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五十年後の世界遺産を、いとも簡単に破壊する今の 日本。      [天成人後]


 明治維新以降、富国強兵、殖産興業に突き進んだ日本の幾多の施設の、ユネスコ・ 世界文化遺産登録 を目指しやっきになっている現政権が、五十年後の世界遺産有力候補の旧国立競技場を、いとも簡単に 破壊 してしまった。 安保法制が合憲だという奇妙奇天烈な論理と同様、大変な矛盾を感じている。

 無一文、裸一貫から立ち上がった我が日本は、戦後わずか十九年で東洋の国として初めてのオリンピックを成功させた。 国立競技場は、その象徴的なモニュメントだった。 代々木、駒沢のオリンピック施設。 東海道新幹線。 首都高、モノレールなど合わせ。 今は無き旧国立競技場は、五十年も経てば、立派な 世界文化遺産候補 だったと思う。 それを、現政権は問答無用で 破壊 してしまった。

 そして今、外国人の設計による奇をてらった新国立競技場の建設費で、すったもんだ揺れている。 とんでもなく法外な建設費は、結局 税金。 国民の負担となる。 担当大臣が今日決まったそうだが、いったいこの騒動の責任者は誰なのか。 土建・建設利権の臭いがぷんぷんしていたたまれなくなるこの話の責任者は、いったい誰なのか? 識者に話を聞いても、誰なのかはっきりしない。 では仮に、何事も批判を受けることなく成功裏に物事が終わった時、一番その功労者としてスポットを浴びるのは誰なのか。 手柄は俺のもの、問題は周りのせい。 その者こそが、責任者ではないのか。 

 森元総理と安倍現総理。


普通の国              [苔の生すまで]


 我が国は、その歴史を知るにつけ、他にその類例を見ない。 

 我々が真摯に心のままに振る舞えば、自ずと普通の国では有り得ない。  
 
 普通の国でならなければならないかのように国民を扇動しようとする者は、
 
 国粋の名にすら値しない。




都合のいい法治国家であるが、民主国家ではない      [おかしな帝王学]


 翁長 沖縄県知事の 辺野古埋め立て中止指示に対し、一つ覚えに 法治国家、法治国家と繰り返す菅官房長官。 だから聞く耳を持つ必要が無いという、安倍自民党の言い分だ。 では、文書で交わした約束の範囲を超えて勝手に貴重なサンゴを破壊するのは、法治国家の政府がやる事なのか。  

 そして、民主主義、民主主義と普段あれほど口にするのに、この件に際しては、ぴたりと民主主義の 「み」 の字も発しない。 沖縄の民意を、いったいどこまで軽んずれば気が済むのか。

 「腹は決めている」 という翁長知事、どうか、とことんやって欲しい。 あなたを応援する 「普通の人」 は、全国にいる。


ただただ、気持ちが悪い          [民主主義の原理運動]


自分の事を、私と言わず 名前で言う、女の子がいる。

自分の政権を 「安倍政権」、その経済政策を「アベノミクス」 と語る、総理が居る。

後者については、とめどなく、気持ちが悪い。



広島土石流災害と安倍総理 – 国民の命より お仲間      [懲戒免職]


 集団的自衛権の時には、あざとい母子のイラストなど背に 「国民の命を守る!」 と熱弁をふるい、少数ながら間抜けな国民をうなずかせた、あの 安倍総理 が、20日(2014年8月)に発生した 広島土石流災害 の際には、まるで国民の命など二の次といった対応を演じた。

 未明に発生した被害の第一報を聞きながら、安倍総理は静養先の別荘からゴルフに向かったという。 プレイは午前8時からで、そのメンバーにはあの森元総理、フジテレビ日枝会長らがいたそうだ。 その後9時過ぎには中断して、急遽 東京に戻ったのが11時。 当日のテレビニュースでは 「安倍総理は静養先の山梨から予定されていたゴルフを中止して官邸に戻り指示にあたった」 としか報じられなかったので、間抜けな国民は一時間以上もこんなメンバーと災害の報告を受けながらもゴルフに興じていたとは知らなかった。

 森元総理とゴルフといえば、えひめ丸だが。 さて、この名宰相からの 「私のようになるな」 というアドバイスがあったのかどうか。 8時半になって、官邸詰の記者連中から 「こんな時に安倍さんはゴルフか?」 と声が上がり始めたのを耳にした菅官房長官が直々に安倍総理に電話し、ようやく帰京の決断がついたようだ。

