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資本主義の敗北              [才蔵]


 世界経済にはうといが、ネットによって24時間どこからでもどこかしらの市場で取引が出来、お金には国境がなくなっている。と解釈している。 そして株だけでなくさまざまなものが相場になり、巨大なゲームがエスカレート。 情報と同じ速さで巨額の金が一瞬に動く。 これはすぐにも手を付けたほうが良い。 金融は経済のてっぺんで薄皮のように存在するもので、こんなに肥大するもんじゃない。 金融工学などというものが一人歩きしてはいけない。 
 金融経済に対しまともな経済の事を「実体経済」というがその反語は「虚の経済」だろう。 虚に実が支配され、一部の国の一部の者が大儲けをする世界のありようはおかしい。 

 90年代に入ると早々に共産主義が事実上壊滅し、資本主義の完全勝利であるかに言われたが、その後の十数年で起こった事を見れば資本主義もまた敗北したと言えるのではないか。 



景気がいいは、七難隠す


 十数兆の大型景気対策、赤字国債、税収を上回りそうな国債発行、、、。  これら全て事務次官等会議を通った、 官僚 が「これでよい」と認めた政策だ。 埋蔵金に手を付けられても消費税アップの布石になるならば、むしろ 霞ヶ関 はウエルカムなんだろう。もっともっと税収を、である。 その為には景気回復が一番、ときた。 

 景気がイイは、七難隠(しちなんかく)す。 景気の悪い今だからこそ我が国のおおもとにある問題を皆で考えるべきだ。 というか、どんな事をしても景気を回復させたいというのがそもそもよく分からない。 右肩上がりを前提にした経済のありようっていうのはこの先、 許されるのか?  むしろゼロ成長やマイナスでも、国民みなの最低限の幸せを守れるような社会が必要になってくるんじゃないか。 


参照:
経済成長》 http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2008-08-04-1



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