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 弔辞 - 吉田所長 様              [才蔵]


 例の海水注入中断の指示を、独断でひそかに続行した。 あの 吉田所長 が亡くなった。 あなたの心にひっかかったものを、我々はつまびらかにして行きたい。

 謹んで、ご冥福をお祈りします。

 あなたの存在は、大きかった。 今回、事故の主因と言われる 津波 の被害想定を、軽んずるような過去の仕事があったに聞くが。 あなたほどの人でもそうであった、つまりは。 日本中、そうだったのだと感じる。 組織 Organization の人間として、あなたは精一杯やってくれたと称えたい。  東電であろうが財務省であろうが、経産省であろうが東芝であろうが。 みな組織人としてあるまえに、一人の日本人として。 愛すべき存在なのだと、思いを至らせた。

 あなたの心に引っかかったものとは、 組織 Organization を どうするのかという事と、心得ています。


 コーチャンと小沢一郎              [才蔵]


 参院選の特集で、久々に生の小沢氏を見る。 思えば彼は民主党が政権を奪取する前から、検察に付け狙われていた。 自民党の大物なら普通にやっていそうな手口を、つつかれた。 いいとは思わないが、そこまで。 サーチライトで照らして生中継するほどの、事だったのか。 

 彼の師匠とされる 田中角栄氏は、米国コーチャン発のロッキード事件で葬られた。 誰に? 司法に! すべての公判を傍聴したと聞く 小沢一郎は、結局 米国と官僚なのだと思い至ったと思いたい。 

 直球の議論で、身のある結果が得られそうな気がしている。 民主主義の原理運動に、ひとつご参加願えないだろうか。 

 ヤフーオークションと楽天オークションの統合          [才蔵]


 東証・大証 株式市場統合がニュースになる。 いままでどうだったのか、みんなどうしてるかという、この世の根源的な縛りに。 ちょいと掛かっているだけで。 株式市場の動きは、世界的に連動した統一規模の 随時落札可能 なネットオークションに他ならない。 

 株式市場は、世界規模の有数なネットオークション。 それ以上でもそれ以下でもない立場に、早くおさまってくれないものだろうか。


参照:
≪ ネットオークションと株価  ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2013-05-24


 好ましい忘れっぽさ              [才蔵]


 たとえば。 フォッサマグナ、中部に走る日本を二分する境目あたりで、不気味に土砂崩れを起こしていた静岡の茶畑は今どうなっているか? あれだけそれで稼いだ地上波 TV は、当たり前のように何も触れない。  便りの無いのは、いい便り。  とでも言うのか。   限りのある放送時間で伝えられなくとも、ネットで後日談を伝える、それがあれだけ稼いだ者のつとめではないか。


追記:
税・公金の使い方については。 便りの無いのは、良くない便り。


竹島問題とネトウヨ              [才蔵]


 竹島は島根県に属し、日本固有の領土である。 韓国が不法占拠を続けている。 これが半数以上の日本人によって認識されているはいいとして。 まるで 007 の基地のようなコンクリート製の堅固な建造物が建設され韓国軍が常駐し、日本は今や手も足も出ない状況である事。 また、これが自民党政権の時代にメディアも黙らせて国民に知らされないまま成されてしまった事を、いったいどれだけの国民が認識しているのか。

 おめでたく飼い慣らされた ネトウヨ 諸君は、まさか先の民主党政権の時代にこれが成されたとでもいうのか。 北朝鮮による拉致の問題と記者が問えば、行方不明者の問題であろうと重鎮・野中氏あたりが訂正していた、諸君の大好きな 自民党政権 の時代に、竹島は今のような韓国による占領下におかれた。 2009 年の政権交代前の出来事だ。


追記:
あいだを飛ばして言えば、米国の言いなりの自民党も民主党も。 真の国粋にとっては、敵である。 ネトウヨと言うレッテルはりを、持ち前の身のこなしの良さでかわしたかに見える、安倍サポーター、麻生サポーター、自民サポーター。 かつて在日、在日と。 座敷犬のように騒いだ、ネトウヨ。 最強最大の在日は、在日米軍だろう。 沖縄の女の子が強姦されても一言も発しないネトウヨ、 米国には一つもたてつかない自民党を礼賛するネトウヨ。  君らは、日本人か?