 と、ここまででも問題おおありなのだが、話はこれで終わらない。 官邸に数時間居ただけで、夕方にはまた山梨の別荘に戻ったという。 何が 「国民の命」 か?  身一つで出てきたので、身の回りの物を取りに帰ったという。 その割には、翌日 天皇がご自身の静養を取りやめたい意向を表明されるまで、別荘に居続ける。 靖国しかり、天皇陛下とは意見のそりが、合わないようだ。

 そして災害翌日、21日に別荘で会っていたのが、JR東海の葛西会長だという。 彼は熱心な安倍晋三の後援者とされ、NHKの籾井会長と同族である。 彼との約束を守るために、安倍総理は別荘に戻ったのだろうか。


追記:
先日の広島原爆記念日には、被爆者の代表が総理に面と向かってテレビカメラの前で集団的自衛権に反対意見を述べていた。意見の同じ支援者に囲まれているのが何より好きで、反対意見に対しては執拗に根に持つとの噂のある 安倍総理。 今回の広島土砂災害への初動対応に、その影響はあるか。


我。本日1545時頃、オスプレイ機、首都圏上空ヲ低空ニテ飛行スルヲ目撃セリ。      [Pub 居酒屋]


 今日は休みだったもんで、ひどい暑さだったけど髪がウザったくなったんで切りに行こうと家出たらさ。 バルルルって何か飛んでる音したんで見上げると、 オ ス プ レ イ だよ!  こんなとこ、こんな低空で飛んでるんだって、びっくりした。        おまえんとこ、いつも米軍やら自衛隊やらの飛行機飛んで、うるさいんだってたな。      ああ、厚木や座間と横田を結ぶ線にあるからな。 高級住宅地が泣くよ。      何言ってんだ、安賃貸アパートだろ。        当たり! だけど周りはスカした連中ばかりだぜ。 実際、土地は高い。        オスプレイ、何してたんだかな?       さて、見た時は南から北に向かってて、もう左に旋回し始めてた。 そのまま西に向かってたから、横田に行くんじゃなかったみたい。        遊覧飛行か? どうせニュースにもならないんだろうな。 気が付いたら当たり前に東京近郊を飛び始めて、「みなさん、沖縄の負担軽減のためですよ!」 なんて、誰かさんしたり顔で言うんだろ。

   

拾得物は税収?              [Pub 居酒屋]


 今日、昼前に道を歩いてたら、銀行の通帳に千円札がはさまってるの見かけてさ。 そのまま通り過ぎようかと思ったけど、治安の悪いとこだし何か義務感を感じてさ、拾って交番に届けたよ。     へー、幾ら入ってたの?    二千円。 通帳だし、必ず持ち主が現れると思ったけど、応対した警官が 三ヶ月たって持ち主が名乗り出なかった場合、どうするか聞くわけよ。 細かいことは忘れたけど、「はいはい」 と答えていたら 国庫 に自動的に入る仕組みらしくて、ちょっと待てよと。 いや、二人いた若い警官は、好感の持てる人物だったけどね。     なんか、マニュアルでもあるのかね。    さあ? でも、こちらからあえて聞かなけりゃ、国庫に入ることは不明だったし、こっちにその金を受け取る権利があることも明確でなかったから。 落とし主が現れるに決まってると思ったけど、現れなかった場合は拾い主の権利を主張したいと申し出た。  政権が変わろうがどうだろうが、国庫金の使い道にはメスが入らない。 だったらたとえ二千円でも戻ったら、自分の納得のいくところに寄付でも何でもするさ。


右か左か ではなく、 対米追随か否か。          [民主主義の原理運動]


 沖縄知事選で辺野古移設が争点となり、 容認する現職と反対する候補の戦いになりそうだという。  注目すべきは、どちらも保守系の候補であり、辺野古反対候補には革新政党まで支援に乗り出している事だ。  右だの左だのは今や意味が無い、対米従属であるのか否かが 真の意味ある色分けになる。  沖縄で全国に先駆けてこの様な選挙が行われる事になれば、本土の十年先を行っている事になり、これからの日本の政治とその選挙の形を示す事になるのではないかと思う。


2020年 東京オリンピック、おもてなしの限界          [天成人後]


 今年も猛暑、である。 今日は七月の二十七日、六年後の東京オリンピックでは、開催されて四日目にあたる。 こんな時期に、野外競技を行っていいのだろうか。 ゲリラ豪雨の心配は無いのか。 アンダーコントロールの安倍総理あたりは、空調完備の 新国立競技場 が出来るから大丈夫と言うだろうか。 マラソンは四百メートルトラックの周回で済ますか? サッカーは全試合を新国立で行うか?

