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670 km までは一人で              [天成人後]


 670 km までなら一人で運転してよろしい、というお上の通達はあったという。 しかし、それに車両の出発地からの距離は含まれていない。 長距離バス運転手には、組合らしい組合は無さそうだ。 

 指針でも何でもいいが、行政としてこうあるべしというものを決めるときに。 なぜ、現場の声が入らないのか。 例えば、長距離バスの運転を数十年も続けられ無事故で引退した人の声を聞いたか。 法とその運用に関わり、それをサポートするのが。 行政であると思う。 

 また、仕事の流れとは金の流れと同一で。 それはあたかも現場に向かって流れるように思われるが、現場が無ければ金の流れはない。 であるにもかかわらず、出世とは現場からどれだけ遠ざかるかの競争に見えてならない。 



たとえば鎖国              [おかしな帝王学]


 冷戦とはある意味、東西の鎖国戦争だったと言えるだろう。 共産主義陣営と資本主義陣営という意味での、東西だ。 ドンパチやることなく、睨み合って譲らない。 

 いまだ数々の脅威が存在し、それに対する抑止力としてまだまだ軍備が必要とする先進国だが。 いっそのこと鎖国して、世界的に冷戦に入ったらどうだろう。 技術も物資も、他の国には渡さないのだ。  縄文時代でも石器の材料としての黒曜石が、はるかな距離を経て取引されていたと聞くが。 石油あたりがそれに相当する物資として、かろうじて取引されるだろうか。

 世界的に紛争が多発する時代より、世界的に冷戦鎖国状態の時代がよほど好ましい。 世界中が北朝鮮になる前に、みな軍備を削り出すだろう。 なんなら鎖国も辞さず、の心構えで行けば。 日本はすでに、世界最強の国家ではないのか。 


参照:
《 なんなら鎖国 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-11-10
《 必要な貿易 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-10-24



天文と暦              [文化の日]


 人の外側に広がる世界、自然界。 人はまず天体の動きが、気になった。 夏至や冬至を定め、暦として使う。 古代において、天文と暦とは ほぼ同義であったのではないか。 まず 太陽、そして月の運行について。 人が数をかぞえ始め、それを記録するようになったころ。 原始の天文は始まったのだと思う。  

 棒を立て、影の長さを見る。 明らかに規則性がある。 地球の公転周期がまた、ちょうどいい。 数える、記録する。 月が明るい。 月の三十は、もう知っている。

  

 ほんとうの 子供の日              [箱根アフロディーテ]


 昨日の午後夕方近く、虹を見た。 続いた雨が上がり、そして今日は五月晴れ。 宵には、まん丸のお月様と幸運の黒猫。 みな、四十二年ぶりの原発停止を祝福しているようだ。 

 将来世代にツケを残さない、消費増税でよく聞く言葉だが。 廃棄物処理を次世代につけ回す 原子力 にこそ、この言葉が言われるべきだ。 いい、子供の日になった。

 日本の原発は、現在 一基も稼動していない。



オーソドックスと個性              [文化の日]


 ピカソは、その初期の段階で非常に緻密なデッサンをしていた。 当時の写実的な油絵を見て、驚愕した記憶がある。 その後、我々が知るあのわけの分からない ピカソ になる。 

 個性、という言葉を思う。 オーソドックスを極めての個性というのは、とてつもないのだろう。 


印象派と写真:
《 たとえば写真 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-02-22


行政改革と公務員制度改革は、消費増税の前提である          [懲戒免職]


 なぜなら、その上げた消費税はもちろん、その入り口から出口まで、取るところから使われるまで。 全て彼ら公務員の取り扱うところとなるからだ。 経営工学でもマネジメントでも、管理工学でもゲームの理論でも何でもいいが。 投入したものが、最大限に生かされるようしなければならない。 あたりまえの事だ。 

 行政改革 ” 懇談会 ” の初会合が今日 開かれ、参加した民間の有識者十人の中から 「 行政改革や公務員制度改革が、消費増税の前提かのように言われるのは違和感がある 」 との発言があったという。 どうやら連合の会長らしい。 これがその場にふさわしい有識者だろうか。 国の経営を考えた時に、よくそんな事が言えるものだ。 まわりの経営者たちはこの発言に違和感を感じないのか、ならばみな辞めればいい。 


小沢控訴              [おかしな帝王学]


