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得体の知れない、化け物              [おかしな帝王学]


 中部電力が、政府からの浜岡原発運転停止要請について、結論持ち越しだという。 いま彼らがおもんばかっている連中こそが、原発事故に際して責任を負うべき連中だ。 電力会社自体の経済的理由もあるが、それにとどまらない。 株主、金融機関、原発を作り続けた政治。 そして原子力・電力行政官僚、御用学者、金を受け取っていた地方行政にも、責任がある。 これらがこんなきっかけにしろ、日本社会の中であぶり出されて来ることは、決して悪いことではない。 

 日本の根底で化けもののように巣食う、得体の知れない不気味なものが、のたうっているように感じる。 政権交代前、郵政復党あたりからたまに照らされていたが、ここにきてちらちらとその背中が見えてきたような気もする。 その不気味なものは、民主党を飼いならし、震災後はさっそくに増税と電気料金の値上げを刷り込む。 針の隙もあれば、そこから割って逃げおおせようという。 まことに狡猾な化け物である。 


   

将棋の駒              [おかしな帝王学]


 率直に言って、菅総理には見切りがついている。 就任後、消費増税の御用学者のような人物をメディアでしゃべらせて。 増税は景気が良くなるのだ、とまで結論付けていた。 財務大臣の間に何かあったのか? マニフェストにあったはずの「国家公務員給与の二割カット」の前に、消費税を言い出すとは。

 もちろん、二割カットにとどまってはならない。 徹底的に「公マター」を正していく。 March 11th, 以来。 外圧も外圧、天からの外圧によって政治の世界もすでに変容している。 我々の自覚によって、政治家を将棋の駒のように動かせばいい。 意のままにならなければ、やはり代わってもらうしかない。 まずは 第二次補正予算の財源として、公務員給与の何割をまわすのか?  



車内にとどまれという、参謀本部              [おかしな帝王学]


 JR北海道の特急脱線炎上事故(2011.5.27)。 トンネル内で炎上、立ち往生した。 事故当時 乗客の中年男性が、「若い人が列車から降り出したからみんな続いて脱出して助かったけど、JRの指示通り列車内にとどまってたら今頃みんな蒸し焼きになって死んでた」 と話していた記憶がある。 

 今日(5.31)になり、車両内にとどまれと指示していたのは運転指令で、現場の車掌は乗客を車内にとどめるべきでないと訴えていたらしいことが伝わってきた。 弾の届かないところで机上の空論を繰り返していた、戦中の参謀や軍令を思い出してしまう。 前線・現場の命がどうでもよくなる、忌むべき おかみ 根性だ。

 JRの前身は 日本国有鉄道。 前述した通り、旧国鉄、電力会社、ガス会社、旧・専売公社系、、、これらは国が経営してなくともれっきとした、おかみマターである。 JR西日本による福知山線事故を思う。 そして今回の東京電力による福島原発事故を思う。 どこにどんなおかしな事が隠れていても、不思議はないと思う。 あのおぞましい旧日本軍の、つまり軍部官僚機構の亡霊が。 こんな形でいまは経済をむさぼりながら、実は生きながらえている。 東電しかり、JRしかり。 霞ヶ関、もちろんしかり。 みなこれにとり憑かれている。 これを、退治すべし。



中国版新幹線、米で特許申請準備          [おかしな帝王学]


 中国に製造現場を移すと、技術が盗まれ。 目先の生産性に目がくらんで大切なものを失う。 よく聞いた話だ。 しかしそれが新幹線で起こっているという。 中国という国は、恥というものを知らないのだろうか? 

