う。 何の事は無い、今回確実に来年(2014年)の四月から引き上げられるという 消費税 の景気へのマイナス効果を相殺するため景気対策として組まれる補正予算と、ほぼ同額だ。 

 消費税率二%分に当たるという 五兆円 を、景気対策として補正予算に充てる方針が政府により示されている。 馬鹿な国民が何万円か懐にしまいこんでいるなら、それを召し上げて政府が配ろうという。 社会保障うんぬん、一千兆の財政赤字の解消などとは縁もゆかりもない、単なるばらまきではないか。 選挙の恩返しか?

 消費税率は一%ずつ上げればいいのではないかという論調に対しての、これが解答なのだという話も耳にする。 確かに二%分を国民の為に使えば、その話はつじつまが合う。 では、なぜ取り立ててからまた配るのか。 使う権限が、市井の民から政府に移るという以外、そこに理由がない。 馬鹿な国民が懐に貯めているならそれを集めて、優秀な人間がその使い道を決定しようという、あくまで国民を馬鹿にした政策としか映らない。

 十何兆と言う補正予算も最近ちょくちょくあった。 補正は正規の予算に比べ査定が甘く、古賀氏いわく二流三流の予算の側からして見れば絶好のチャンスであるという。 景気景気、景気対策という題目のもとで、どれだけの血税が浪費されたか。 兆という単位の前では、一億は一円になる。 頭で分かってはいても、実感が無い。 そこをいいように牧民された我々は、もっともらしい理由で黙らされ、好き勝手に公金を使われて来た。 


追記:
先述した竹村健一氏により八十年代に放送されていた 「世相を斬る」 で聞いた氏の話しで。 「みなさん一兆なんていう金額がどんなもんか、百万や一千万なら実感が湧くでしょうけど、億を超えて一兆になると分からんでしょう。 九州にくまなく新幹線を造って、だいたい一兆なんですよ。」 こう聞いた記憶がある。 当時の(昭和末期)建設費として示された金額だったが、理解の助けになった。 ちなみにあの 東京スカイツリー の建設総工費は 650億円 である。


汚染水と東電の破たん処理              [おかしな帝王学]


 参院選前から言われてきた汚染水流出の問題が、参院選(平成二十五年七月)の投票が済んだ翌日、満を持したかのように東電より公表された。  このえげつなさ。

 もとよりこの問題は、熊取六人衆の生き残り、小出裕章氏らによって震災直後から言われていた。 遮水壁を造り汚染水を閉じ込めろと。 場当たり的な対応に終始し、再稼働容認の親玉が圧倒的な勝利を参院選でおさめた翌日に、認める。  この東電が、オリンピック招致前のどさくさに紛れて。 当然されるべき破たん処理を免れながら、返済の必要の無い税金を引き出す。  汚染水処理費とは言えないので、研究費だかなんだか、逃げ道を確保した 政府出費 だ。 

 しかもそれでも足りないと、電気料金再値上げだそうだ。 どこまでこの日本ではおかしなことがまかり通るのだろう。  株主と債権者、つまり東電に金を貸しているものの責任を問わずして市井の人々に尻拭いさせるのは、あまりに話がおかしい。  海外に原発を輸出し、しきりと再稼働をしたがる現政権。  まず何よりも先に、東京電力の 破たん処理 があるべきではないか。



1936 年、ベルリンオリンピック – ヒトラーの牧民          [才蔵]


 麻生大臣が得意然として 「ヒトラーは民主的な選挙で選ばれた政権なんですよ!」 と発言していたが。 朝からパチンコに並んだり、地上波ひな壇バラエティーばかりを見て若手芸人には異常に詳しいなどという日本人を除けば、この国のたいていの市井の人々は、そんなことは良く知っている。 だからいまはまだ一部に過ぎないが、我々はあなた方を警戒している。 

 1933年に、その民主的選挙でヒトラーは政権を奪取し。 三年後の 1936 年(昭和十一年)、ヒトラーのオリンピックと言われる ベルリンオリンピック が開かれた。 大いにナチスドイツの国威は発揚し、その三年後ポーランドへの侵攻を皮切りに第二次世界大戦が始まる。 芸人顔負けの演説術でドイツ大衆を魅了したヒトラーは、オリンピックを最大限利用した。 近代オリンピック、最大の汚点である。