 かつて、NHKの日曜討論で小沢氏が 「 NHKさんもご存知と思いますけれども、同じように政治資金で土地を購入してる人は、私だけじゃなくて他にも結構いますよね 」 と さし の司会者に念押しした。 司会者は小沢氏の発言をなかばさえぎるように即座に 「ええ、他にもいますね」 と答えた。

 政治資金による土地購入の話で、小沢氏が批判を受けている時だった。 メディアでは民主党の黄門様も 「政治資金で土地買うなんて聞いたこと無い」 と発言し、小沢氏は前代未聞の事をしてたという扱いだった。 ところが、 NHKが速攻で 「そんな珍しい事でもないです」 とあっさり認めてしまうのを見て、しばしあっ気にとられた記憶がある。 

 控訴にあたって、検察官役の指定弁護士、苦悩の決断とある。 どんな苦悩だったのか、よく聞いてみたい。 小沢氏の側に突っ込まれて痛いところがなかった、とは思えない。 しかし西松、地検特捜強制捜査、検察審査会、そしてこの控訴と、どうも胡散臭い。 この成り行き、誰が喜ぶだろう。



家庭用電力料金値上げと消費増税              [懲戒免職]


 東京電力が、家庭用電力料金10%値上げを申請したという。 西澤社長の、最後の御奉公というところだろうか。 料金値上げは、義務であり権利であると公言した現社長だ。 虫唾が走る。 

 不動産資産を莫大に所有し、仕事を下請けに何次にも渡って下賜し。 その仕事の下流に位置する会社、 Organization 格 に向かって、幾重にも天下りを送り。 不始末は全て、国民への負担増で決着させようという。 日本最大の Organization 格である霞ヶ関の官僚機構と、同じ構図が見て取れる。 霞ヶ関と電力会社は、相似形である。  

 地域独占で総括原価方式の電力料金値上げと、霞ヶ関にちぎれるほど尻尾をふる政権が命を掛ける消費増税は、まったく同じカテゴリーのマターだ。 もっともらしい理屈をつけて、市井の民をたぶらかす。 賢明な世論は、決してぶれてはいけない。


原理運動の根本              [民主主義の原理運動]


 人は最小単位の Organization 格であるが、いってみればそれが最後で。 何人集まって徒党を組んだところで、していい事と悪い事が、個人と比べてあるわけがない。 これが、民主主義の原理運動の根本である。  


めっきり静か              [友人への手紙]


 どうもおかしな流れは、続きますね。 有罪にというよりは、被告人にしておく事が目的にも見えます。 控訴決定の次の日までは報道もあったようですが、今日あたりになりメディアはめっきり取り上げない印象です。

 おっしゃるように、このまま小沢氏が代表選に出ればいいのにと思います。 何ヵ月かかけて気になるところ、話しを訊きたいです。

 まずはとにかく、霞が関について。です。

         2012/ 5/ 11 21:21



Living   暮らし              [箱根アフロディーテ]


 
 「 暮らしの手帖 」 なんていう雑誌を出そうとした場合の、暮らし。 人がその住まいに居る、人生の時の総算が 暮らし なのだと思う。 ここを石油に電気、エネルギーをふんだんに使って利便を追い求める 近代 というものが。 覇権を握って、離さない。 暮らしが、世界均一になってよいのか。 

 死の対になるような、Live という言葉を 暮らす とする。 我々はこの潔さを、あっぱれと感じる。 住まい、つまり世帯を運営するという事は。 生きる基本なのであり、世帯は個人の次にある根源的な Organization 格 だ。 世帯の運営は、現業そのもので。 現場そのものである。    



製薬会社              [おかしな帝王学]


 公に属するものがヤバい。 製薬会社は自ずと行政の規制を受ける業種だ。 旧・ミドリ十字は、薬害エイズ事件で取り沙汰されたが。 ここが、戦時中に人体実験など行った旧日本軍の七三一部隊に関係していた、とも聞く。 日本最大の Organization 格 は霞ヶ関の官僚機構だが、そこと自ずと大きく関わる Organization 格 もまた、ここに来て問題を抱えている。 

 向精神性の薬物が、営利をむさぼる Organization 格 の餌食になっているように見える。 そも、我々の受け取る医師の処方による薬は、その一部が彼らとの交際費のようなものだ。 治っても指示どうり飲む者は、居ないだろう。 

 病院も開業医もまた、Organization 格 である。 法人になったとたんに、多少のことはいいだろうとなる。 これにせいぜい三割の実負担である国民皆保険制度が、皮肉なことに拍車をかける。 もし十割の実費負担が増えれば、我々ももっと考えるだろう。 