 村上春樹氏いうところの " efficiency " は、いかに効率よく経済を良くするかという土俵で争いをするということであり、中国という国は 「パクリ」 がその最適解としてはばからない。 白人、西洋のこしらえた土俵の中で、その醜怪な姿をさらす中国という国を、血を共有するものとして恥じる。 

 中国人とは、本当にこのような人たちばかりなのか。 かつて遣隋使、遣唐使を送った国から、今度は振り向いて強く問いかける。 
 

 脱原発と郵政解散              [おかしな帝王学]


 菅首相が、広島・長崎で歴史的演説をし、脱原発を高らかに訴えて解散総選挙に出る。 こんな観測がある。 かねてから小泉前首相を強く意識してきたように見える菅氏の、やりそうと言えばやりそうな事である。 しかしそこには決定的な違いがある。 郵政民営化は、それこそ広告代理店あたりも総動員して民を牧すべく動いた勝利だったが、脱原発はそこらへんが維持に動いたにもかかわらず、民度の向上した我が日本国民の圧倒的多数は、いまや脱原発だ。 争点になり得るはずもない。 



民主党、代表選挙          [おかしな帝王学]


 公に禄をはむもの、これらをどうするか。 まず、公務員改革。 そして原発、エネルギーをどうするか。 ここ以外の事は、聞いたところでしかたがない。 なぜそこが論点にならない? 

 対抗馬があの自民しかない現状に、のほほんとあぐらをかいていると、痛い目にあう。 自民がなくなり、民主もほとんど無くなり割れればいいのだ。 あの古賀茂明氏を使いこなす政権よ、来たれ。



次期代表有力候補の脱原発。           [おかしな帝王学]


 大物の支持を得て、次期総理に最も近いかと思われる民主の大臣が話しているのを、メディアを通じて見た。 「つちかってきた原子力の技術をうち捨ててしまうのは、私の中でこれまで快意がなかった。 しかし多くの仲間(?)と話をしたところ、ゼロを目指すべき方向で議論をしていかなくてはならないのではと思い至った。」 この多くの仲間とは何か? 支持者か?

 いずれ脱原発に向かったのなら評価したいと思うが、順番が逆ではないかと思う。 つまり、すでに地球、人類といったところにも帰属意識を持ちつつ、国の政治に口を出す。 その流れは政治家がつくっていくべきではないのか。 自分を持て。 仲間に言われてとは、お寒い話だ。 政界の大掃除も、するべきだろう。 

 つけ加えるなら、参議院がそのような地球益、人類益を論ずる場になるのなら、参議院から総理が出てもいいと思う。  



対米国債              [おかしな帝王学]


  1997年の事だったようだが、当時の橋本総理が 「米国債を売りたいと言う衝動に駆られた事がある」 というようなことをニューヨークで発言し、大騒ぎになった事がある。  ここのところ中国に抜かれているものの、現在七十兆円以上の米国債を保有し、日本は圧倒的な世界二位の対米債権国である。  当のアメリカ人の一部が「贅沢をし過ぎた」と言う通りの、失礼ながら  むさぼるありよう 。  そして国の人格、国格の一部になっているかのような、 軍事。  これらを、 国として日本が支えている。 



野田新総理、国連演説。              [おかしな帝王学]


 ニューヨーク国連会議場で我が国の野田新総理が福島原発事故について、「日本は この事故のすべてを 迅速かつ正確に国際社会に開示します。」 と発言する。  国際社会ではなく、我が国民に対して、迅速かつ正確に伝えられるべきものではなかったか! 

 (-----かの何百億だかかけて整備した SPEEDI (スピーディー)というものによる放射性物質拡散データーは、初動の時どう扱われたのか? 自民党議員によれば、何時とは限定せずに、「官邸には届いていたのに、官邸はぐちゃぐちゃで見なかった」と言い、菅総理自身は十日も経ってから届いたと言う。 将来、業務上過失致死・傷害に問われ得る問題だ。 震災直後の情報と決定の流れは、徹底的に洗いなおすべきではないか。------)

 また、「人類が その英知によって、今般の事故の突き付けた挑戦を、必ずや克服することを確信する。」 とおっしゃる。 「人類がその未熟なる英知によって試みた挑戦が、自然に突き返された。 自然は克服するようなものではない。」 の間違いではないのか。



ギリシャ危機              [おかしな帝王学]