 1964年、昭和三十九年の東京オリンピックは十月十日に開幕した。 開会式の抜けるような青空は、秋の爽やかさと共に子供心に強烈な印象を残した。 十月十日は体育の日として国民の休日となり、「スポーツの秋」の代表的な日となった。 晴れの特異日を選んで開幕したオリンピックが、なぜ今回再現できないのか? きけば、今日の夏季オリンピックは開催期間があらかじめ決まっているそうで、開催地の都合では動かせないのだそうだ。 この真夏の開催というのが明文化されているかどうか知らないが、十月に開催したいといったら選考で落とされるらしいから、事実上の前提条件と見ていいだろう。 

 クーベルタン男爵いまいずこ、IOC は今やオリンピックを興業としてしか見ていないようで、その中でも最大のテレビ放映権、その最大の払い手である米国の事情で真夏の開催時期固定がなされているというから呆れる。 いわく、米国では八月、大きなスポーツイヴェントや視聴率の取れるドラマ番組がなく、その時期オリンピックがあればちょうど都合がいいのだという。 さらに彼らは、決勝競技の開始時間まで自国のゴールデンタイムに合わせようとする。 ヨーロッパも似たような事情らしく、いつのまにか、あらぬ時間に決勝が行われかねない盛夏のオリンピックとなっている。

 再び東京でオリンピックが開催されるのは、素直に喜びたいと思う。 しかし、最後の最後にブエノスアイレスにゼロ泊で顔を出し、おいしいところを持っていこうという安倍総理のアンダーコントロール。 カブトガニをカナブンにして乗り切ろうという、超高額な新国立競技場建設に群がる魑魅魍魎など合わせ。 真夏の開催には、不快感を覚える。


新宿駅南口で焼身自殺、集団的自衛権          [Pub 居酒屋]



 この前の日曜日、新宿駅南口で焼身自殺っていうニュース知ってる?    何それ?     集団的自衛権てやつに反対してらしいよ。     左翼か。    そんなのNHKのニュースではやってなかったし、月曜日の古館の報道ステーションでもやってなかった。 俺はその二つ、録画して毎日チェックしてるから間違いない。一言も触れてない。てか、日曜日は北のミサイル発射で大騒ぎだったよ。       安倍さんお仲間のブルドッグ 籾井会長 率いるNHKが黙殺するのは分かるけど、テレ朝の報ステなんかじっくりやりそうだけどな。        俺は高1の娘から聞いて知った。 若い子たちは、ネットで大騒動らしい。 寝る前にPC立ち上げてネットで検索したけど、そのサイトに行こうとしたらあなたの重要な情報が要求されているんでブロックしましたって、入ってるウイルスソフトが情報を流すか聞いてくるんで、気持ち悪いから見るの止めた。どういう事件なの?       アルカイダと同じ、テロだろテロ。     そうか、去年暮れ、やっぱりビックリするくらい焦り狂って通した 秘密保護法案 には、テロってのが入ってたな。      どうして普通の人にはテレビからもどこからも 「集団的自衛権に反対して焼身自殺した人間がいる」 なーんて情報が入って来ないか、なんて理由は。 それこそ特定秘密で、永遠に保護されて表に出てこないわけだ。      


創価学会と公明党 – 平和と現生利益          [おかしな帝王学]


 民主主義の原理運動は、組織票を認めない。 だから、以下に述べる事は単なる皮肉である。

 公明党の支持母体である、というよりはその政治部が公明党であると目される 創価学会が。 異例にも今回の集団的自衛権の論議について 「憲法改正の手続きを経るのが望ましい」 と声明を発表した。 ぬか、少し見直したものだったが。 やはりというべきか、公明党は憲法解釈による集団的自衛権行使の閣議決定に賛成する意向を固めたという。

 末端の信者は善良な市民であると考えるが、創価学会は仏教教義の中の 方便 を、余りにも強調し過ぎるように感じる。 そしてたどり着く先は、現生利益(げんせいりやく)だ。 誰しも 現生利益 にはめっぽう弱く、そこをつつかれればまず大抵の者が首を縦に振る。 