参照:
≪ 竹島と尖閣 ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-12
≪ FEN から流れる、変な日本語。 ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2012-10-18


 温暖化とヒートアイランド – 大気組成と熱          [才蔵]


 まだ六月の末、フィリピンから帰った人に、「東京の方が暑い」 と聞いた。 メディアを通じてインドネシアあたりが逆に涼しく、東京の方が暑いと言う人を見た覚えがある。 こちらでも全国の天気を観れば、沖縄・那覇より福岡や名古屋あたりの方が気温が高い。 暑さは、もう熱帯だけの問題では無い。

 豪雨、雷、強風、竜巻と。 熱帯地方を襲う台風だけでなく、嵐に見舞われる深刻さは、かつての温帯にも及んでいる。 地球規模の、何かが起こっている。 有史以来の事ならば、有史以来の科学と技術で、真摯にこの問題に取り組んでみたらいかがかと申し上げている。 これこそが、真のポスト近代における防衛の形で。 地球幼年期の終わりに、繋がる。 


病院の坊主とオカマ              [才蔵]


 少し年上の知人が居た。 一時期、友人としてもいいようなやり取りがあった。 その時期、深い話も出来るかけがえのない存在と感じていた頃。 彼は、坊主になった。 八十年代後半の事と、記憶している。 ああ、またそこに逃げたか。 正直、そう思った。 同じく深い話の許された二人の友人はそれぞれ、新興宗教のグレーゾーンに居るものとキリスト教に帰依した。 楯も持たず、思うところを外連味(けれんみ)なくぶつける。 セメントの相手が、居なくなった。 帰依するとは、全て分かった(かのような)立場から相対そうと言う事で。 フェアなやり取りは、無くなる。

 教祖の日蓮の映画だと言って、中村なにがしの映画を見せられた。 日蓮の凄まじさについて、異論をはさむつもりはないが。 映画を見た印象は、人が死にそうだからと言って枕元で必死にお経を唱える坊さんと、上人様とホモのようにまとわりつく弟子だった。 

 坊主とお経は、人が死んでからのものだろう。 いまや葬式産業と化した日本の既存仏教界、坊主が屏風に、、、ではなく、坊主が病院に居たら、どう感じる? あの頃の仏教は、生きていたのだと。 うらやましく思う。 しかしこの知人の坊主は、他宗派でも頼まれ葬式坊主をするという。 

 先述したが、日本仏教は浄土真宗を除き明治まで妻帯が許されず当然、世襲も無かった。 ひとケタの年の頃から、男ばかりの世界だけで生きる。 業、カルマ(karma) がオカマになっても、不思議は無いような気がする。 その件の知人によれば、額に入った言葉に、いやに肉欲の戒めが多いと言う。 人里離れた男だけの社会でどうして、ことさら淫らな行いを戒める言葉が続くのか。 


1936 年、ベルリンオリンピック – ヒトラーの牧民          [才蔵]


 麻生大臣が得意然として 「ヒトラーは民主的な選挙で選ばれた政権なんですよ!」 と発言していたが。 朝からパチンコに並んだり、地上波ひな壇バラエティーばかりを見て若手芸人には異常に詳しいなどという日本人を除けば、この国のたいていの市井の人々は、そんなことは良く知っている。 だからいまはまだ一部に過ぎないが、我々はあなた方を警戒している。 

 1933年に、その民主的選挙でヒトラーは政権を奪取し。 三年後の 1936 年(昭和十一年)、ヒトラーのオリンピックと言われる ベルリンオリンピック が開かれた。 大いにナチスドイツの国威は発揚し、その三年後ポーランドへの侵攻を皮切りに第二次世界大戦が始まる。 芸人顔負けの演説術でドイツ大衆を魅了したヒトラーは、オリンピックを最大限利用した。 近代オリンピック、最大の汚点である。