追記一:
その次の 1940 年(昭和十五年)に開催される予定だったのが 幻の東京オリンピック で、これは世界大戦の激化で中止された。 尚、同年の冬季オリンピックには札幌が開催地として予定されていたらしく、やはり同じ理由で中止されている。

追記二:
ヒトラーのような人物が自らの考え・判断であのような事をしたのであれば、人間というのはあまりにも悲しい。 もののけのようなものに操られて、自分を無くしていたのだと思う。 しかしヒトラーに限らず、特別な地位に就いたものは大なり小なりみな自分以外の何者かに操られる。 集団的自衛権とやらに固執し、憲法九条改定に血道を上げる。 おじいちゃんの亡霊や、他国のそれもごく一部の思惑に操られる総理大臣などというのは。 ごめんだ。


牧民ツールとしてのオリンピック          [天成人後]


 オリンピック開催地決定の IOC 総会は、テレビ各局が週末とはいえ深夜にもかかわらず競って生中継し、その余韻はまだそこここに漂っている。 自国開催のオリンピックを生きている間に見られそうだ(人によっては二度)ということは素直に喜びたいが、正直、このお祭り騒ぎには違和感を覚えている。 確かに時差もなく各競技が見られ、運が良ければそれを会場で生で観る。 日本選手たちは、ホームで戦う事が出来る。 しかしそれを除けば、あとはお決まりの 経済効果 というやつか。

 再三 申し上げた通り、日本はすでに世界の最先端に突入していて、それが白人国家でないと言う事が、西洋にとっても日本にとっても、またアジアにとっても妙におさまりの悪い事になっている。 2020 年の東京オリンピックを機に、日本の最先端ぶりが世界の共通認識、常識となれば嬉しいが。 ここのところの騒ぎを見ていると、あと七年でそうなれるかどうか極めてあやしい。 端的に言って、税に禄をはむ、公に属する者。 そしてそのまわりで踊るものが、二流のままなのだ。 

 だれもが笑顔の祝賀ムード、というのは。 この日本においては非常に大きな、言ってみれば エセ・ポジティブパワーも持ち合わせる。 汚染水も消費増税も小さな問題にされ、オリンピックが牧民のツールとして使われてしまう。


たった 0.3 平方キロメートルの不安              [Pub 居酒屋]


    いやぁ、知らなかった。 あれだけ大騒ぎしてた福島の汚染水問題は、たった 0.3 平方キロメートルの海域の話しだったなんて。       俺も土曜の夜中、日曜の朝方か。 休みだったから、生で観ててさ。 感動しちゃったよ。    安倍総理の、あの自信に満ちた英語のスピーチ。  サッカーの審判みたいなジェスチャーで、「汚染水の問題は、完全にコントロールしている」ってさ。  日本人より先に世界中に知らせるなんて人が悪い、なんて思ったけど。 俺も 汚染水 気になってたから、すっげー胸のつかえがとれて。  それで 「Tokyo!」 だろ。 もう、興奮! 安倍さん、かっこいいっ。          シルクスクリーンだか、ケルトフェンスだか。外洋との境にある、魚の網みたいなの。 ハイテクで、水の分子だけ通してるって事だろ。 知らなかったよ。         でも、東電はコントロールしきれてないって言い出したぜ。       ばかっ、東電と安倍さんと、どっち信じるんだよ。  東京がオリンピックに決まって、なんか まずいわけ?


 四時間かかっていた、新幹線              [近藤 武]


 1964年10月初旬。 祖母とその田舎に帰るのに途中まで、出来立てほやほやの新幹線に乗った。 東京から新大阪までだったが、開通当初はしばらく三時間ではなくて、四時間かかっていた。 車内にはアナログの速度計があって、食い入るように見た覚えがある。 食堂車は無く、ビュッフェと呼ばれる車両があった。 食堂で座って悠長に食事などしている暇はないという事で、カウンター式の軽食を出すサービスだった。 電子レンジという、当時最先端の設備が備えられた。

 空気ばねは勿論の事、ATS を飛び越え ATC 。 架線は合成コンパウンド等と、日本中の少年が新幹線のオーソリティーだった。  日本では敗戦後、たった十九年で 「夢の超特急」 が実現し、アトムが産声を上げ、西洋ではビートルズが出現し、アメリカはベトナム本格介入直前である。 


