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東電、存続ありき              [懲戒免職]


 いつの間にか、水棺が冠水に摩り替わった 福島の一号機。 どうやら原子炉そのものに水漏れがあり、燃料棒は全体露出の後に溶けて下にたまっているらしい事が明らかになった。 専門家は昨日になって、一時異常な高温(400℃ ほど)になった事があったのでこの事態は予想していたと言う。 その外側の格納容器にも漏れがあるようで、そこにも水はほとんど溜まっていないらしい。 これまでも大量の注水にもかかわらず水位が上がらず、それについて水位計の故障だとかなんだとか都合のいい見立てをアナウンスしていなかったか。 どうも戦時中の軍部官僚を思い出してしまう。 

 このていたらく、汚染水の流出などについては想像力を最小限に抑え、根拠のない楽観論にぎりぎりまでへばりつく。 この連中が、賠償はじめとする損失の穴埋めに電力料金の値上げを、当たり前のように言い出した。 やや世論に押し返された感もあるが、ある程度の値上げは仕方がないと丸め込まれそうだ。 簡単にこんな事を許していいのか。

 素人はこれだから困る、と言わんばかりの株屋さんの意見を聞いた。 要は東電に何かあっては、みな困るんだと言っている。 混乱を進んで求めるものではないが、これだけの事をやらかした東京電力を何故、是が非でも存続させなければならないのか、そこがよく分からない。 解体でも、分離でも、分解でもすればいいのではないか。 むしろ今のままの東電という、Organization 格 が残る方が奇妙な事ではないのか。 




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