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体罰社会              [天成人後]


 女子柔道の監督が問題になっている。  大阪のバスケ部高校生の体罰自殺と重なって、日本の体育会系の問題をあぶり出す。  監督、コーチ、顧問と呼ばれる立場の者は絶対として、相対的な先輩後輩の関係がある。  かわいがり、しごき などとして、三年や四年で攻守、主従が入れ替わる。  出来る立場になったらやらなきゃ、やられ損だ。  こんな考えの人間は多くないと信じたいが、ついやってしまう人は少なくないかもしれない。

 選手たちは、監督だけでなくコーチ陣もあげていたので、日の丸を背負った柔道の特殊性もあったのだろうが。  柔道連盟の対応はまるでここのところまた話題にのぼる 教育委員会 と重なるようで、日本中の日の丸を背負った組織の問題と感ぜられる。

 この体育会系的なところは、日本の企業、会社にも多く見受けられる。 その内部だけでなく、取引先、下請け、クライアントなどという関係で、企業同士が体育会的関係にある。  この場合の柔道連盟は、経産省になるのだろうか。 厚労省になるのだろうか。  エゴによる体罰、感情による体罰が問題だ。  動物の親に学びたいと思う。


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