追記:
通信衛星による放送や、有人地球周回飛行。 アポロ計画が始まった時期でもある。 宇宙時代、科学時代と。 人類は輝かしい明るい未来を、信じて疑わなかった。 


 自民党の情緒政治              [懲戒免職]


 シーリング(上限)が外されたと言って、政権与党 自民党では族議員、大いに結構という風潮なのだそうであり。 またも巨大な予算要求がなされているという。 去年度でさえ予算の半分しか税収がない状態で、つまりは半分を借金、国債で賄っている状態であったのに。 消費増税をひかえ、とらぬ狸の皮算用。 行け行けどんどんのぶんどり合戦、社会保障のみに使うといったうたい文句は、どこに行った。

 言う事がいい、「これまで社会保障に回さざるを得なかった必要な予算を、やっとちゃんとしたところに付けられるようになった。」 ? 選挙で世話になったところへの、恩返しだろう。 投票と予算要求、政策が、情緒に牛耳られている。 霞が関の情緒と、日本社会の強いものの情緒。 これに加えて、米国の情緒に機敏に反応するのが、自民党の政治なのである。


 甘利大臣の情緒論              [おかしな帝王学]


 東電の柏崎刈羽原発再稼働に対し、報道ステーションに生出演した甘利大臣は 「情緒論と言うのは判断を誤る」 として、再稼働に反対する新潟知事や多くの国民感覚を 情緒 で切り捨てようとした。 情緒に流されているのは、そちらだろう。 

 貸し付けている銀行や株主を守り、東京電力という組織を守る。 今もこれから老後までも、安心してこれまで通りやって行きたいという 情緒 に見事に応えているのが、あなた方の政治ではないか。 市井の人々の感覚を馬鹿にするのも、いい加減にしていただきたい。  情緒で票を取り、情緒で政権運営を円滑に進めるあなた方が、何を言うか。 


追記:
メディアを通じて、情緒論に流される非論理的、非科学的な者どもとして、人々のまさに情緒に訴える。 変人として葬る。 これらは民主主義の原理運動の敵が最も得意とする手法であり、我々はこの sophisticate されたやり口に、もっともっと詳しくなくてはならない。 


 神の望まない経済成長              [苔の生すまで]


 なぜ世界経済が低迷しているのかと言えば、それはこちらから見れば明々白々の事で。 神がそれを望んでいないからだ。  自然の創造主である神という二段論法を出さなくても、我が日本においては自然そのものが神である。  これは何千年か遡れば地球上全ての地域で共有されていたもので、いささかも新参の突飛な感覚ではない。   市場には神の手が宿るという向こうの理屈を、逆手に取ろう。   人類文明、もしくはそこでいまや神のように崇められる 経済 を。 神は、疑問に感じておられる。


株主と銀行を守る              [天成人後]


 古賀茂明氏の受け売りになるが、汚染水問題などでどうにもならなくなっているように見える Organization 格、東京電力がどうして破たん処理されないのか、分からない。

 東電のシナリオとは、こうだろうか。 いやいや土壇場になって数多ある問題が表面化し、世論に押されて政府が前面に立つ。  何の事は無い、税金を投入すると言う事だ。  その前にやる事があるだろう。  地域独占の電力会社から電気を買わざるを得ない仕組みに、GHQの頃からされていた庶民、国民と。 その企業経営に株主として参画した者、また資金を貸し付けた銀行の責任は、とてつもなく違う。  株式市場や金融といった資本主義の根本と、そのリーダーが何かと口にするフェアネス(fairness)は共存しているか?

 資本主義で、時として株への投資が莫大な利益をもたらすのは、投資側が企業をその洞察、さらには慧眼とまで呼ばれるような眼力で見極めるからであろうからであり。 それに失敗すれば株はただの紙切れになるという事が、資本主義のフェアネスを担保している。  また、巨大 Organization 格 である銀行が安全な貸付先を求めるのは最も肝要な事で、人様から預かった資金をおかしな企業に貸し付けていたら、やはり債権を失い専門家としての能力を厳しく問われるというのが、フェアだろう。  彼らの大好きな、結果。  その結果論としてここでフェアネスを論じて、なんの不都合もない。