追記一:
その次の 1940 年(昭和十五年)に開催される予定だったのが 幻の東京オリンピック で、これは世界大戦の激化で中止された。 尚、同年の冬季オリンピックには札幌が開催地として予定されていたらしく、やはり同じ理由で中止されている。

追記二:
ヒトラーのような人物が自らの考え・判断であのような事をしたのであれば、人間というのはあまりにも悲しい。 もののけのようなものに操られて、自分を無くしていたのだと思う。 しかしヒトラーに限らず、特別な地位に就いたものは大なり小なりみな自分以外の何者かに操られる。 集団的自衛権とやらに固執し、憲法九条改定に血道を上げる。 おじいちゃんの亡霊や、他国のそれもごく一部の思惑に操られる総理大臣などというのは。 ごめんだ。


維新の完遂 Vol.3              [才蔵]


 石原元都知事のおひざ元、東京MXTV で土曜午前、西部氏の番組がある。 そこで漫画家の黒鉄氏、京大の佐伯氏と明治維新について語っている回があった。 興味深く聞いた。 「士道による、士道支配階級の打倒」 とは、その通りだ。 

 攘夷から始まって開国で終わる。 これが明治維新の姿ではないだろうか。 西洋にはかなわない、これを太平洋戦争の様な事なしに認め行動した。 こここそが、明治維新の成果である。 近代科学テクノロジーの革命を、東洋、黄色人種として初めて、正面きって武士道の精神で果敢に取り入れた。 だから、中央軍部。 とどのつまりは今の霞が関がいやいや認め、国民に壊滅的な被害をもたらした第二次大戦とは異なり。 いまも人々の口に多くのぼるのだろう。

 開国と攘夷の矛盾は、明治維新の。 失礼ながら、不完全さを物語るものだと思う。 相手の優位性を認めたと言う事で、国民の犠牲の無い、負けだ。 しかし国民の犠牲が無かったという事は、太平洋戦争と比べあまりに違う。 だからNHK あたりが靖国関係者の渋い顔をさそう、傷口えぐり先の大戦分析番組をたまに流すくらいのもので。 霞が関の行った先の大戦を掘り下げる事をせず、幕末・維新が大もてなのだ。 

 維新があの時、明治初頭でつじつまの合ったものであったなら。 太平洋戦争の犠牲はなかったろうし、いまの日本の対米隷属もない。 明治維新とは維新の始まりで、いまが日本の維新の成就する時期なのではないかと思う。 西を受け入れた初めての東として、前例にとらわれず世界の最先端を静かに行け。 ということだ。


参照:
≪ 維新の完遂 ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-02-16-1
 維新の完遂  Vol.2   ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2012-11-20


エシュロン              [才蔵]


 エシュロンとは、麻雀の上がり方ではない。 米国が最新鋭の技術で地上の空間を飛ぶあらゆる通信情報を傍受し、さらにスパコンによる検索のような仕組みで特定の事柄に連関する情報のやり取りをした当事者を割り出す。 大まかな記憶では、この様なものだ。 TBS の報道特集などを見ている人であれば、このエシュロンとおぼしき傍受のレーダー施設が青森県三沢基地にあるという事を知っているだろう。 これについてこうやって言及すること自体、エシュロンの網にひっかかると、これまで自主規制をしていたが。 今日のNHK 7時のニュースで、石原慎太郎議員が国会で質問するのを見。 もういいのではないかと、思った。

 レーダーは 1930 年代 イギリスによって実用化され、その英国を旧宗主国とする米国によってエシュロンがある。 情報というよりは諜報という言葉がぴったりくる国家による活動は、このような DNA の流れがあるのだ。 米国は勿論、自他ともに認める世界一の軍事力を持った国だが。 その軍事を進めるうえでも、何よりかによりダントツに世界一なのが intelligence (情報収集活動)だという。 世界一高い塀の上に立って、中に向かって外の様子を知らせ。 中の人々が右往左往する。 また、泥まみれ砂まみれになって塀の外から近づく間抜けな奴らを逐一とらえていれば、さぞ気分がいいだろう。

 石原氏の質問に対し自民党の小野寺防衛大臣は、「ご指摘のエシュロンかどうかは確認をしていない」と答える。 主権国家の政府として確認したらどうか。 それとも、これこそが特定秘密の一丁目一番地か? 