 社会保障の改革を言うのなら、現在の薬を売ってなんぼのようなやり方を改めるべきだ。 これは、近代科学テクノロジーによって医学の進歩に貢献する製薬企業を、いささかもおとしめるものではない。 

 

生活保護の問題              [おかしな帝王学]


 国民皆セーフティーネットであるべきはずの、生活保護制度がおかしい。 不正資格受給とおぼしき例は、そこいらにある。 国民年金の額よりよほどもいい生活保護の受給額。 年金行政と同じ不透明感が漂う。 

 資産を使い切ってからでしか受給できないということで、コツコツと万が一の事を考え倹約に努め貯金をして来た者は、後回しにされる。 あればあるだけ使った人間が、ゲーム理論の勝者だ。 人生の誰にでもある悪い時期、ここの何ヶ月か何年かを支えるのが、生活保護ではないのか。 一度、保護の受給資格を手にすれば。 まるで一生もんのように手にし続ける。 これが、おかしい。 

 おかしなことでも、必ず理由はあるのだと思う。 国の予算を膨大に食うこの制度でおいしいのは、官はもちろんの事、民にもあちらこちらに居るのだろう。


日本の議会              [天成人後]


 議会が制定されるのが、1890 年になっての事という。 明治も半ば、の事だ。 それまで色んな混乱があった事が想像される。 憲法も含め、今の日本に通ずる体制がこの明治二十年代に整ったようだ。 我々に馴染みの深い、首相や内閣も。 これを待ち受けるように、既にあった。 

 予算が通らず苦労した、などという話は。 まったく今の国会運営、政権運営につながるようで。 百年以上前から現在の国家意思決定と繋がる制度を持つ、世界でも数少ない国として少し誇らしい気分になる。 東洋にこのような国があるか、では西洋に幾つそのような国があるか。

 この内閣も首相も、二院制の議会も。 戦前戦中を含めて、途切れることなく現在まで続いている。 あの官僚機構の一部である海軍省・陸軍省、軍部官僚が。 議会も内閣もそして首相までも牛耳る、戦時があった。 対米敗戦があり、それでも残った官僚機構。 

 強いものは認めるという、米国の国風があると聞く。 ゲームの理論でいけば、より強いものを平定し。 それを使いこなすのが、もっとも成功する秘訣だろう。 日本の明治以来の官僚機構、日本のエリート達がどれだけ優秀だったかと言う事かと思う。 

 選挙権、被選挙権の問題を除けば、1890 年代から。 日本の議会制は大きく変わってはいない。 首相も内閣も、行政機構を統御すべく存在している。 これが官僚機構を統御出来なかった例としては1945 年の敗戦に至る過程があるが、経済が主戦場になった時代の危機的状況を現在の日本に見るような気がするのは妄想が過ぎるだろうか。 海軍省・陸軍省が財務省に代わっただけで、またもや同じ間違えをしようとしていないか。 




 政治家、橋下徹              [おかしな帝王学]


 酸いも甘いもかみわけて、清濁あわせのむ。 戦後の日本の政治家に求められた事。 もとより政治家というのは、そういうものだろう。 橋下徹大阪市長が、あちら側の言う原発 再起動 というやつを容認した。 

 当時与党であった自公の推薦を受けて大阪府知事に当選し、その言動は注目を浴びた。 期待はしていなかったが、すぐに面白いと思った。 霞ヶ関官僚機構、中央集権を厳しく批判し始めたからだ。 こんな時だからこそ、エールを送りたい。 再び機を見て攻めよ、と。

 あの、古賀茂明氏をブレーンに抱え。 大衆の人気を博している。 弁護士タレント時代はともかくとして、政治家になってからの彼の言動は、まともだ。 民主主義の原理運動にご参加いただき、活躍を期待したい。 

 民主主義の原理運動、これは真の日本の独立であり、維新の完遂である。 東が東であることを失わず、西を受け入れれば、日本ではこれだけの事が出来るのだと示す。 



追記: 2015.7.5
あの現安倍政権にすり寄る姿勢を鮮明にした頃から、つまりだいぶ前から、橋下徹は政治家として アウト だ。 憲法改正を訴えるのはいいが、目の当てられないような 姑息さ で解釈改憲を試みる安倍政権の側面支援にまわるような動きは、全く理解できない。 民主主義の原理運動とは、ほど遠い。





関連:
《 橋下・大阪知事 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2009-05-01
《 維新の完遂 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-02-16-1
《 西を受け入れる、東 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2012-02-03


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