 結果論で言わせてもらう。 なぜ、東京電力のような会社がいまも破たん処理されず堂々存在し続け、その株主や貸し付けている銀行がのうのうと守り続けられるのか。 


追記:
株価は下がったろうが、貸し付けた銀行はほんとに無傷だ。 手鏡で葬られた植草氏のブログによると東電のメインバンクは 日本政策投資銀行 といい、財務省OBの最大の天下り先組織だという。 自分らのおいしい天下り先を温存する為に東電破たん処理をさせない、そんな馬鹿なと思うが、それが冗談や洒落でないのが、いまの日本なのだと思う。


 遮水壁と小出氏              [おかしな帝王学]


 福島の事故直後、いままで無名の虐げられていた存在であった 熊取六人衆の生き残りである小出裕章氏によって語られていた 遮水壁。  これが事故から二年半も経とうという時、これから向こう二年をめどに。 これも電気を使ったと言う事であろう、凍土による遮水壁を造ろうという。  東電テイスト、満載である。 

 諫早湾を遮断した時の、すとんすとんと巨大な鉄板。 これで地下水の流れを遮断するのかと思いきや、その装置の維持にエネルギーを、その在る限り必要とする。 ぽいと言われれば、あまりに電力業界っぽい発想で、感心する。 

 小出裕章さんのような人が原子力規制のトップになる日本と言うのは、高望みが過ぎるのだろうか。 



参照:
≪ 熊取六人衆 ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2011-04-13-3


病院の坊主とオカマ              [才蔵]


 少し年上の知人が居た。 一時期、友人としてもいいようなやり取りがあった。 その時期、深い話も出来るかけがえのない存在と感じていた頃。 彼は、坊主になった。 八十年代後半の事と、記憶している。 ああ、またそこに逃げたか。 正直、そう思った。 同じく深い話の許された二人の友人はそれぞれ、新興宗教のグレーゾーンに居るものとキリスト教に帰依した。 楯も持たず、思うところを外連味(けれんみ)なくぶつける。 セメントの相手が、居なくなった。 帰依するとは、全て分かった(かのような)立場から相対そうと言う事で。 フェアなやり取りは、無くなる。

 教祖の日蓮の映画だと言って、中村なにがしの映画を見せられた。 日蓮の凄まじさについて、異論をはさむつもりはないが。 映画を見た印象は、人が死にそうだからと言って枕元で必死にお経を唱える坊さんと、上人様とホモのようにまとわりつく弟子だった。 

 坊主とお経は、人が死んでからのものだろう。 いまや葬式産業と化した日本の既存仏教界、坊主が屏風に、、、ではなく、坊主が病院に居たら、どう感じる? あの頃の仏教は、生きていたのだと。 うらやましく思う。 しかしこの知人の坊主は、他宗派でも頼まれ葬式坊主をするという。 

 先述したが、日本仏教は浄土真宗を除き明治まで妻帯が許されず当然、世襲も無かった。 ひとケタの年の頃から、男ばかりの世界だけで生きる。 業、カルマ(karma) がオカマになっても、不思議は無いような気がする。 その件の知人によれば、額に入った言葉に、いやに肉欲の戒めが多いと言う。 人里離れた男だけの社会でどうして、ことさら淫らな行いを戒める言葉が続くのか。 


カトリックとプロテスタント、偶像崇拝とイスラム          [文化の日]


 日本が長崎で相手にしたのは、まずポルトガル、ザビエルのスペイン。 ルネサンス後のヨーロッパの隆盛が、鉄砲とキリスト教になってやって来た。 あちらから見れば、宗教革命、プロテスタント革命の直後である。 続いて日本が相手にしたオランダ、幕末のイギリス、そしてアメリカは。 総じてプロテスタントである事を、興味深く思う。

 免罪符あたりを大金で取引していたというようなキリスト教界に対し立ち向かった宗教革命 プロテスタント には、共感するところがある。 昭和三十年代の質素な民家を使った、マリア像の無い教会を思い出す。 金満聖職者を告発するなら誰でもできるだろうが、偶像崇拝の禁止をその存在理由にする。 釈迦もイエスもムハンマドも禁じた偶像崇拝、これを今も厳に禁じているのは プロテスタント と、イスラムだ。 

 このイスラムとプロテスタントの国が激しく血を流し合うのは、不思議だ。 共産主義と資本主義ではない。 偶像崇拝の禁止という、見上げたところで一致している両者が ここまで対立するのは、双方の宗教者にとって見過ごすことのできないはずの事だ。 

