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中国民主革命工作          [おかしな帝王学]


 かつて日露戦争のころ、来たるべきロシア革命に向けて地下工作をした日本人がいたと聞く。 明治の日本だ。 東側の問題ととらえ、来たるべき中国の民主革命に向けて現地で工作を行ったらいかがか。 

 反日は、実は反政府だという。 中国共産党独裁政権が磐石かと言えば、そのような事は無いと考える。 選挙だろうが行政だろうが掌握していても、メディアを完全に掌握できなければ今日の中国の様になる。 もっと揺さぶったらいかがか。 同時にテレビの生中継である、国際舞台というやつに。 常にのせればいい。 

 尚、断っておくが。 こてこての 民主主義の原理運動 に基づいての発案で、偏狭なナショナリズムではなく、人類、世界、地球に帰属意識を広げたところからのものだ。 賢明なる中国の同志も、民主主義の原理運動に参加してもらいたい。



 経済無罪              [おかしな帝王学]


 尖閣で大暴れしてくれている中国の民衆は、愛国無罪を口にする。 我が日本では、経済無罪がまかり通る。 

 目先の利益に目がくらみ中国に進出したものを批判するネットの議論に、 新鮮な思いがする。  中国共産党一党独裁政権と、ウイン・ウインの関係でうまくやっていこうと思うことがそもそも間違いではないのか。 


なぜ、石原慎太郎氏は総理大臣にならないのだろう?       [おかしな帝王学]


 自民党の長老、大物も大物。 森元が名字なのではないかと思うほど力のある 森元総理が 「 石原さんとしては、お歳の事もあり。 集大成として、自分の 思い をなんとか実現したいということなんでしょう。 」 と話しているのを聞いた。 この、 思い とは何だろう? 「 総理 」 に成りたいと言う事ではないのか。

 このごろ喧しい政治家は空回りする熱気で、この日本を変えなければと言う。 何をどう変えるのか、とんと伝わって来ない。 言う事と、やる事があるが。 政治家とは、まず言って。 そしてそれを やる 、これがあるべき姿だろう。 ただし、民度の問題で。 大衆が愚かしく、民意など問うていたら国難を生ずると判断された時には。 言わずに やる 、これが許される。 我々はそこまで、愚かしいのだろうか。 するべき事に、 官僚機構の統御 の以外に他があろうか。

 石原氏は、中央官僚による支配体制の打破、という。 まさに我々の一丁目一番地を言ってくれるのだから、大いに応援したいという気にさせてくれる。 しかし、この体たらくの 民主党も 同じ主旨の事を訴えて政権の座に就いたし。 あの 自民党 ですら、同じ事を言う。 失礼ながら、原発や消費増税を容認とは、その決意の程にいささかの疑念を生じざるを得ない。 


追記:
 石原氏はまた、憲法改正を訴えている。 占領側の米国 GHQ より、一方的に与えられた現行憲法を全面的に改めるべきだとしている。 憲法改正と言いながら、実は 九条にだけ的を絞った ありがちな議論でないなら。 我々は、認めたい。 対米追随からの脱却は、この維新の完遂において至るべき到達点であるからだ。 しかし その前に、官僚機構の統御 がある。 これがなくして、国家の大事業は一つも進まない。 憲法全面改正など、危うい限りだ。 
 終戦時、霞が関・官僚機構は米国に対して大きな借りがある。 霞が関がいまのままで、米国に対しものが言えるとお思いか? 霞が関を我々が平定し、その後 米国に言うべきことを言う。 そして、することのない事をせず、すべき事を訴える。 


TPP 解散とかいう寝言でなく、ゼロ 増 五 減 。          [おかしな帝王学]


 政治は俗なものに変わり無かろうが、既に早。 末期の自民党政権のようなさまを、この民主党政権は見せている。 地方区の国会議員が当選するのに必要な票が、ここまで違っていいものか。 司法の問いに、立法府は応えるべきだろう。 さっさとゼロ増五減の定数是正を、法にしたらどうだ。 