 現生利益の最たるものは、政権与党に居ると言う事ではないだろうか。 その政治部の 公明党 は、平和という絶対の命題を、現生利益でないがしろにしかねない決定を下そうとしている。 創価学会は今後、平和という言葉を下ろし、現生利益というテーマ 一本で活動を行ったらいかがだろうか。


特定秘密保護法案と、ワールドカップで解釈改憲          [天成人後]


 頼んでもいないし、そもそも、政権を取った暁にはこれほどまでに他をおいてもするような事と聞いた覚えがない。 安倍内閣の、憲法の解釈変更というやつ。 政権奪取と早々に「憲法改正」とノックをし、それが芳しくないとなると 九十六条、 憲法改正の手続きの改定をもくろむ。 それも上手く行かないのならと、憲法はそのままに、解釈の変更で行こうという。 

 なんの事はない、「九条」ではないか。 矢継ぎ早に、あらゆる手で 「集団的自衛権」 とやらを行使したいという。  正面玄関から憲法を改正ではなく、勝手口でもなんでも入ってしまえば何とかするという。  ずいぶん男っぷりには、自信があるらしい。 

 集団的自衛権というやつはなかなか分かりにくくて、説明を二度聞けば。 権利 ではなく、集団的参戦の 義務 としか感じられなくなってくる。 その集団の強いものに、どうして逆らう。 いざ事が起これば、前世紀、二十世紀の覇者に、また同じ理屈でまだ膝まづくのか。

 サッカーワールドカップは、彼らにとって好機かもしれない。 日本の二戦目あたりにぶつけてくるのは、三国志か何かから学んだのだろうか。  甘利大臣が、原発再稼働の反対に対して「情緒論」と揶揄した。 安倍総理は自らの指示で大きく描きかえさせたという、子を抱く母のイラストの前で。 情緒にうったえる。  安倍内閣の、情緒、とは何か。 かなり都合のいいものに思えてならない。

 ワールドカップ開幕になっても反対を訴える、ブラジルの人たちを見て。 お上のやることには、決まったことならもう逆らえないとききわけのいい日本人との違いを思う。 去年暮れの特定秘密保護法案、国民がざわめき始めたころ、一挙にたたみかけて採決した。 はや、しょうがない事だ。 はやしょうがない事と集団的自衛権もすべく、またもや安倍内閣は異常な熱心さで進んでいる。 


参照:
≪ 甘利大臣の情緒論 ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2013-09-04


ならば、憲法の解釈を変えればいい。              [おかしな帝王学]


 「日本人が乗っているこの米国の船を、日本の自衛隊は守ることが出来ない。 これが憲法の現在の解釈です。」  安倍総理が、赤ちゃんを抱く母親のイラストを背に酔ったように語る。 この、醜さ。  では、その解釈を変えればいいではないか。 「集団的」 だの 「個別的」 だのではなく、 自衛隊を認めたように。  したたかに。  

 赤ちゃんを抱いた母を救うような憲法解釈は出来ず、その子が育った時に戦場に行かなければならなくなるような憲法の新解釈を、何にもまして最優先で決めようという現安倍政権。 あなたたちは本当に、日本の子供とその母の事を真剣に考えているのか。


姑息な帝王学              [おかしな帝王学]


 もう一度、言う。 政権に就いた当初、様子見のジャブのように 憲法改正 を言い出し。 それが 九条改正 の事であると早々見破られると、今度は憲法改正の手続きを定めた 九十六条 がおかしいから改定しようと言い出し。 それも姑息と批判されると、では憲法解釈の変更で 集団的自衛権 を容認しようと突き進む。 なんのことは無い、集団的自衛権とやらの行使には九条が邪魔だと言う事で。 環境権だの生存権だの詭弁を弄するも、集団的自衛権以外の事は考えていない。 恐ろしいまでの姑息ぶりだ。

なぜこの安倍という総理は、正々堂々

あくまで正面から憲法九条改正を訴えないのか。



涙の行革担当大臣、渡辺喜美。              [近過去]


 霞が関、官僚機構をどうにかしよう、第一次安倍内閣の後半からそんな声が高まった。 自民党にありながら公務員改革を進めようとする渡辺喜美氏に、多くの人は好感を抱いた。 