 造り物の宗教的な像に有り難く手を合わせ、拝む。 かろうじてこれをやっていなくとも、しかし偶像が社会で大いに幅を利かす。 資本主義社会、メディア社会。 プロテスタントの国々が主導してもたらしたようにも見える。  ひいては、物質の世界と精神の世界を明確に区別してとらえる感性の問題に繋がる。 


追記:
もとより神道、仏教の影響が社会的に強い日本では、こんにちカトリックとプロテスタントはそれなりの範囲で拮抗した状態である。 


土石木流と林業              [天成人後]


 何年か前、中央高速を走っている時に土砂崩れとおぼしき痕をいくつか目にした。 TV のニュースで見る、斜面崩落、がけ崩れ。 いま思えばそのもので、民家への被害や人的被害が無かったので無かった事の様になっているのだろう。 風景として、著しく好ましくない。 

 水に押し流された土石のみならず、大木が被害を大きくしているのではと、ふと思う。 合板ではなく、無垢の木を持ち。 いくら根を張っているとはいえその重さは、土石流そのものの発生に関わっているのではないかと想像する。 

 豊かな森林を存分に利用する、林業。 木材で、TPP あたりは大いに頑張ってほしいものだ。 自然と調和するということが本来的な意味に感じられる 神道 を、その成り立ちから持つ 日本 において。 なぜ、林業が廃れているのか。 


うるさい飛行機、田園都市              [Pub 居酒屋]



      この前仕事で千葉の柏、といっても千代田線の範囲だけど、何時間か車で待機してなきゃならない事があって。 春の終わりで結構 暑いなと思ったけど、いい天気でさ。  そん時おどろいたのが、飛行機がほんとに飛ばない。 空は静かなもんで、一回ぐらいセスナが飛ぶのを見たかな。           うちはバブルの頃、日本一の地価上昇あったとこの近くだけど、凄いよ。      賃貸の安アパートだろ。        米軍機か自衛隊機か、南北方向に日によっちゃひっきりなしだ。  低空で飛ぶもんだからさ、かなりうるさい。 立川、福生あたりと、厚木を結ぶルートなのかと思うけど、そういや西国分寺駅の近くでも凄かったな。 
めずらしいプロペラ機、四発のね。 それから双発のヘリ。 ペイント変えればそのまま旅客機になりそうなやつ。 それに、戦闘機! 戦闘機は、うるさいよ。 また来やがった、なんて出て見てると。 ゆるい弧を描いて周回してるわけさ。 きっと十㎞とかの直径でグルグル。          高度が低いってことは、影響が狭いって事だろ。 そんな高級住宅地の事は、みんなよく分かんないって。 


追記:
在日米軍に独占使用権のある、横田空域というのがある。 三次元的な非常に広大な空域で、たとえ西からの便でも、千葉の市原あたりや東京ディズニーランドの上を低空で羽田への着陸態勢に入る理由だ。 その横田空域を、軍用機が結構な低空で自由に飛ぶ。 


税とポスト近代              [天成人後]


 消費税の増税がいわれている。 もう法律も通っているのだから、よほどの事がない限りという状況だ。 口が肥えて、税しか口にしないと言う伏魔殿の役人、それに群がる民間。 この図式が何も日本だけの問題では無くて、白人、西洋、ヨーロパの、歴史的に見れば中心に居ると思われる ギリシャ で問題が表面化したことを受け、この問題はポスト近代の入り口において、実は最大の問題なのではないかと思われる。

 税、公金と呼ばれる、広く薄く徴収された結果、巨額となる。近代において最大価値、もしくは唯一の価値とされた。 経済、お金の問題である。 軍備も お金 で買える、文化もお金が育てる。 経済が至上のものとなった時代、近代の最後に。 国、公というものが扱う金について、とことん考えて行けば、人類の新たな段階が見えてくるのではないか。


経験のない雨 と、参議院 - Unprecedented Rain and The Upper House                        [天成人後]


 毎日のように、まるで旧約聖書の ノアの方舟 のような ニュースが続く 。 日本各地で これまでに経験のない豪雨 が、降る。  Unprecedented Rain 、あなたのルーツに関わる場所は、まだ無傷だろうか?