追記:
さらに自民党政府は同じ今日、「特定秘密とは防衛関係にとどまらない」とも言う。 国民の目と耳をふさぎ口をつぐませさえすれば、牧民はあっさりと成就する。 

JR と 霞が関              [才蔵]


 JR 北海道の問題を聞く。 福知山線事故を起こした JR 西の問題を思い起こす。  JR とは旧国鉄組織の事で、金田のいた国鉄スワローズは、少なくとも電電公社ぐらいは公だったんだろう。   圧倒的に国から好条件で譲り受けた 国鉄→JR という Organization 格 の継承がどうだったのか、よく見る必要がある。

 表向きなかなか良く機能しているように見える組織体が、実は深刻な問題を抱えていると言う事では。  JR の問題は、霞が関の問題に通じる。


まっとうな日本と韓国              [才蔵]


 マイケルサンデル教授の番組を、久々に見た。 中国、韓国、インドといったところで行われた公開討論のダイジェスト版だ。  夜空のもと万人単位で行われたと聞く、韓国の討論が興味深かった。  サンデル氏を議長として日本も参加する議論があればいい、と思った。  この、同時に居る 場 というのが、大切なんだろう。  近代科学テクノロジー革命でメディアを手に入れるまで、場とはこういうものであったし、実は今も変わっていない。 

 韓国の政治を思う。  日本と同じように民主的な選挙が成されている。  我々が見るのは政府の動きばかりだが、日本でそうであるように選挙のあやで、民主主義とはいいつつ国民とはかけ離れた政権が存在する可能性はある。 メディアが国民を洗脳している可能性はある。

 米国は日本を倒すことによって韓国を手に入れた。 陸続きで共産圏と向かい、首都ソウルが国境から何十キロも離れていない。  先述のように、ある意味で日本以上に米国のおかしな力がはたらいていてもおかしくない。  日本と韓国の出来るだけ多くの人々が、まっとうなナショナリズムを持つようになれば、きっと何かまっとうな面白い事が起こるだろう。 



特定秘密法と警察官僚              [才蔵]


 一か月前、あっけにとられるような素早さで可決された、特定秘密法。 よもや、皆さんお忘れではないだろう。  衆院選でも参院選でも選挙公約には一切なく、所信表明の演説でも一言も触れられていなかったこの法案に、先の国会で安倍政権は全精力を傾け、強行採決した。  何たる横暴だろう。 

 この法案がいよいよ参院を通過するかと言う時、メディアからようやくこの不可思議な政権の振る舞いのヒントが伝えられた。  とってつけた受付窓口係のようにまるで要領を得ない 森まさ子 女史が委員会質疑で答えに窮した時、ささっとかがみながら耳打ちしたりメモを渡したりしていたのは、警察官僚であったという。  警察OB国会議員からの証言と聞く。 

 この法案は官邸主導の法案で、それも官邸にある 内閣情報調査室 略して 内調 が立案したものとされる。  この内調というのは歴代、警察官僚がトップを務める、いわば官邸に置かれた警察組織の出島のようなものであるらしい。  秘密が 外交、防衛 にとどまらず、 スパイ、テロ をどうしても外さなかったのは、ここに理由があるようだ。  何をどう捜査しているかと言う事が、永遠に秘密に出来る。

 この法案に安倍政権がこれだけ執着したと言う事は、すでに警察に借りがあるか、これから大いに政権に協力してもらおうと言う事に思えてならない。 


追記:
つい最近まで デモ と テロ の区別があやしかった方々は、ブログも 言葉のテロ と言い出しかねない。 



 北海道の近くに、親指の指紋           [才蔵]