 自民、公明と組んで、消費増税だけを命を懸けて法にした現 民主党三代目 野田政権。 またしても行政府にべったりの、立法府。 つかいでが無いと霞が関が思ったら、彼らは政府など簡単におとしいれるだろう。 奇妙な共同戦線。 しかし我々は、二大政党制よろしく自公連立が再び政権に立つのを、望まない。


維新の完遂  Vol.2          [おかしな帝王学]


 東として初めて近代に打って出た、日本。 これが、明治維新だろう。 西に起こった人類史上稀な産業革命、近代科学によるテクノロジーを。 東として、武士道にのっとり正面から受け止めた。 

 行政府が縮まって政府という説もあるように、行政がどうあるのかが国としてどうあるのかに等しい。 明治維新とは、大変な行政改革だったと言える。 いまそこらにお題目として遍在する 行政改革 などとは、まるで違う モノホンの改革で。 世襲で受け継がれてきた地位を、科挙にならい試験による登用に変えた。 官僚制度である。

 いわば国体を守るための明治維新であったが、結果は太平洋戦争の無条件降伏に終わる。 近代科学テクノロジーの鬼っ子、原子力爆弾によって決着した。 幕末にしろ、敗戦にしろ。 相手がアメリカであった事が、興味深い因果だと思う。 文明の核は西に進み、ヨーロッパから大西洋を越えてアメリカ、そして太平洋を越えて日本にとどくというから。 近代そのものの第二次大戦で日本がアメリカと戦い、原爆で負けたというのは、あまりに意味深い。

 さてこの敗戦で変わらなかったものが、三つ言われる。 天皇と霞が関とマスコミだ。 占領軍政府は、行政機構を解体しなかった。 戦後は維新の完遂に向けての日本の努力と、守旧派の西とのせめぎ合いだった。 常に前に立ちはだかったのは、アメリカである。 ここにネットを含め、日本の右翼は何も言わない。 児玉誉士夫 以来の、系譜か。 

 敗戦以来、この日本に課せられたものは 維新の完遂 である。 これは同時に対米独立をあらわし、その前に官僚機構の統御がある。 幕藩体制、鎖国のベクトルが、鍵になって行くような気がする。


参照:
≪ 維新の完遂 ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-02-16-1


 可及的速やかなる脱原発で、どうしてまとまれない。      [おかしな帝王学]


 橋下大阪市長のもとで始まった政党が、原発について何やら焦点のぼやけた話になって来ている。 金輪際、稼働を認めないというようなはっきりした態度を、共産党や社民党以外が何故取れないのか。 とりわけこの時期になって橋下氏は、何故これまでよりも後退する話になったのか。 第三極の中心である日本維新の会に、問い質したい。 先ほど、企業団体献金を上限付きで認めるという維新の会の方針変更が伝えられた。 仲間に原子力村から、それに連なるものからの援助を受けている者が居るという、証左ではないのか。

 これほど世論がはっきりしているものを、何十年も先の話にすり替えたり、どうとでも後で言い逃れが効くようにふにゃふにゃ歯切れの悪い政党は、おかしい。 第三極は、可及的速やかなる脱原発でまとまれば、容易に第二極となるだろう。


選挙区調整。 第三極を第二極に。          [おかしな帝王学]


 小選挙区で選挙を行う以上は、第二極にならなければ話の外になる。 民、自、公のプロレスに目を奪われていては、霞が関、財務省の思うつぼだ。 無理やり争点を作り出しているが、彼らはみな霞が関の僕(しもべ)なのだ。 そうでないという自覚のある政党は、合流、合併に至らなくても、少なくとも選挙区の調整に腐心して、票のつぶし合いを最小限に抑える努力を、残り短い期間に最大限傾けるべきではないか。

 霞が関の操り人形と、まだそうはなっていない勢力との戦い。 言葉にすれば情けないが、実のところ今回の選挙はそんなところであり。 いまのままでは、そこすらはっきりして来なくなる。 だいたい、天下国家の一大事を語る時に 「 あいつとは一緒にやりたくない 」 などという言葉が漏れ伝わるような石原氏、あなたは 総理大臣 に成る気があるのか。


日本維新の会。  原発は、アイドルの音楽か?      [おかしな帝王学]