公務員改革のブームが去った頃、渡辺氏と安倍総理の近しさが目に付きだした。 今の第二次安倍内閣は、もうまるで官僚機構の問題などなかったかのようだ。 年金問題でやられて、官僚機構を敵に回すのは割に合わないと、安倍さんとその周りが強く感じたのだろう。 ここと協調し、政権外与党のように振る舞う 渡辺みんなの党 にがっかりしているのは、化粧品の社長ばかりではない。 


 北海道の近くに、親指の指紋           [才蔵]


 960 などという、台風なら中の大というべき様な強い低気圧が頻繁に北海道のあたりに現れる。 等圧線が間隔狭く、親指を捺印したようだ。  冬の低気圧は、もっと穏やかなものではなかったか。  夏の巨大台風やゲリラ豪雨、 冬も遅ればせながら異常気象に参戦という事だろうか。 

 偏西風の蛇行とやらで、あにはからんや 寒い冬。  木蓮はやっと満開を迎え、 桜は入学式にふさわしく咲きそうだ。  温暖化でも、気候変動でもいいが、 ここに目を向けなくてどんなポスト近代があるだろう。 


追記:
実は、1969 年を多感な時期にむかえた世代を先頭に世界中で共通の認識、感覚を持った人はもう二代目三代目にも達していて、それらを合わせれば、どんな大国のどんな強権者であっても組織であっても太刀打ちできない。 これこそが産業革命以来つづく近代を、その単なる序章としての露払いとする、真の近代、ポスト近代をもたらす力だと思う。 



ソチとプーチン              [おかしな帝王学]


 雨が降る冬季オリンピック会場 ソチ と、二度の大雪に見舞われた東京を見ると。 東京は、夏季ではなく冬季の立候補も可能だったのではないかと思われる。  ロシア最南部、黒海に面したリゾート地のソチに冬季オリンピックを招致しようとしたのはプーチン大統領の思惑と聞くが、 英雄リトビネンコを出すまでもなく、この長期政権には問題があるように思う。  チェチェンに近く、イスラム過激派がテロを辞さない一帯の隣にソチはある。 


安倍御用放送と成り下がるか、NHK          [天成人後]


 昨年(2013)、天皇陛下 八十歳の誕生日(12月23日)、 陛下のお言葉がマスコミによって伝えられた。 その中にこのような部分があったという。  「戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し、かつ、改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し、深い感謝の気持ちを抱いています。また、当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います。」  まことにまっとうな お言葉 と感ぜられるが、同日一斉に報じたメディアのうち読売新聞は意図的に端折って要約し NHK に至ってはここを全て削除して報じたと言う。

 NHK経営委員会とは 「NHKの経営にかかわる最高意思決定機関で、毎年度の予算、事業計画、番組編集の基本計画を議決し、NHKの会長を任命する。委員は12人で、衆参両院の同意を得て首相が任命する。」 とあり、昨年10月 その12人のうちの4人が安倍総理お気に入りの人物に置き換わった。 その経営委員会が昨年12月20日に選出したのが、今話題の 籾井勝人 NHK新会長である。 

 大手紙宮内庁記者とされる情報では産経新聞についての言及は無かったが、読売新聞が端折ったのはそのトップの顔を思い浮かべるだけで想像がつく。 問題は件の記者の言うとおり、NHK が一切を削除すると言う偏向を行っていた事だ。 テレビがあれば否応なく徴収される受信料で成り立つ NHK は、他のメディアに比べてもさらにいっそう中立・透明性が求められる。 我々は常に厳しく見続けなければならない。 


天の子              [文蔵]



  最悪の状況でも、心 を失ってはならない。  この世の 脳 が混乱しても、心は 天 と通じているからだ。       この世に負けてはならない。



細川、小泉、猪瀬、森元          [Pub 居酒屋]


 細川さん出るらしいね。 小泉 ― 細川 の連合らしい。   即、原発ゼロでまとまってる。      そもそも猪瀬の辞任で始まった話がこうなって、自民党はあせっているらしい。     オリンピックをめぐって森元総理と猪瀬の確執があったって聞いたけど、徳洲会五千万の出てきたタイミングがな。 特定秘密に騒いでた頃だった。      オリンピックのトップにめでたく就任した森元が、予想外の展開に卑怯とか言って苛立っているね。     小泉って元森派だろ、あれほど仲の良かった二人。 いまどうなのかな。


和食と女性の社会進出              [天成人後]