 ヨーロッパの金融が、大変らしい。 グローバリゼイション( globalization )というのだろうか、世界経済、金融が一つになり連動しているということで、我が日本にとっても対岸の火事ではないようだ。 
 《 ギリシャ時代とアトム 》 http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2011-04-12 で述べたように、ギリシャは紀元前のころ、凄まじい超一流の先進国であった。 この国が、ヨーロッパ統一という動きの中で、金融問題を引き起こしている事に、もののあわれ を感じる。

 そしてこれが我々にとっても馴染み深い、「財政赤字」 からの話しであることが、さらに興味深い。 公務員がだぶつき、税収が足りないから大量の借金をしてしまったと聞く。 
 なんだか東アジア独特の問題かと思いきや、税という金の問題を軸にしながら公務員のありかたが問われるのは、人類共通の問題なのだと思わせる。 日本がもし自国のこの問題の解決の道を示せば、世界は本格的に日本に一目置くようになるだろう。



福島と Occupy Wall Street              [おかしな帝王学]


 原発が放射能を撒き散らした時は、とんでもないコストがかかる。 原発を進めようという人は、すべからく今の福島の放射線被害に対して、全力であたってから発言してほしい。 放射能を用いた医療の専門家、東大の児玉教授の言葉だ。 まったくその通りと思う。 

 この、ソビエトを倒し あの中共をバブルで躍らせて。 孤高のトップを走り続ける、資本主義というのがいかがなものなのかと思ってしまう。 しばしば資本主義の勝者たちは、経済的合理性から広く考えてみれば不合理と思える振る舞いをする。 例えば原子力村にとっての原発のように、その組織や連合に限ってみれば有益だという例は、いくらでもあるように感じる。 要は、責任をどうやって逃れるかという話しになる。 責任、とりわけ経済的損失をどうやっておさえるか。 

 そこらへんをいかにうまくやるかなんて事が、経済の世界のワールドカップやオリンピックで雌雄を決する要件になってるのなら、そんな世界はろくでもない。 " Occupy Wall Street " 、「我々は、99% 」 と訴える彼らと我々の憤りとは同根だと思う。


参照:
《 掘り尽くす文明 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-10-15



いの一番マター : 経済          [おかしな帝王学]


 仕事の疲れでぼっとしていたりすると、ギリシャはユーロ圏から離れてドラクマに戻ればいいのではないか。 などと思ってしまう。 しかし経済力の違う国を一つの通貨でまとめてしまう、という。 これがそもそも、おかしいのではないか? 経済でまとまろうとすれば、国でいられるはずがない。 通貨、つまり経済の礎から統合に向かったヨーロッパ。 西洋、白人社会。 

 彼らの一番の関心が経済であったことは、もはや人類の不幸なのである。 



たかが駒に 思い入れを持つな          [おかしな帝王学]


 語る、語る。 カタルシス。
 語るをやめれば、我 死すなり。

 民主主義の原理運動とは、大きな盤面に向かって政治家という駒で将棋を指している我々、のようなものだと申し上げた。 一つの駒に思い入れをする必要など何もない。 しかし現在の、少なくとも日本における民主主義とは、たかが駒を頭の上にいだき。 角行をいだいたものは、X にこだわり。 飛車をいだいたものは、+ にこだわる。 

 民主主義は、選挙だ。

 利害、つまりは経済、金の話。 仕事、雇用と言い換えてもいい話で、肝心かなめの選挙が決まっている。 こんな業界がというようなところも、組織系投票依頼で国会議員を一人や二人送り出しているという。 卑しいことだと思う。 このバイアスがとれればいい。 目先の自分にとっての利益で投票する人間が、この日本でどれだけ減るか。 最先端の先進国はこうあるべきと、アメリカにもヨーロッパにも中国にも、ぶれずに語り続けられる日本でありたい。 


参照:
《 問われるは、民度 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2011-06-13


福島といえば              [おかしな帝王学]