 960 などという、台風なら中の大というべき様な強い低気圧が頻繁に北海道のあたりに現れる。 等圧線が間隔狭く、親指を捺印したようだ。  冬の低気圧は、もっと穏やかなものではなかったか。  夏の巨大台風やゲリラ豪雨、 冬も遅ればせながら異常気象に参戦という事だろうか。 

 偏西風の蛇行とやらで、あにはからんや 寒い冬。  木蓮はやっと満開を迎え、 桜は入学式にふさわしく咲きそうだ。  温暖化でも、気候変動でもいいが、 ここに目を向けなくてどんなポスト近代があるだろう。 


追記:
実は、1969 年を多感な時期にむかえた世代を先頭に世界中で共通の認識、感覚を持った人はもう二代目三代目にも達していて、それらを合わせれば、どんな大国のどんな強権者であっても組織であっても太刀打ちできない。 これこそが産業革命以来つづく近代を、その単なる序章としての露払いとする、真の近代、ポスト近代をもたらす力だと思う。 



手本は ゲッペルス、安倍 自民党。          [才蔵]


 自民党本部で行われたという 文化芸術懇話会 とやらで、国民の耳目の延長であるはずのマスコミに対し、例の百田尚樹や安倍総理側近の自民党議員からとんでもない意見、議論が飛び交ったというニュースが、今日になってNHK7時のニュースでも取り上げられた。 自民党がその勉強会責任者の処分を発表したというのが要旨だったが、それほど国民の反応も大きかったのだろう。 

 先述の通り、「NHK・7時のニュース」と「テレ朝・報道ステーション」は毎日録画して見るようにしている。 地上波の両極を見ておく為だ。 昨日、6/26(2015)。 報ステは12分ほどを費やし、この件を報じた。 まさに地上波テレビの生命線であるスポンサー企業に経団連を通じ働きかけ、政権に面白くない報道を懲らしめよなどと、自民党本部で開催されたその勉強会で耳を疑うような発言が相次ぎ、異論は全く無かったというものだ。 同日の7時のニュースでは、NHKは一言もこの件について触れていなかった。

 自民党の谷垣幹事長は、「与党政治家は自分の思ったことを言えばいいという責任の浅いものではない」と今日(6/27)になって発言したようだが、昨日のコメントはもっともっとゆるいものであったし、安倍総理に至っては昨日の国会委員会でこの件について質されると「言論の自由である」として、いつもの様に カエルの面に小便、なにが問題なのか?と言わんばかりだった。

 これが安倍という政権の本質であり、自民党の体質である。


五輪エンブレム、パクリ疑惑          [才蔵]


 1980年代、若かりし頃。 ミュージシャンとして生活していた頃の話しである。 今は亡き松BみKさんのステージのバックで、何回か演奏したことがあった。 大阪への行き帰りの新幹線で隣の席になったので、若くて頭の足りなかった故、つい感じたことを口ばしってしまった。 「『M夜中のドア』は、キャロルベイヤーセイガ―の ”It’s the fall in love” とそっくりだね」、と。 彼女は、「H哲司さんは、結構そっくりなアレンジとか多いから」と、うまく受け流してくれた。 彼女には、全くの責任が無い。 デビュー曲で19歳の女の子が、例えそれに気付いたとしても、日本の音楽界、芸能界で何か言えるはずもない。 無神経な事を言ったと思うが、この様な例は日本のこの業界で枚挙にいとまがない。

 旧・東京12チャンネル(現・テレビ東京)で、洋楽のベストテン番組があり。 そこで、毎回日本のアーティストによる洋楽パクリの紹介があった。 ある回では、パクリ元の外国人アーティスト本人がゲスト出演していて、本気で怒りだすという場面もあった。

 二十歳そこそこのミュージシャン駆け出しの頃、キーボードでアレンジャーでござるという輩が述べるには、「筒M京Hさんは、凄い! 膨大にある自宅の外盤レコードからマイナーなところを選んでそのメロディーを採譜して、それを逆から読んで曲にしちゃう。」 それは巧妙なパクリではないのか?と思ったが、ミュージシャンを選任する権限を持つアレンジャーには、一言も疑義を呈するわけにはいかなかった。