 常々、疑問に思っている事がある。 政府をあげて女性の社会進出が叫ばれ、それがまるで絶対の正義のように言われているが、 果たしてそうなのか。  男と同じように社会に出て働き、丁々発止(ちょうちょうはっし)やりあうキャリアウーマン人生を求めている女性が、本当にそんなに多いのか。 

 昨年暮れに和食が文化遺産登録され、「だし」 の文化がよく話題にのぼる。  鰹節を削り器で削り、昆布を浸して黄金色のだし汁を取るシーンがよくテレビで映し出され、対して家庭料理の貧困さが嘆かわしい事として紹介される。  しかし、子供が生まれても乳離れすればすぐに預け仕事に通う母親に、そこまで求めるのか。  和食、日本食を見直そうと言い、家庭の味が大切と言うその同じ口で、女性の社会進出を声高に唱えるのは矛盾している。

 女性が社会に出て働くという機会の平等は担保すべきだが、共働きでなければ生活できないというのが普通の社会は、おかしい。  これは、いまや仕事を牛耳る Organization 格 、会社組織が十分に労働者に利益を分配していない事にも原因があるだろうが、これだけの額がなければ生活できないという人々の感性にこそ大問題があり。 その消費生活を煽るのが、これまた Organization 格 、企業なのである。


追記:
起きて半畳、寝て一畳。 とまでは言わないが、生きていくのに必要な物と言うのは、実は驚くほど少ない。 人との比較をやめる事が出来れば、実感できるだろう。  公けは教育に手厚く、どのような生まれであろうと子供本人次第で最高の教育が受けられるようにするべきだ。   残るは老後の話だが、これは後に譲りたい。


特定秘密法と警察官僚              [才蔵]


 一か月前、あっけにとられるような素早さで可決された、特定秘密法。 よもや、皆さんお忘れではないだろう。  衆院選でも参院選でも選挙公約には一切なく、所信表明の演説でも一言も触れられていなかったこの法案に、先の国会で安倍政権は全精力を傾け、強行採決した。  何たる横暴だろう。 

 この法案がいよいよ参院を通過するかと言う時、メディアからようやくこの不可思議な政権の振る舞いのヒントが伝えられた。  とってつけた受付窓口係のようにまるで要領を得ない 森まさ子 女史が委員会質疑で答えに窮した時、ささっとかがみながら耳打ちしたりメモを渡したりしていたのは、警察官僚であったという。  警察OB国会議員からの証言と聞く。 

 この法案は官邸主導の法案で、それも官邸にある 内閣情報調査室 略して 内調 が立案したものとされる。  この内調というのは歴代、警察官僚がトップを務める、いわば官邸に置かれた警察組織の出島のようなものであるらしい。  秘密が 外交、防衛 にとどまらず、 スパイ、テロ をどうしても外さなかったのは、ここに理由があるようだ。  何をどう捜査しているかと言う事が、永遠に秘密に出来る。

 この法案に安倍政権がこれだけ執着したと言う事は、すでに警察に借りがあるか、これから大いに政権に協力してもらおうと言う事に思えてならない。 


追記:
つい最近まで デモ と テロ の区別があやしかった方々は、ブログも 言葉のテロ と言い出しかねない。 



まっとうな日本と韓国              [才蔵]


 マイケルサンデル教授の番組を、久々に見た。 中国、韓国、インドといったところで行われた公開討論のダイジェスト版だ。  夜空のもと万人単位で行われたと聞く、韓国の討論が興味深かった。  サンデル氏を議長として日本も参加する議論があればいい、と思った。  この、同時に居る 場 というのが、大切なんだろう。  近代科学テクノロジー革命でメディアを手に入れるまで、場とはこういうものであったし、実は今も変わっていない。 

 韓国の政治を思う。  日本と同じように民主的な選挙が成されている。  我々が見るのは政府の動きばかりだが、日本でそうであるように選挙のあやで、民主主義とはいいつつ国民とはかけ離れた政権が存在する可能性はある。 メディアが国民を洗脳している可能性はある。

 米国は日本を倒すことによって韓国を手に入れた。 陸続きで共産圏と向かい、首都ソウルが国境から何十キロも離れていない。  先述のように、ある意味で日本以上に米国のおかしな力がはたらいていてもおかしくない。  日本と韓国の出来るだけ多くの人々が、まっとうなナショナリズムを持つようになれば、きっと何かまっとうな面白い事が起こるだろう。 