 福島といえば、会津若松。 それとラーメン(喜多方)で有名だったかという。 それぐらいの印象で。 意外に大きく、東北にカテゴライズされてはいるものの、その南端にあり関東に接しているあたりの認識が第一に来る。 失礼ながら誤解をおそれずに言えば 地味な印象の県 だ。 しかし他都道府県の者から見て、日本地図はそんな地味な印象の地域で埋め尽くされている。 
 そこにこの我が日本を牛耳るばけものは、目をつけた。 福島は広島、長崎についで核の洗礼を受けた。 

 地域は、仕事の拠点にならなければならない。  そこでばけものは、仕事を支配しようとするのだ。 つまりは、社会への貢献と金。 この、この世での自身の存在の肯定感に直結するものを。 現代人は、The Organization 格 に牛耳られようとしている。 野放しの組織、企業、法人、The Organization 格 。 
 組織に人が操られてはならない。 なぜならそれらは、黙っていれば自然を軽んじ目先の経済欲だけにとらわれ、人々を牧場の牛か馬のように扱おうとしたがる。

 

 議員定数の削減              [おかしな帝王学]


 国会議員の定数削減が言われる。 歳費の削減がどこかに飛んだ。 あやしい。 

 選挙に金が掛かると言う。 金に相関する票というものが、そもそもおかしいのだと思う。 歳費を大幅に削ってみたらどうだろう。 

 我々 国民、市民が代表を選び。 その多数決で税の使い道を決めようというのが、議院内閣制という我々の民主主義だろう。 大政党という組織が、俗世の組織票など取りまとめながら、上の方だけでパスまわしをする世の中は、ごめんだ。 
 選挙に金が掛かり、定数が減るのなら。 もっと金が掛かり、組織( Organization 格 )がやりたい放題になるのではないか心配する。

 税の使い道を決めるとは、とどのつまり 税で禄をはむもの の働き方を決める、と言う事だ。 法とその運用につきるだろう。 人事が内閣の手におさまれば、法そのものをつくる国会は公務員を統御できるはずだ。 存在価値を失いつつある既成大政党は、いずれもこれに失敗している。 こいつらが闊歩する政界は、好みでない。 

 公務員への人件費総額の削減がなされ、公務員が減り始めてからでも国会議員 定数 の削減は遅くないのではないかと思う。 その為にも、国会議員の歳費を大幅に全体として削るべきだと思う。 定数の削減ではなくて、歳費の削減なら簡単にすぐ出来るではないか。 
   


西を受け入れる、東              [おかしな帝王学]


 民主党政権になって、もう二年半が経とうとしている。 早いものだ。 さて、我々は日本の伝統文化に根ざし物事を考えるようになった。 近代科学テクノロジーの大変革を、明治維新で武士らしく潔く正面から受け止めた我が日本。 この結末は、太平洋戦争の敗北だった。 しかし維新を行わなければ、アヘン戦争後の中国・清王朝のようにいいようにやられていただろう。 結局のところ、東のどこも西回りの文明の征服を受ける。 我々はもう、戦前の日本人でもなければまして江戸時代の日本人でもない。 

 コーラもハンバーガーも、Rock も消費の快感も。 味わい尽し、すべて一度受け入れて後の日本人である。 何も恥ずることはない。 



G2 と北朝鮮              [おかしな帝王学]


 北朝鮮という国家体制がまだ続いている。 G2 とされる世界最強の二国だが、この二国が考えを少し変えていたら。 もうとっくにこの北朝鮮という国は、この世から姿を消していただろう。 言っている事を聞くな、やっている事を見ろ。 やらない事を見ろ。 

 第一義的には中国、その次に米国。 このいまや G2 と呼ばれる超大国は、北朝鮮のするあらゆる事に責任があると思う。 


参照:
《 北朝鮮 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2009-04-09



脅威があれば、何でもできる              [おかしな帝王学]


 あれだけ騒がれた北朝鮮のミサイル発射が、大失敗に終わった。 結果論でものを言うのは潔しとしないが、まるでこのような 力 しか持たない三流の共産主義国を、失敗したら破片まで安全に撃ち落すからどんとやれと。 みんなで見守ったような印象を持つ。 

