はた織り機 [文化の日]
そもそも布地を織り上げる手動の機械を、機(はた) と呼んでいた。 衣服も道具に含めれば、人がその外側の世界にあるものを、内的世界の求めに応じて利用する根源的なもので。 機械の元祖として、秦(はた)は石器と同等の歴史があるのだろう。
永く手動の時代が続き、産業革命により動力化される。 蒸気機関の利用から始まった今に続く革命は、エネルギーの革命だった。 べき乗則という言葉が思い浮かぶ、急激な上昇カーブ。 いまなにが突っ走り、なにが停滞しているのか。 我々は見極める必要がある。
追記:
機(はたおり)には、音があったはずだ。 手動の機織り機は、きっとクラシックのようなタイムで。 蒸気機関は、バウンスビート (Bounce beat) Jazz を感じる。 いま、制御信号はテクノミュージックのようなタイムを出しているだろう。
2013-02-16 20:35