 電力を手に入れるのみならず、おおよそ全ての人類による活動は CO2 を増やす。 これが経験の無い雨と無関係だと言うなら、それを小学生にもわかるように説明すべきだ。 G2 とされる、米国、中国。 その次とされる、日本。 そして EU 。 

 気象庁に望むべくもないが、Organization 格 がもしまともなら、その専門分野からの指摘なり警告なりを近くの 霞が関 にも行うだろうし、永田町にも訴えるだろう。  しかし、三権分立とやらで、大事なところは全ておさえ。  政治家を、政治屋として操る行政・官僚機構といういま。 そもそも気象庁にそこらまで求める事は、おかしい。 頭の無い、並列の巨大なコンピューターネットワークの一員なのだから。 

 こんなところ、日本の上院である参議院で議員によって方向性が示せれば、この上ない。 二院制の意味もあるし、なによりここでの議決は。 世界をリードするべきものだ。  古代ギリシャのような議論を期待したい。  もしこの静かなイニシアチブを認めない国があるとすれば、それはただの二つなのだろう。   人類は、経済を無差別級としてしまった。


 ふくしま              [苔の生すまで]


 古来、日本には地震と言う災害があった。 これに近代科学によるテクノロジーの所産が加わって、福島の原発がある。  正面から、日本人は立ち向かえ。  人類、世界最先端の国、民族として。 日本に与えられた、試練だ。   あっという間の、通信端末革命。  比して、気の遠くなる原発の処理。  このふたつで横綱を張るのが、日本ではないのか。 


人類と放射能 – 専門性の不明          [天成人後]


 原発推進の連中がよく言うように、自然界にはそもそも放射能、放射線の被曝が僅かながらある。 宇宙から飛来してるものや土壌に含まれるものなど、一定量の放射線をあびている。 これを過大評価して原子力の危険性を印象として最小化させようという連中は、外道である。 金と面子、これ以外で彼らを動かしているものがあるとすれば、専門性というものが持つ 不明 ということに他ならない。

 専門性の不明を、経済がいいように操り。 現在がある。 原爆があまりに非道であるというならば、平和利用で 原子力 。 人類は原爆を手に入れて、もう人には敵が居なくなった。 あとは自然だと、人類の五十年代、六十年代はある。 1969 年に一度 人類は気付くが、それを無かった事として七十年代、八十年代。 そして東側が消えても、九十年代。 あの、二十一世紀の精神異常者 ( 21st Century Schizoid Man) が出現してもう、十三年目になる。  経済が、我々の気を狂わす。


追記:
キューリー夫人やアインシュタインによって、放射能の利用が示された。 アインシュタインは副産物としての核の利用を快く思わなかっただろうが、それは原爆という形で二十世紀も前半のうちに成し遂げられた。 この異例の速さは、ナチス・ヒトラーを外しては語れない。 廃棄物を自然に返せないという属性からして、原子力はすでにポスト近代の哲学に認められない。 これは、経済に牛耳られた、専門性の不明(ふみょう)を正すに他ならない。 


 温暖化とヒートアイランド – 大気組成と熱          [才蔵]


 まだ六月の末、フィリピンから帰った人に、「東京の方が暑い」 と聞いた。 メディアを通じてインドネシアあたりが逆に涼しく、東京の方が暑いと言う人を見た覚えがある。 こちらでも全国の天気を観れば、沖縄・那覇より福岡や名古屋あたりの方が気温が高い。 暑さは、もう熱帯だけの問題では無い。

 豪雨、雷、強風、竜巻と。 熱帯地方を襲う台風だけでなく、嵐に見舞われる深刻さは、かつての温帯にも及んでいる。 地球規模の、何かが起こっている。 有史以来の事ならば、有史以来の科学と技術で、真摯にこの問題に取り組んでみたらいかがかと申し上げている。 これこそが、真のポスト近代における防衛の形で。 地球幼年期の終わりに、繋がる。 


 電車の冷房              [近藤 武]


 私鉄が十メートルも離れていないところを走っていた少年期だったので、鉄ファンの端くれである。 昭和の四十年代前半、西暦で六十年代後半。 中学に入ってその私鉄で通学し始めた頃、関東初の冷房車両が通勤電車に登場した。 集中型(車両にただ一つの、いわゆる室外機)と、分散型(数個に分けた室外機を屋根に載せたもの)が何編成か走り出し、ひどく興奮した。 冷房車両に乗れたら、大当たり。 空気ばね以来だ。 親父にもらった手帳に、四ケタの車両番号を書き込んだ。