 今回の2020東京オリンピック・エンブレムのパクリ疑惑報道を聞いて、これらを思い出してしまった。 デザインにしろ音楽にしろ、偉大な先達の残したものと無縁と言う事はありえない。 影響を受けた、インスパイア―されたと言う事は当然だろう。 しかしそれは自身のものとして十分な咀嚼が行われたのち、の話しではないだろうか。 日本のいわば「おりてくるもの」に対する敬意の無さは、いまだにこのようなものかと、嫌な気分にさせられる。


追記:
この項を書くにあたり、久々にU-TubeでM原Mきさんを見た。 歌がうまく、美しい。 何回かでもこの様なシンガーのバックを務められたことを、光栄に思う。 くり返すが、アレンジャー、ディレクター、プロデューサーといった人間たちのやる事に、彼女の責任は無い。


歩きスマホ              [才蔵]


 公衆の面前でオナニーに耽っていたら、人はどう思うだろう。 歩きながらは、やめたほうがいい。追い越す時、そしてすれ違う時。 細心の注意を払い、トラブルを避けているその他の人に対し、少しは思いを至らすべきだ。 たとえ座っていても、せわしないむさぼるような指の動きが、静かに本を読んでいる隣の人にはどう感ぜられるか、少しは思いをはせたほうがいい。

 スマホなど、端末をいじる行為は オナニー である。 公共の場所で歩きながら行うなどというのは、よほど切羽詰った時にとどめるべきだろう。 情報の強者でいることの優越感と安心感、自己最善主義マターである ゲーム がもたらす万能感。 これらに心を奪われ、まわりが見えなくなっているというのは、人として恥ずかしい。


お陰様のネトウヨを切る?安倍総理。        [才蔵]


 田母神氏が(2016.4.14)逮捕された。 ネトウヨがまるで神の様に上げ奉っていた人物だが、これがあっけなく都知事選の金の処理で捕まった。 甘利氏との扱いの違いにも驚く。

 みなさんご存知のように、ネトウヨはネット世論において最も攻撃的で行動的な安倍応援団である。 彼らにとって安倍総理は、田母神氏と同等の序列にある。 当の安倍総理にとっても、立場上言いたくても言えない事をネトウヨが言ってくれるので、すこぶる心地よかったに違いない。

 少し前、「ヘイトスピーチ」規制の議論に与党も乗って来て、独自の法案を提出した。もっともこれはどうもザル法で、在日米国軍人に「出て行け」と言わせない為のものではないかとも言われている。

 国連が問題視し、またここのところごく普通の人達がヘイトスピーチを放置していいのかと感じ始め、安倍政権は「こいつらと私たちは違います」と印象付けたくなって来ているようだ。 あくまでポーズだがヘイトスピーチ規制の姿勢を見せる事、そしてなかなか迅速な「田母神」逮捕。 安倍政権はネトウヨが少し邪魔になってきたのだろうか。 



駅前のこん棒を持った警官を久しく見ていない        [才蔵]


 今、久々の、一年以上ぶりになる投稿更新をしたついでに少し自らの過去の投稿記事を見て、ハタと気づいた。 一時期は連日のようにいつも使う最寄りの駅の改札口前に威嚇するように立っていた、人の背丈もありそうな棒を持った警官の姿を、もうずいぶん前から見ていない。 

 安倍政権と警察の関係は、一部ではよく言われている。 田崎史郎と並ぶ御用ジャーナリスト、山口敬之の強姦逮捕の寸前に待ったをかけたのも警察のトップだったというし。 いま政権が強行採決をもくろむ テロ等準備罪こと 共謀罪 も、警察の監視行動を際限なく自由にさせる法案だ。 今も既にやっているが、これからは法の裏付けを得て気兼ねなくやれるようになるということなのではないか。

  
 次に駅前でこん棒を持った警官を見かけたら、このブログで皆様にご報告したいと思う。 そのためにも、少しマメに更新する所存だ。 






タグ:安倍元総理

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