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たしなみを習い、祀る              [才蔵]


 太陽光なり水力なり地熱なり、自分のところの一部の電力を自らまかなえるミクロの発電を持つ事は、大人のたしなみになればいいと思う。 その足らざる部分を電力会社が補う。 

 中央集権的で地域独占の電力会社。 一方的に上流にある為の切り札が、原発とは。 その不始末をぬぐう為の方策が、電力料金値上げと増税とは。 日本を牛耳る化け物は、どこまで我々をおちょくれば気が済むのだろう。 

 名も無き我々が、たしなみを身に付けて。 化け物を退治したいものだ。 その化け物を、神様として祀り葬りたいものだ。 神社以外でこの世の中に存在してもらっては困ると、祀って神様にしてしまうのは、日本古来の知恵ではないか。 



東電、存続ありき              [懲戒免職]


 いつの間にか、水棺が冠水に摩り替わった 福島の一号機。 どうやら原子炉そのものに水漏れがあり、燃料棒は全体露出の後に溶けて下にたまっているらしい事が明らかになった。 専門家は昨日になって、一時異常な高温(400℃ ほど)になった事があったのでこの事態は予想していたと言う。 その外側の格納容器にも漏れがあるようで、そこにも水はほとんど溜まっていないらしい。 これまでも大量の注水にもかかわらず水位が上がらず、それについて水位計の故障だとかなんだとか都合のいい見立てをアナウンスしていなかったか。 どうも戦時中の軍部官僚を思い出してしまう。 

 このていたらく、汚染水の流出などについては想像力を最小限に抑え、根拠のない楽観論にぎりぎりまでへばりつく。 この連中が、賠償はじめとする損失の穴埋めに電力料金の値上げを、当たり前のように言い出した。 やや世論に押し返された感もあるが、ある程度の値上げは仕方がないと丸め込まれそうだ。 簡単にこんな事を許していいのか。

 素人はこれだから困る、と言わんばかりの株屋さんの意見を聞いた。 要は東電に何かあっては、みな困るんだと言っている。 混乱を進んで求めるものではないが、これだけの事をやらかした東京電力を何故、是が非でも存続させなければならないのか、そこがよく分からない。 解体でも、分離でも、分解でもすればいいのではないか。 むしろ今のままの東電という、Organization 格 が残る方が奇妙な事ではないのか。 




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