 橋下徹大阪市長が、あれほど 「 再稼働なんて事を政府が認めたら、これは大変な事になると思いますよ 」 と言っていた大飯原発再稼働をあっさり容認した時。 政治家と言うものは 清濁あわせのみ 、一時不本意な事でも首を縦に振らなくてはならない事もあるのだろう 「 機を見て再び攻めよ 」 とあえてエールを送った。 

 その後、自身は大阪市長という立場があるので国政には出られない、だから維新の会の顔として自民党総裁になる前の安倍氏を、といった話が伝わってきて。 違和感を感じた。 この話はすぐに消滅したが、今回の衆院解散を受けて、かねてより思わせぶりに会談を重ねてきた石原慎太郎氏を党代表にむかえた。 原発の問題でぶれる維新の会を見て、小沢氏でなく石原氏を選んだ彼の限界を見るような気がする。

 自民、公明、民主、そして 日本維新の会 のどこがどれだけ取ろうが取るまいが、結局これらの組み合わせで政権を構成しようという腹ではないのか。 なんだかAKB仕掛け人の秋元氏にとっての音楽と同じくらいにしか、橋下氏は原発を見ていないのではないかと感じてしまう。


再稼働こそが 絵空事 ではないのか          [おかしな帝王学]


 廃棄物の処理を言うなら、原発再稼働こそが 絵空事ではないか。   「 脱原発とか 卒原発とか言ってますね。 再稼働しなければ安全だと思い込んでるようなところがある 」 と、生番組を持つ元政治記者が言う。 間抜け、と言いたいらしい。  「 使用済み核燃料をどうするのか、誰も言ってない。 脱原発は絵空事。 」と、鬼の首を獲ったように言う。 誰が?すでに溜まってしまった核廃棄物を、見落としているものか。  それを、びた一文 増やしたくないという思いが。 再稼働を認めない、という思いなのだ。


事実上の中国占領政策              [おかしな帝王学]


 文化の上ではルーツと言っていい、中国の話だ。  無関心でいられるはずが無い。  日本人が明治維新を経て、日清に勝利しても分からなかった、 中国を我々のパラダイムで動かす術を。 考えたい。  中華を実現した秦の始皇帝も、西の辺境から中原に進出したと言う。  東夷、結構。  モンゴロイド、黄色人種、東洋の先端を走るものとして、日本は中国に関わりたい。

 中国は商人国家で、共産主義でなければそのどうしようもなさを何とかできない。 日本のテクノクラートの言葉として、思い出に残る。 そこが市場経済をとり入れたのだから、こんにちのありようも不思議はない。 地球を守るとはおこがましいが、自然を敬う心を静かに伝えたい。

 この冬の寒さで家庭用の暖房として石炭が焚かれ、それが大気汚染の原因にもなったという。 工場、自動車。 言うに及ばず。 公に、誰もに見えるかたちで中国に呼びかけたい。 石炭の利用などは我々も思うところ、家庭用暖房に日本でも使えるような機種を造ろう。 差し上げようではないか。 


 自立とは、異な事              [おかしな帝王学]


 米国の言いなりとはいわないが、アメリカの思惑通りに政権運営しているとうつる 安倍総理 が。 その施政方針演説で「自立」を繰り返し訴える姿が、不可思議でたまらない。  もしや、自立とは自前の軍隊を持つと言う事で。 それがあにはからんや、まるでどこぞの州兵のようにオペレーションをこなす。  これが目的かと、うがちたくなる。

 大衆操作ということでは、テレビ、メディア、自民党、官僚機構、大企業、米国。 目先の事は言うに及ばず、長期的な目的についても非常に洗練 (sophisticate) された形でせまる。  目先の事は、景気である。 これは経済とは違い、気だけで成り立つ。  長期的な目的は、人々をいつまでも経済と軍事にしばり付けておくことだ。  自立に程遠い。 

 日本はどこよりもはやく、人類全体に対して帰属意識を持ち。 国という Organization 格 を、民主主義の原理運動で運営したい。  民族とその文化を尊重し合った、ポスト近代がはじまる。   



