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アベノミクス、九十六条改定議論、特定秘密保護法。          [天成人後]


 安倍政権がスタートダッシュで目論んだものが皆さんの評価の高い「アベノミクス」、そして 憲法改正 に向けての動きだったように記憶する。  九条を変えたいのだがそこには世論の抵抗があると言う事で、国会議員の三分の二が賛成しないと始められないと言うところを二分の一で始められるようにしようという、憲法第九十六条の改定だった。 負けそうになればルールを変える、事によっては審判も味方につける。

 違憲で選挙無効の最高裁判決が出れば、これまで通った法律が全て白紙に戻ると言う。  税によって禄をはむものとしては、立法、司法、行政と分かれていようが全て同じ者たちによる判断なのだが、組織票なるようなものが決める選挙は、税で生きる者たちの劇的な変化を許容しない。  民主主義ではなく組織隷属民主主義、ではないか。 

 国や国際的大企業が現代の覇権で、経済が覇権を握ったと言う事だろう。 国と言う Organization 格 を経済的に成り立たせているのは、税だ。  国を言う場合、税の集め方と使い方で、経済が覇権を獲った時代の判断が成り立つ。  さて、日本はどうか。 

 最高裁が違憲状態と判断する政権が、蛇が自分の尻尾をくわえるように、憲法改正を言う。 憲法は誰のためのものか。  徒党を組んだ状態ではない国民一人一人のものでは、ないのか。  なぜ、正々堂々と 集団的自衛権 とやらを訴えない。  挙句、憲法にあっているかを判断する内閣法制局の長を変える。  憲法解釈というやつで、解釈改憲が成り立つ。  この執拗さと、えげつなさは何だろう。  不利と見れば、動きは素早い。

 憲法まで改憲と言っていいような解釈で曲げる人々が、どうしてその下に位置する 秘密保護法 あたりを都合のいいように解釈し運用しないと言い切れるのだろうか。


ケネディー暗殺 - 日本初の衛星中継          [天成人後]


 真珠湾攻撃の日付が日米で一日違う頃の、近代のどうしようもない黎明期を逞しくも生き延びた人類は。 ようやく人工的な「天体」を地球軌道上に打ち上げるまでに至り、それによって現地時間が何時かが併報されるようになった。 

 同質の天体としては、月がどれだけ人類の営みに関わったかを見れば分かる通り。 一番近い 月 という天体は、それ故、特別と思う。 異質の星、恒星としては太陽が一番近い。 この太陽が恵みの総てで、核融合と言う核分裂の時代を超越する物理の総てがある。 

 さて、その人工衛星技術は旧ナチスの V2 であり。 弾頭として載せられるだけ洗練された核兵器の開発により、キューブリック描くところの 「博士の異常な愛情」 となる。 人工衛星とは、どこまでも届く砲弾を打ち上げたようなものだ。 キューバ危機があった。 

 さすが情報の国で、衛星生放送が試みられた。 その日米衛星生中継で初めて報じられたニュースは、衝撃的だった。  ケネディー暗殺 の、まだ鮮血な脳みそが飛び散るような知らせだ。 何が、ケネディーを殺し。 どんな利益を得たのか。

 国の長が暗殺されると言うようなことは、低進国という事だ。真の近代においては考えられない。 せいぜい百数十年の間にこれが何度か起こっている国が最先端と言うこの現状が、人類のジレンマだ。 人と人の間の最終兵器は拳銃で、国と国との最終兵器は 大陸間弾道弾だろう。 1969 年、ベトナム戦争の節目。 これをもっても勝てない戦争が、以来始まっている。 戦争が何を解決したのか。 


尚:
暗殺時間は日本では二十三日の未明となり、John Lennon 暗殺も日本では十二月九日の朝で、それぞれの日付と実際が妙な事に食い違ってきている。 真珠湾攻撃は、アメリカが十二月の七日(December 7th)、日本では八日だった。 


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