ナショナリズムに見合う靖国              [おかしな帝王学]


 「総理の靖国参拝を、なぜ批判するのか。戦争で図らずも命を落とした英霊に敬意を表して問題があると言うのが間違い。 A級戦犯の扱いも間違いだ。」  こんな意見をネットで目にした。 戦死者に対する念は共有する。 しかしそれが何故、靖国であらねばならないのか。  分かり易く言って、天皇は日本の神道のトップ、そんな話を聞いた事がある。  トップが行かないと言っている神社の在り方に、問題は無いのか。

 A級戦犯の扱いも間違い、とはどういう意味だろうか。 戦勝国によって裁かれた東京裁判がどうのと言うのは、狭義と広義の違いだとかわそうとする輩に似て潔くない。 どさくさ紛れの合祀の事を言うのなら、与する。

 中国でも韓国でも、米国でもなく。 これは日本自身の問題だ。  かねてから申し上げている通り、東の最先端として日本は。 中国や韓国とは、次元の違った感覚を持つべきなのだ。 同じ土俵で争っていては、日本にもアジアにも世界にも未来がない。 いったい何をしているのか。 この思いこそが、まっとうなナショナリズムである。 


合祀以来 靖国を参拝されていない天皇陛下と、安倍総理    [おかしな帝王学]


 安倍総理が、靖国参拝を果たしたそうだ。  自らの陳腐な美学を満たし、また、ネトウヨ諸君は喝采を叫ぶだろう。  中国や韓国は反発し、それに呼応してのナショナリズムの高まりは、再び支持率七割も夢ではないと思ったか。  内政が危うくなれば外政の危機を演出する、まだ五割もあるという支持率でそれを求めるならば、欲張りな話だ。  しかしこの安倍と言う首相は、すこぶる欲張りな総理である。

 派遣労働や社会の底辺で働く現在の人々に相当する、最も過酷な前線に送り出された人々。  「死んだら靖国で会おう」 と言い合って散っていった愛すべき日本人に対する思い入れは、決して安倍総理はじめネトウヨ諸君に劣らない。  しかし、今で言えば、夏でも冬でもエアコンの効いたところでふんぞり返って机上の空論を振りかざすお偉いさんのように、現場を知ろうともせずトンチンカンな指示を出し続け、戦犯として戦後裁かれた高級軍部官僚をどさくさに紛れて合祀した靖国神社を、安倍総理はどう考えるのか?  合祀以来、参拝をされていない 天皇 のご意志を、どう解釈しているのか? 


JR と 霞が関              [才蔵]


 JR 北海道の問題を聞く。 福知山線事故を起こした JR 西の問題を思い起こす。  JR とは旧国鉄組織の事で、金田のいた国鉄スワローズは、少なくとも電電公社ぐらいは公だったんだろう。   圧倒的に国から好条件で譲り受けた 国鉄→JR という Organization 格 の継承がどうだったのか、よく見る必要がある。

 表向きなかなか良く機能しているように見える組織体が、実は深刻な問題を抱えていると言う事では。  JR の問題は、霞が関の問題に通じる。


猪瀬 東京都知事、 辞任。              [天成人後]


 秘密保護法が可決される寸前の絶妙のタイミングで出てきた 徳洲会五千万円猪瀬都知事へ の問題。  今日、猪瀬都知事は辞任を発表した。 さもありなん。  しかし、このような金が渡っていたのは猪瀬氏に対してだけなのか?  昨日、「百条委員会が設置されれば終わりだ」と述べ辞任を促したと言う 石原慎太郎 前都知事。 かつては徳田虎雄氏との蜜月ぶりを隠そうともせず、猪瀬氏を後継指名し、「徳田さんのところへ行け」と促した張本人だ。 昨日 安倍総理と会談した彼は、徳洲会から資金的な支援を受けていないのか? 亀井静香氏の話しも伝え聞くが、果たしてそれだけか?

