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特定秘密法と警察官僚              [才蔵]


 一か月前、あっけにとられるような素早さで可決された、特定秘密法。 よもや、皆さんお忘れではないだろう。  衆院選でも参院選でも選挙公約には一切なく、所信表明の演説でも一言も触れられていなかったこの法案に、先の国会で安倍政権は全精力を傾け、強行採決した。  何たる横暴だろう。 

 この法案がいよいよ参院を通過するかと言う時、メディアからようやくこの不可思議な政権の振る舞いのヒントが伝えられた。  とってつけた受付窓口係のようにまるで要領を得ない 森まさ子 女史が委員会質疑で答えに窮した時、ささっとかがみながら耳打ちしたりメモを渡したりしていたのは、警察官僚であったという。  警察OB国会議員からの証言と聞く。 

 この法案は官邸主導の法案で、それも官邸にある 内閣情報調査室 略して 内調 が立案したものとされる。  この内調というのは歴代、警察官僚がトップを務める、いわば官邸に置かれた警察組織の出島のようなものであるらしい。  秘密が 外交、防衛 にとどまらず、 スパイ、テロ をどうしても外さなかったのは、ここに理由があるようだ。  何をどう捜査しているかと言う事が、永遠に秘密に出来る。

 この法案に安倍政権がこれだけ執着したと言う事は、すでに警察に借りがあるか、これから大いに政権に協力してもらおうと言う事に思えてならない。 


追記:
つい最近まで デモ と テロ の区別があやしかった方々は、ブログも 言葉のテロ と言い出しかねない。 



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