 除染は可能か              [おかしな帝王学]


 当初から言われていた事に、「いったい除染というのは可能なんだろうか」、というのがある。 人の住んでいる周りを除染しても広大な山林はそのままで、やがて空気や水で里に運ばれてくるだろう。 そも、現代科学の最先端技術で運転されていたはずの原発が、ひとたび事故を起こせば。 水で洗ったり土を剥いだり落ち葉を掃除したりというような、まことに誰でも考えつきそうな手段に頼っている。

 何次にも渡って下請けされた手抜き除染で明らかになった大手ゼネコンを頂点とする利権構造、故郷に戻れるよう頑張ってますという政治のアリバイに、除染はいいように使われてる。  戻れないなら戻れないで、除染に費やされている膨大な税金を、土地を追われる人々にそのまま渡す方がいい。

 国土、国土と。 連呼してあおる、右寄りの人々。  ならば福島第一まわりの広大な失われた国土を、なんと考える。 


 母子餓死 と、原発再開              [おかしな帝王学]


 大阪で幼児と若い母親が餓死したというニュースに続いて、関西電力が高浜原発の全面運転再開を申請すると社長の顔が映る。 直接の関係はないが、しかし関係のない話とは思えない。 あの戦争を経てもなお、日本はこういう社会しか持ち合わせていないのだ。 子は、民族の宝 ではないのか。


echoes:
なにを大切にする社会であるか。


 G2 の TPP -  中国、米国              [おかしな帝王学]


 第二次大戦の戦勝国同士、 United Nation 連合国、国連の拒否権を持つ常任理事国なのだから仲が良くても不思議は無いが。 貿易の実態や国債の引き受けなど見ても、経済至上、軍備絶対で似通った G2 、米国と中国は。 もはや同体に見える。

 TPP への参加を、米国が中国に求めているという。 後になればなるほど不利と脅かされ、最終バスにかろうじて乗ったはずの日本よりさらに後に、中国は交渉参加を検討しているらしい。  日本に対しては鉄壁に見える米国が、中国にはどれだけ譲るのか。  興味深く見ている。 


 G2 と日本 – Palm Springs Summit              [おかしな帝王学]


 L.A に一人暮らしの老人が妙に行きたがっていた パーム・スプリングス(Palm Springs) で、G2 首脳会談が行われている。  ノーネクタイで、 いい感じだ。 (ここ若者アクセントで)  おっとり刀 ではないが、急きょ開かれた米中首脳会談。 この G2 が相対する相手というのが、我ら 日本 だと言う事に。 世界も、またこの日本自身も。  まだ、 半信半疑なのである。


 普遍的価値を示せ              [おかしな帝王学]


 G8 サミットに向けて、現安倍首相が 普遍的価値を共有する国々との関係をさらに飛躍させていきたい、と発言する。 普遍的な価値とは何か?   ポスト近代 に向けて 日本 は、人類全体の地球全体の 普遍的価値 を 静かに提唱していきたい。 

 自然を敬う、Organization 格 を統御する。  人の気持ちを思いやり、物事に勤める。   経済より哲学を重んじる。


 原発を売るなら、廃炉の技術を売れ。              [おかしな帝王学]


 安倍総理がトップセールスで、各国に日本の原発を輸出しようとする。 福島の現状を、どう考えているのか。  お札をじゃぶじゃぶ印刷して、というアベノミクスに人々が惑わされ。 のど元過ぎての原発より、口に入れたばかりの株高に我を忘れると。   日本国民は、なめられたものだ。


 正力ゆかりの読売に、山本氏生出演              [おかしな帝王学]


 東電が素人目にも明らかな汚染水の海への流出を認めたのが、なぜか参院選挙の翌日 (2013.7.22) であった。  ちょうどその日、たまたま、昼の日テレの、午後の報道バラエティーで、当選ほやほやの山本太郎氏が生出演するのを見た。 この番組は大阪の読売放送だから、氏は中継放送での出演だった。  最後の質問に答える際、あとどれだけ喋れるかを確認したうえで始めたが、あと一分とされた割にはえらく短い印象でCMに切り替わる。  メディアと原子力、とりわけ正力ゆかりの読売系には好ましくない発言のせい(被ばくを言ったら三十秒)かと、妙に合点する。 