 そんな頃。 地下鉄は冷房化できない。 室外機から出された熱はトンネル、ホームの、いずれ閉じた空間に溜まるから、そう言われていた。 もともと地下洞窟と同じように、夏涼しく冬暖かいとされた地下鉄らしいが、構造を覆うコンクリートはおおむね石と同じように熱をため込み暑くなる。 こんにち、もちろん地下鉄もすべて冷房化され、ホームの利用者がうだってしまわないのは、ホームを冷やす空調だ。 電車に乗ってしまえば、走行中ふんだんに地下トンネル内に熱をふりまいている車両に守られる。 その熱は都市の地上に、噴水のように吹き上がっているのだろう。 


追記:
現在人類が手に入れている熱交換は他の動力などと同じく、いまだひどく効率が悪く、必ずその副産物は熱になる。 だから過度に集中が高まった都市では、蛇が自分の尻尾に食らいつくような事になる。 温暖化に加えての、ヒートアイランド。 熱都市現象だ。 もちろん駅までの暑い道を歩き、車内の冷房に救われている。 与えられたものをほどほどに使わしてもらいながら、もっと前に進めと聞こえる。 


 科学脳を包括する、哲学脳              [文化の日]


 産業革命以降、今日までの社会変革を 近代科学テクノロジー革命と称したい。 人類を一つの体ととらえれば手足とその五感を、人の体の外に科学で作り出したサイボーグ技術で飛躍的に発展させたのが現代だろう。 頭の一部も、科学脳というところではいい線をいっている。 

 知り得たことで判断し、手足が出来る事のおもむくままにせず、むさぼらない。 日本では縄文の時代に常識だった。  人の頭が重くなり、一度でんぐり返った 哲学脳 が求められる。


 イスラムの酒              [文化の日]


 酒の境地も、捨てがたい。 こちらは お上 が酒を認めているが、イスラムではこれを禁じ。 ホメイニ は、 ハシシ は身を清めると言った。   どちらかを選ばなくてはならないような 地球幼年期 は、早く終わりにしたいものだ。 


竹島問題とネトウヨ              [才蔵]


 竹島は島根県に属し、日本固有の領土である。 韓国が不法占拠を続けている。 これが半数以上の日本人によって認識されているはいいとして。 まるで 007 の基地のようなコンクリート製の堅固な建造物が建設され韓国軍が常駐し、日本は今や手も足も出ない状況である事。 また、これが自民党政権の時代にメディアも黙らせて国民に知らされないまま成されてしまった事を、いったいどれだけの国民が認識しているのか。

 おめでたく飼い慣らされた ネトウヨ 諸君は、まさか先の民主党政権の時代にこれが成されたとでもいうのか。 北朝鮮による拉致の問題と記者が問えば、行方不明者の問題であろうと重鎮・野中氏あたりが訂正していた、諸君の大好きな 自民党政権 の時代に、竹島は今のような韓国による占領下におかれた。 2009 年の政権交代前の出来事だ。


追記:
あいだを飛ばして言えば、米国の言いなりの自民党も民主党も。 真の国粋にとっては、敵である。 ネトウヨと言うレッテルはりを、持ち前の身のこなしの良さでかわしたかに見える、安倍サポーター、麻生サポーター、自民サポーター。 かつて在日、在日と。 座敷犬のように騒いだ、ネトウヨ。 最強最大の在日は、在日米軍だろう。 沖縄の女の子が強姦されても一言も発しないネトウヨ、 米国には一つもたてつかない自民党を礼賛するネトウヨ。  君らは、日本人か?


参照:
≪ 竹島と尖閣 ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-12
≪ FEN から流れる、変な日本語。 ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2012-10-18


 レジ袋と川鳥              [天成人後]


 高度成長期後半から首都圏で見られた野鳥は、スズメ、カラス、鳩に上空でヒバリ。 運が良ければ、オナガ。 梅雨の時期には ツバメ といったところでは、最近までなかっただろうか。 このうち鳩とカラスは、ひと由来が強い。 

 東京の南の県境に走る川をここ二十年程、都心に出るたびに見てきたが。 白い川鳥と一瞬思ってもスーパーのレジ袋という時代を経て、本物の白い川鳥が数羽でたむろすという昨今だ。 見間違えかと思いきや本物だった時の嬉しさは、じわりと我々を支える。  都内の善福寺川では、鴨がかわいらしく何羽かで川に浮かぶ。  下水の発達で、都市の川が劇的にきれいになっている。