 日本医師会の岩盤に対して切り込んでいったのが、徳洲会だと聞く。 では日本医師会側は、似たようなことを行っていないのか? 選挙に金が掛かるとして、当たり前のようにこのような事が行われている。 これは邪推だろうか。 

 猪瀬氏の弁護を行うつもりなど毛頭ないが、地検特捜が一年も前から事実をつかみ、このタイミングで問題化するのはどうも釈然としない。 なにか大きな力が働いたのではないか、そんな気がしてならない。


追記:
2020 東京オリンピック招致で時の人となったのが、猪瀬氏だった。 石原前都知事からの悲願で、開催決定の時は はしゃぎ過ぎが気になった。 おもてなし の滝川クリステル女史が脚光を浴びたが、最後の最後で 「アンダーコントロール」と欧米人よろしく両手を広げ、おいしいところを持って行ったのが 安倍総理だ。  名誉ある招致の功労者としては、猪瀬氏の名が今後 人の口にのぼることは無いだろう。

追記: 2014.2.18
2020 東京オリンピック実行のトップについて、森元という名の総理と猪瀬氏との間で確執があったやに聞く。
猪瀬辞任後すぐに森元氏はその座に就き、小泉-細川の動きにはカメラの前で「卑怯」とののしり、いらだって見せた。 



官僚機構を正し、最先端たれ              [おかしな帝王学]


 この国の神経組織に等しい、官僚機構。 ここを正すのが、先決だろう。  武士によって成し遂げられた、明治維新。  武力によって生じた覇権が、軍事による解決を永久に放棄するというのは。  この日本においてこそ成し遂げられるべきで、それが成されれば。  広く人類全体の、ルネサンス以来のひずみが。 そこで回答を得るだろう。  官僚機構を正さなければ、これは決して成就しない。  どんな理由で立法府から行政府の長を出しているのか、 民主主義の原理運動に立ち戻り考えるべきだ。

 まず官僚機構を正し、 税で禄をはむ者を正す。  より国民の為の政治が成されれば、 おのずと米国との関係も問題になるだろうし。 外交も、変わってくるだろう。   世界の最先端となるのに、何の躊躇が要ろうか。 



くい足りない、総理大臣              [民主主義の原理運動]


 先の大地震で津波の被害を受けた人を、思う。  サッカーで世界を相手に戦う若者を、観る。  物造りで世界最高の企業を、見る。  東洋として初めて近代に進んだ日本を、知る。 

 この日本の首相は、それらひとりひとりの日本国民に ふさわしいか。



石破茂氏、ようやくデモとテロの区別がつきました。          [懲戒免職]


 自民党の幹事長、石破茂氏が絶好調だ。 このネトウヨ言うところの、石橋ゲル氏。 安倍晋三総理と並んで、腐ったネトウヨのアイドルである。 自他共に認める軍事オタクで、執務室には兵器のフィギュアが並ぶ。 安全保障なら任せておけという政治家で、同類の安倍氏と飛車角の双璧を成していた。 安倍氏に二度も先を越されて首相の座に就かれ、溜まっていたものもあっただろう。  状況のあまりの良さに、つい本音が出た。

 「無言の整然とした行進でなければ、デモはテロと変わりがない。」  批判に対応してテロと言った表現は撤回したようだが、民主主義の有りようにもとるとしてデモ行為についての見解は改めない。  民主主義だからこそデモが許されるのではないのか?  政治家の失言はほぼ100%本音がついポロリと出たというもので、それも多くは講演など生の場面で出ている。  しかし今回の発言は石破氏の公式ブログによるものであり、その意味で根深い。 

 現在、参院で審議中、可決間近と言われる 特定秘密保護法案 では、外交、防衛のみならず テロ についても含むとしている。 一見もっともらしく見逃しそうだが、デモもテロとみなすと言う意識をもった者たちによって焦り狂って成立させられようという法案だ。  この法律のとんでもなさを、雄弁に物語る。

 思えばこの秘密保護法案が衆院にかけられた頃から、猪瀬都知事の徳洲会五千万円事件やら中国の防空識別圏やら、感心するほどいいタイミングでニュースになった。 さらに自民党沖縄県連の辺野古移設容認決議まで出てきては、石破氏のみならず安倍総理はじめ自民党の先生方に、いい気になるなと言う方が無理な相談だろう。  大いにいい気になって、本音をどしどし発言していただきたい。 

 彼らの本音とは、国民の目も耳も口もふさぎたい。 たとえ目と耳が開いていても、口だけはふさぎたい。


追記:
よく、「罰せられる事は無い」 という気休めを耳にするが、逮捕され起訴され有罪判決を受けた場合のみがこの 「罰せられる」 ということで、そのどの一歩手前でも 「罰せられない」 というアリバイが成り立つ。 



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