 先述した通り、電力、原子力の問題を徹底的に考えて行けば、やがて思いもしないような大きな敵を倒すことに繋がる。  これは 民主主義の原理運動 における 敵 に、他ならない。 


 遮水壁と小出氏              [おかしな帝王学]


 福島の事故直後、いままで無名の虐げられていた存在であった 熊取六人衆の生き残りである小出裕章氏によって語られていた 遮水壁。  これが事故から二年半も経とうという時、これから向こう二年をめどに。 これも電気を使ったと言う事であろう、凍土による遮水壁を造ろうという。  東電テイスト、満載である。 

 諫早湾を遮断した時の、すとんすとんと巨大な鉄板。 これで地下水の流れを遮断するのかと思いきや、その装置の維持にエネルギーを、その在る限り必要とする。 ぽいと言われれば、あまりに電力業界っぽい発想で、感心する。 

 小出裕章さんのような人が原子力規制のトップになる日本と言うのは、高望みが過ぎるのだろうか。 



参照:
≪ 熊取六人衆 ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2011-04-13-3


 甘利大臣の情緒論              [おかしな帝王学]


 東電の柏崎刈羽原発再稼働に対し、報道ステーションに生出演した甘利大臣は 「情緒論と言うのは判断を誤る」 として、再稼働に反対する新潟知事や多くの国民感覚を 情緒 で切り捨てようとした。 情緒に流されているのは、そちらだろう。 

 貸し付けている銀行や株主を守り、東京電力という組織を守る。 今もこれから老後までも、安心してこれまで通りやって行きたいという 情緒 に見事に応えているのが、あなた方の政治ではないか。 市井の人々の感覚を馬鹿にするのも、いい加減にしていただきたい。  情緒で票を取り、情緒で政権運営を円滑に進めるあなた方が、何を言うか。 


追記:
メディアを通じて、情緒論に流される非論理的、非科学的な者どもとして、人々のまさに情緒に訴える。 変人として葬る。 これらは民主主義の原理運動の敵が最も得意とする手法であり、我々はこの sophisticate されたやり口に、もっともっと詳しくなくてはならない。 


汚染水と東電の破たん処理              [おかしな帝王学]


 参院選前から言われてきた汚染水流出の問題が、参院選(平成二十五年七月)の投票が済んだ翌日、満を持したかのように東電より公表された。  このえげつなさ。

 もとよりこの問題は、熊取六人衆の生き残り、小出裕章氏らによって震災直後から言われていた。 遮水壁を造り汚染水を閉じ込めろと。 場当たり的な対応に終始し、再稼働容認の親玉が圧倒的な勝利を参院選でおさめた翌日に、認める。  この東電が、オリンピック招致前のどさくさに紛れて。 当然されるべき破たん処理を免れながら、返済の必要の無い税金を引き出す。  汚染水処理費とは言えないので、研究費だかなんだか、逃げ道を確保した 政府出費 だ。 

 しかもそれでも足りないと、電気料金再値上げだそうだ。 どこまでこの日本ではおかしなことがまかり通るのだろう。  株主と債権者、つまり東電に金を貸しているものの責任を問わずして市井の人々に尻拭いさせるのは、あまりに話がおかしい。  海外に原発を輸出し、しきりと再稼働をしたがる現政権。  まず何よりも先に、東京電力の 破たん処理 があるべきではないか。



法人天国              [おかしな帝王学]


 水俣病の特集を見た。 TBS の報道特集である。 海洋への水銀流出で汚染された魚介類を口にした人々の深刻な疾患と言う事で、福島の汚染水海洋流出を思ってしまった。  水銀の測定より放射能の測定は定着しているような気がするから、いきなり致命的な内部被ばくをする人が続出するとは思わないが。 何十年も後の影響を、国や東電は認めるだろうか。 