 今回は東向きではなく、南向きに発射された。 技術的に地球の自転速度を味方にできない分、難しいといわれる。  沖縄に近い。 中国のこだわっている海域だ。 島への迎撃部隊配備もすんなりこなし。 そんな目的の為に大国が北朝鮮を飼っている、とは思わないが。 脅威がなくなったら困る人々の事も、ふと考える。  



 尖閣諸島の返還              [おかしな帝王学]


 尖閣諸島は 1972 年、沖縄とともに米国から日本に返還された。 中国は、日本で無く我々に返すべきだったのだ、と言いたいらしい。 直接やって頂いたら、いかがだろう。 彼らのこだわる、海底地下資源の可能性が指摘され。 台湾とともに領有権を突如 主張しはじめたと聞く 1970 年代初頭の話だ。 


追記:
ついこの間、日本に尖閣諸島を返還した米国の本拠地であるワシントンで。 石原都知事が尖閣について大胆な表明をした事は、なかなか面白い。 日本に返した当事者である米側からは、これに文句は無かろう。


たとえば鎖国              [おかしな帝王学]


 冷戦とはある意味、東西の鎖国戦争だったと言えるだろう。 共産主義陣営と資本主義陣営という意味での、東西だ。 ドンパチやることなく、睨み合って譲らない。 

 いまだ数々の脅威が存在し、それに対する抑止力としてまだまだ軍備が必要とする先進国だが。 いっそのこと鎖国して、世界的に冷戦に入ったらどうだろう。 技術も物資も、他の国には渡さないのだ。  縄文時代でも石器の材料としての黒曜石が、はるかな距離を経て取引されていたと聞くが。 石油あたりがそれに相当する物資として、かろうじて取引されるだろうか。

 世界的に紛争が多発する時代より、世界的に冷戦鎖国状態の時代がよほど好ましい。 世界中が北朝鮮になる前に、みな軍備を削り出すだろう。 なんなら鎖国も辞さず、の心構えで行けば。 日本はすでに、世界最強の国家ではないのか。 


参照:
《 なんなら鎖国 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-11-10
《 必要な貿易 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-10-24



小沢控訴              [おかしな帝王学]


 かつて、NHKの日曜討論で小沢氏が 「 NHKさんもご存知と思いますけれども、同じように政治資金で土地を購入してる人は、私だけじゃなくて他にも結構いますよね 」 と さし の司会者に念押しした。 司会者は小沢氏の発言をなかばさえぎるように即座に 「ええ、他にもいますね」 と答えた。

 政治資金による土地購入の話で、小沢氏が批判を受けている時だった。 メディアでは民主党の黄門様も 「政治資金で土地買うなんて聞いたこと無い」 と発言し、小沢氏は前代未聞の事をしてたという扱いだった。 ところが、 NHKが速攻で 「そんな珍しい事でもないです」 とあっさり認めてしまうのを見て、しばしあっ気にとられた記憶がある。 

 控訴にあたって、検察官役の指定弁護士、苦悩の決断とある。 どんな苦悩だったのか、よく聞いてみたい。 小沢氏の側に突っ込まれて痛いところがなかった、とは思えない。 しかし西松、地検特捜強制捜査、検察審査会、そしてこの控訴と、どうも胡散臭い。 この成り行き、誰が喜ぶだろう。



製薬会社              [おかしな帝王学]


 公に属するものがヤバい。 製薬会社は自ずと行政の規制を受ける業種だ。 旧・ミドリ十字は、薬害エイズ事件で取り沙汰されたが。 ここが、戦時中に人体実験など行った旧日本軍の七三一部隊に関係していた、とも聞く。 日本最大の Organization 格 は霞ヶ関の官僚機構だが、そこと自ずと大きく関わる Organization 格 もまた、ここに来て問題を抱えている。 