 木が生えて、土の地面が露出している空間を、都市では公園と呼ぶ。 首都圏で、そこにいわゆる野鳥が顔を出してきたのは、ここ最近の事だ。 低空でランディングし、得意の早足で地上の行動に移る、明らかに野鳥。 オナガにしては胴が太く、そもそも長い尾がない鳥。 庭先の手の届くような近さでホバリングする、目の周りの白い暖色の小鳥。 ツバメをほとんど見なくなったのは寂しいが、スズメでない野鳥に接する機会が増えたのは嬉しい。 


追記:
スズメの可愛らしさは、簡単には言葉に出来ない。 人が居ない時に近くに来たスズメには、必ず歯と唇で鳴きまねをし挨拶をするようにしている。 


 正力ゆかりの読売に、山本氏生出演              [おかしな帝王学]


 東電が素人目にも明らかな汚染水の海への流出を認めたのが、なぜか参院選挙の翌日 (2013.7.22) であった。  ちょうどその日、たまたま、昼の日テレの、午後の報道バラエティーで、当選ほやほやの山本太郎氏が生出演するのを見た。 この番組は大阪の読売放送だから、氏は中継放送での出演だった。  最後の質問に答える際、あとどれだけ喋れるかを確認したうえで始めたが、あと一分とされた割にはえらく短い印象でCMに切り替わる。  メディアと原子力、とりわけ正力ゆかりの読売系には好ましくない発言のせい(被ばくを言ったら三十秒)かと、妙に合点する。 

 先述した通り、電力、原子力の問題を徹底的に考えて行けば、やがて思いもしないような大きな敵を倒すことに繋がる。  これは 民主主義の原理運動 における 敵 に、他ならない。 


 テーブルマナー – 所作、作法              [文化の日]


 食べる事は、そもそも いやしい。  人様の命を戴いて、快感まで得る。  だからこれをいかに いやしく 見せないかに腐心したのが、 テーブルマナーというものだろう。 

 見えないいやしさに浸り込んだ者が、みな表向き非のうちどころのない テーブルマナー を持ち備えている。  これを 末法 というのではないか。  現実は常に極と極の中間にあるが、今どちらの極に近いだろう。  人間なんてそんなものと言う、 子供なんてそんなものと言うに等しい。 



 参議院選挙              [天成人後]


 自民党が圧勝なのは事前に常識化していたが、共産党の伸びと東京選挙区での山本太郎氏の当選が目を引いた今回の参院選だった。 争点と言っても結局は 景気、 経済が一番に来て。 その他、TPP やら原発やら、憲法改正やらも取りざたされたが。 こちらの主張にそうのは、みどりの風、山本氏、共産党、小沢氏の生活の党、社民党もそうだったか。 我々は、TPP に原発に、いまここでの憲法改正に。 そして自公民による消費増税に、大いに反対する。 目先の景気や気分で惑わされるのが、あたかも有能であるように評価される人事がおかしい。 

 韓国歴史ドラマを見ていたら、「彼らも我が愛おしい、しかも飛び切り優秀な者たちではないか」と、王が役人をかばうところを目にした。 一理ある。 主権は国民にあるとするなら、我々は王として。 役人を尊重し、使いこなそうではないか。

 そしておかしな政治家も政党も、わが日本の捨て難い人材によってある。 参議院ではまず党議拘束を禁止し、政党があるとすれば選挙に通る互助会あたりに出来れば。 参院の存在意義、二院制の意味が出てくるように思う。  


 人類の宝              [苔の生すまで]


 同類であると言う事は、 種 として弱い と言う事だ。   病原体と免疫など考えるに、ひとつの種がすべて同類ならば。  生き残っていけない。  だからユニークな民族というのは、人類の宝 なのである。


 好ましい忘れっぽさ              [才蔵]


 たとえば。 フォッサマグナ、中部に走る日本を二分する境目あたりで、不気味に土砂崩れを起こしていた静岡の茶畑は今どうなっているか? あれだけそれで稼いだ地上波 TV は、当たり前のように何も触れない。  便りの無いのは、いい便り。  とでも言うのか。   限りのある放送時間で伝えられなくとも、ネットで後日談を伝える、それがあれだけ稼いだ者のつとめではないか。


追記:
税・公金の使い方については。 便りの無いのは、良くない便り。


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