 水俣の国とチッソが、いままた国と東電として むこ の人々を苦しめるのなら。 この半世紀、日本と言う国は何をやって来たのか。  水銀が放射能になっただけで、法人天国 は変わらない。  経済 経済で ひと 個人を大切にせず 法人 を野放しにすれば、二酸化炭素も環境ホルモンも怒涛のように人々を襲い出すだろう。  いま日本がここにまともに取り組めば、それは静かに世界を救う。  

 日本とは日本政府ではなく日本の市井の人々、あなた であり わたし である。 



追記:
録画した番組を途中でポーズにしてこの項を書いたが、その後でこの番組の秀逸な男性キャスターが福島について言及しているのを見た。 一歩踏み込んで、 法人 というもののの問題に及んでくれればうれしい。 


汚染水の解決の為の、原発再稼働              [おかしな帝王学]


 産経新聞系の地上波テレビ局で レギュラーの解説副委員長というお方が、番組終了間際のどさくさに紛れて 「汚染水に時間がかかるんですね、東電にちゃんとやらせるにはやはり規制委員会が安全を保証した原発については再稼働すると。 ということも←(or を)、ぼくは考えるべきだと思います。」 とおっしゃる。 

 事実を伝えると言う事においてはメディアにとってのゴールは一つだが、事実に起因する話題をどう伝えるかについては色々なゴールがある。  我々は、広告収入で成り立っているメディアというものを、特別な目で見るべきだ。  事故調の野村氏あたりが横でうなづいているのが、気にかかる。  彼らの関心が視聴率で広告収入なら、市井の民として出来る事はきっとある。  経済活動を支えているのは、庶民そのものだ。

 小泉さんあたりは、ここらへんどうだろう。


官僚機構を正し、最先端たれ              [おかしな帝王学]


 この国の神経組織に等しい、官僚機構。 ここを正すのが、先決だろう。  武士によって成し遂げられた、明治維新。  武力によって生じた覇権が、軍事による解決を永久に放棄するというのは。  この日本においてこそ成し遂げられるべきで、それが成されれば。  広く人類全体の、ルネサンス以来のひずみが。 そこで回答を得るだろう。  官僚機構を正さなければ、これは決して成就しない。  どんな理由で立法府から行政府の長を出しているのか、 民主主義の原理運動に立ち戻り考えるべきだ。

 まず官僚機構を正し、 税で禄をはむ者を正す。  より国民の為の政治が成されれば、 おのずと米国との関係も問題になるだろうし。 外交も、変わってくるだろう。   世界の最先端となるのに、何の躊躇が要ろうか。 



合祀以来 靖国を参拝されていない天皇陛下と、安倍総理    [おかしな帝王学]


 安倍総理が、靖国参拝を果たしたそうだ。  自らの陳腐な美学を満たし、また、ネトウヨ諸君は喝采を叫ぶだろう。  中国や韓国は反発し、それに呼応してのナショナリズムの高まりは、再び支持率七割も夢ではないと思ったか。  内政が危うくなれば外政の危機を演出する、まだ五割もあるという支持率でそれを求めるならば、欲張りな話だ。  しかしこの安倍と言う首相は、すこぶる欲張りな総理である。

 派遣労働や社会の底辺で働く現在の人々に相当する、最も過酷な前線に送り出された人々。  「死んだら靖国で会おう」 と言い合って散っていった愛すべき日本人に対する思い入れは、決して安倍総理はじめネトウヨ諸君に劣らない。  しかし、今で言えば、夏でも冬でもエアコンの効いたところでふんぞり返って机上の空論を振りかざすお偉いさんのように、現場を知ろうともせずトンチンカンな指示を出し続け、戦犯として戦後裁かれた高級軍部官僚をどさくさに紛れて合祀した靖国神社を、安倍総理はどう考えるのか?  合祀以来、参拝をされていない 天皇 のご意志を、どう解釈しているのか? 