 向精神性の薬物が、営利をむさぼる Organization 格 の餌食になっているように見える。 そも、我々の受け取る医師の処方による薬は、その一部が彼らとの交際費のようなものだ。 治っても指示どうり飲む者は、居ないだろう。 

 病院も開業医もまた、Organization 格 である。 法人になったとたんに、多少のことはいいだろうとなる。 これにせいぜい三割の実負担である国民皆保険制度が、皮肉なことに拍車をかける。 もし十割の実費負担が増えれば、我々ももっと考えるだろう。 

 社会保障の改革を言うのなら、現在の薬を売ってなんぼのようなやり方を改めるべきだ。 これは、近代科学テクノロジーによって医学の進歩に貢献する製薬企業を、いささかもおとしめるものではない。 

 

生活保護の問題              [おかしな帝王学]


 国民皆セーフティーネットであるべきはずの、生活保護制度がおかしい。 不正資格受給とおぼしき例は、そこいらにある。 国民年金の額よりよほどもいい生活保護の受給額。 年金行政と同じ不透明感が漂う。 

 資産を使い切ってからでしか受給できないということで、コツコツと万が一の事を考え倹約に努め貯金をして来た者は、後回しにされる。 あればあるだけ使った人間が、ゲーム理論の勝者だ。 人生の誰にでもある悪い時期、ここの何ヶ月か何年かを支えるのが、生活保護ではないのか。 一度、保護の受給資格を手にすれば。 まるで一生もんのように手にし続ける。 これが、おかしい。 

 おかしなことでも、必ず理由はあるのだと思う。 国の予算を膨大に食うこの制度でおいしいのは、官はもちろんの事、民にもあちらこちらに居るのだろう。


 政治家、橋下徹              [おかしな帝王学]


 酸いも甘いもかみわけて、清濁あわせのむ。 戦後の日本の政治家に求められた事。 もとより政治家というのは、そういうものだろう。 橋下徹大阪市長が、あちら側の言う原発 再起動 というやつを容認した。 

 当時与党であった自公の推薦を受けて大阪府知事に当選し、その言動は注目を浴びた。 期待はしていなかったが、すぐに面白いと思った。 霞ヶ関官僚機構、中央集権を厳しく批判し始めたからだ。 こんな時だからこそ、エールを送りたい。 再び機を見て攻めよ、と。

 あの、古賀茂明氏をブレーンに抱え。 大衆の人気を博している。 弁護士タレント時代はともかくとして、政治家になってからの彼の言動は、まともだ。 民主主義の原理運動にご参加いただき、活躍を期待したい。 

 民主主義の原理運動、これは真の日本の独立であり、維新の完遂である。 東が東であることを失わず、西を受け入れれば、日本ではこれだけの事が出来るのだと示す。 



追記: 2015.7.5
あの現安倍政権にすり寄る姿勢を鮮明にした頃から、つまりだいぶ前から、橋下徹は政治家として アウト だ。 憲法改正を訴えるのはいいが、目の当てられないような 姑息さ で解釈改憲を試みる安倍政権の側面支援にまわるような動きは、全く理解できない。 民主主義の原理運動とは、ほど遠い。





関連:
《 橋下・大阪知事 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2009-05-01
《 維新の完遂 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-02-16-1
《 西を受け入れる、東 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2012-02-03


官僚機構の統御なくして、超一流への道なし              [おかしな帝王学]


 霞ヶ関、官僚機構という組織。 The Organization 格は、二十世紀 国というものが落ち着き先を見つけるのにすったもんだしたあげく、なんとかどこから見られてもおかしくない世界というものが出現したころ。 経済の理屈で、最強を狙おうとする。 もとより、菊のご紋がある。 ヨーロッパ、ギリシャの危機など聞くと、公に禄をはむ者の話は、日本だけの問題ではない。 しかし 日本のこれ、霞ヶ関・官僚機構は、気の遠くなるように強い。 政治を操る。 

