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 中世のパラダイム              [文化の日]


 堺屋太一氏が、知価革命の中で述べていた記憶があるが。 中世とは宗教が牛耳る、封建制度の時代だったと。 近世、近代に入り。 資本主義が勝利した今。 その代わりは何だと考えれば、金と肩書きに行き着くような気がする。 

 金、すなわち経済は、では中世はどうであったのかと言えば、もちろん大きな力を持っていただろう。 金、経済とは、人間の痛いところを突いてくるこの世の魔であって、金が生まれてこのかた、トップあたりから外れたことはないはずだ。 中世では宗教がこれに対抗しうるパラダイムだったが、いま対抗しうるものが無く。 経済とそれに連動する肩書きのパラダイムが、世界を牛耳ろうとしている。

 ポスト近代は、哲学を競いたい。 経済至上主義を、御するべし。 




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