ナショナリズムに見合う靖国              [おかしな帝王学]


 「総理の靖国参拝を、なぜ批判するのか。戦争で図らずも命を落とした英霊に敬意を表して問題があると言うのが間違い。 A級戦犯の扱いも間違いだ。」  こんな意見をネットで目にした。 戦死者に対する念は共有する。 しかしそれが何故、靖国であらねばならないのか。  分かり易く言って、天皇は日本の神道のトップ、そんな話を聞いた事がある。  トップが行かないと言っている神社の在り方に、問題は無いのか。

 A級戦犯の扱いも間違い、とはどういう意味だろうか。 戦勝国によって裁かれた東京裁判がどうのと言うのは、狭義と広義の違いだとかわそうとする輩に似て潔くない。 どさくさ紛れの合祀の事を言うのなら、与する。

 中国でも韓国でも、米国でもなく。 これは日本自身の問題だ。  かねてから申し上げている通り、東の最先端として日本は。 中国や韓国とは、次元の違った感覚を持つべきなのだ。 同じ土俵で争っていては、日本にもアジアにも世界にも未来がない。 いったい何をしているのか。 この思いこそが、まっとうなナショナリズムである。 


ソチとプーチン              [おかしな帝王学]


 雨が降る冬季オリンピック会場 ソチ と、二度の大雪に見舞われた東京を見ると。 東京は、夏季ではなく冬季の立候補も可能だったのではないかと思われる。  ロシア最南部、黒海に面したリゾート地のソチに冬季オリンピックを招致しようとしたのはプーチン大統領の思惑と聞くが、 英雄リトビネンコを出すまでもなく、この長期政権には問題があるように思う。  チェチェンに近く、イスラム過激派がテロを辞さない一帯の隣にソチはある。 


姑息な帝王学              [おかしな帝王学]


 もう一度、言う。 政権に就いた当初、様子見のジャブのように 憲法改正 を言い出し。 それが 九条改正 の事であると早々見破られると、今度は憲法改正の手続きを定めた 九十六条 がおかしいから改定しようと言い出し。 それも姑息と批判されると、では憲法解釈の変更で 集団的自衛権 を容認しようと突き進む。 なんのことは無い、集団的自衛権とやらの行使には九条が邪魔だと言う事で。 環境権だの生存権だの詭弁を弄するも、集団的自衛権以外の事は考えていない。 恐ろしいまでの姑息ぶりだ。

なぜこの安倍という総理は、正々堂々

あくまで正面から憲法九条改正を訴えないのか。



ならば、憲法の解釈を変えればいい。              [おかしな帝王学]


 「日本人が乗っているこの米国の船を、日本の自衛隊は守ることが出来ない。 これが憲法の現在の解釈です。」  安倍総理が、赤ちゃんを抱く母親のイラストを背に酔ったように語る。 この、醜さ。  では、その解釈を変えればいいではないか。 「集団的」 だの 「個別的」 だのではなく、 自衛隊を認めたように。  したたかに。  

 赤ちゃんを抱いた母を救うような憲法解釈は出来ず、その子が育った時に戦場に行かなければならなくなるような憲法の新解釈を、何にもまして最優先で決めようという現安倍政権。 あなたたちは本当に、日本の子供とその母の事を真剣に考えているのか。


創価学会と公明党 – 平和と現生利益          [おかしな帝王学]


 民主主義の原理運動は、組織票を認めない。 だから、以下に述べる事は単なる皮肉である。

 公明党の支持母体である、というよりはその政治部が公明党であると目される 創価学会が。 異例にも今回の集団的自衛権の論議について 「憲法改正の手続きを経るのが望ましい」 と声明を発表した。 ぬか、少し見直したものだったが。 やはりというべきか、公明党は憲法解釈による集団的自衛権行使の閣議決定に賛成する意向を固めたという。

 末端の信者は善良な市民であると考えるが、創価学会は仏教教義の中の 方便 を、余りにも強調し過ぎるように感じる。 そしてたどり着く先は、現生利益(げんせいりやく)だ。 誰しも 現生利益 にはめっぽう弱く、そこをつつかれればまず大抵の者が首を縦に振る。 

 現生利益の最たるものは、政権与党に居ると言う事ではないだろうか。 その政治部の 公明党 は、平和という絶対の命題を、現生利益でないがしろにしかねない決定を下そうとしている。 創価学会は今後、平和という言葉を下ろし、現生利益というテーマ 一本で活動を行ったらいかがだろうか。


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