 この霞ヶ関・官僚機構を、統御せずして。 日本が超一流の先進国になる道は無い。 偏差値や記憶力などに勝る方法は、哲学で勝ることだと考える。 かつてギリシャであったように、哲学がそこここで花開く日本というのは。 考えただけで、気分がいい。 


日本の役割              [おかしな帝王学]


 " I have a dream. "  故 キング牧師は言った。 「 我々にも、夢がある。 」、と言いたい。

 日本は、前人未踏の超一流の先進国となるのだ。 自然を敬う神道、この世とあの世を見極める仏教。 これらを当たり前のように身に付け。 最先端のテクノロジーも使いこなす。 経済の安定は、その後についてくる。 

 ギリシャ発、英国経由アメリカ行き。 Sophisticate (ソフィスティケイト)された Science (サイエンス),Technology (テクノロジー)。 これを、西を受け入れた東初の国として、武士の精神で正面から受け止め。 あちらの土俵でも堂々横綱を張りつつ、新たな土俵を提示する。 これがようやく我々がたどり着いた、維新の完遂であり。 有難い事に、これは同時に人類を救う。 


《 維新の完遂 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-02-16-1
《 Sophisticate 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2011-12-08


韓国大統領、竹島訪問              [おかしな帝王学]


 韓国大統領が、竹島を訪問したと言う。 よりによって、この日だ。 ロンドンオリンピックでは、男子サッカーの三位決定戦、日韓戦が深夜に行われ。 日本の国会では、もめにもめた消費増税法案が最終的に国会の決定として採択される、参院採決の日だ。 どうも、臭う。 

 聞けば、韓国大統領は。 親族の不祥事やら、窮地にあるらしい。 支持率も、野田以下とされ。 ナショナリズムという、民族の痛いところをついて。 権力を維持したいように、うつる。 げに浅ましき、権力者。 

 賢明なる韓国の同志は、このおかしさについて。 しっかりと認識する事を、期待する。 我々が相対すべきは、神輿の上に乗って、おいしいところだけをもっていこうとする、げに浅ましき輩だ。


ばけものに牛耳られた、電力          [おかしな帝王学]


 この夏は、あと一週間ほどで終わるだろうか。 暑いおもいをした人達、本当にご苦労様です。  なんだか電力依存症に大衆を陥らせるのが、我が日本を底のほうで牛耳るばけものの意志のように思う。  どうにも駄目かと思われたその頃に 3.11 によって尻尾を出した 電力 は、 得体の知れない ばけもの退治の序曲になるだろう。 



韓国と米国              [おかしな帝王学]


 韓国はかつて、朝鮮として日本に併合されていた。 明治維新の時点ではアジア、東洋にあったいくつかの一等国であった日本が。 明治の間に、将棋の駒が敵陣に入り裏返ったかのような飛躍を見せ 列強の末席に座し、朝鮮半島をわが領土としていた。 コロンブス以来、西洋の一等諸国の振る舞いを見れば。 おかしな事では、ない。 

 しかし日本は、日本的な 「出る杭は、打たれる」 よろしく、アメリカとの戦争に負けた。 朝鮮は連合国のものになった。 共産主義の隆盛を受けて、南北に分断されるが。 冷戦時代の米韓関係はいかばかりかと、思う。 日本よりえげつない事があっても、不思議ではないのではないか。 

 賢明なる同志は、ここに目を向けてもらいたい。 



竹島と尖閣              [おかしな帝王学]


 007 か サンダーバード の基地のようなものまで黙って造らせていた 竹島 と、 日本が実効支配する 尖閣諸島 とは。 同列には、扱い得ない。 竹島に韓国が恒久的な軍事建造物を造る間、政権の座にあったのは 自民党 だ。 もしまだ居るのなら、ネトウヨ諸君はここをどう考えるか? 

 尖閣は沖縄と共にアメリカから日本に戦後、返還された。 戦前において日本のものであったから、そうされた。 この点について、アメリカからはっきりとした見解が示されないのはおかしい。 しかも産業革命後の近代においてのみならず、少なくとも数百年遡っても日本の領土としておかしくないものと聞く。 



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