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日本対オランダ、同点。              [近藤 武]


 つい今しがた午後の10時半頃になって、ピンポンと玄関のチャイムが鳴る。 魚眼レンズから覗くと、明らかに公職とおぼしき警官の風情だ。 サッカー日本代表の対オランダ戦を、観ていた。 出るとそのマスクをした警官は、騒音の苦情であると言う。 前に隣の住民から真上の部屋の騒音についての苦情を聞いていたので、その話をする。 誰が通報元で、どこがその苦情の対象なのか。 いっこうに、はっきりしない。

 ワールドカップの試合の時間にも仕事についている人間が居るのだから、そこまで同情するわけではないが。 日本代表の試合の時間、勤務に従事する人を思いやる気持ちは。 忘れた事が無い。 まさに税金で人生が成り立っている警官が、目の前に居る。 残念ながら斜め上の部屋の騒音は、外に出ないと感知できない。

 ややもして外に出て見ると、警官は二人になり、当の隣の住民も表の道に出ていた。 そこに失礼かと思ったがほろ酔いの状態で、話した。 どうやら通報はやはり隣の住民で、真上の部屋に対するものらしい。  念のため、こちらも生活騒音と言うべきものを出しているという自覚はあるので、それが気になる際には率直に伝えてほしいと、隣家の住民と二人の警官に言い、そこを離れた。 録画でポーズにしてあるので、日本 対 オランダ戦はまだ後半なかば、2対2のままである。


追記:
同じフロアには四軒の世帯があるがどれも門燈は点灯せず、誰がいるのか、、、人の気配はしても顔が分からない状態が長く続いた。 考えあって、自分一人が電気代を負担すればただの一灯でもフロアの通路全体を照らす事を思い、つい一か月ほど前門燈をつけた。 今回はそれではじめて夜間だれがピンポンを鳴らしているのか、ドアを開ける前に確認できた。   警官だ、 誰が開けずにおられようか。

追記: 2013.11.25
いつも使う最寄駅の改札には何年か前から、毎日ではないが朝夕のラッシュ時よく長い木の棒を持った警官が立っている。 初めは山谷でもあるまいし物々しい感じで何かあったのか?と思ったが、このごろは見慣れた風景になっている。 仕事上、都内のいろいろな駅を使うが、考えてみればこのような風景はあまり見かけない。  この近辺の治安が悪化しているということだろうか。  しかしこの前 夕刻に所用で訪れたJR横浜線の矢部と相模原には同様の警官(ただし長い棒は無し)が立っていたので、駅によってはありふれた事なのだろう。  さて今夕刻、その駅前治安維持のためと思われる仕事に、上記の家の前で隣人と話していた警官二人のうちの若い方の警官が当たっていた。 先方も気が付いたようだ。

追記: 2013.12.27
その後 12/1 朝、若い女性警官が改札前に立っていたのを見た以来、警官の姿を見ない。 歳末特別警戒などというフレーズがあるように、力を入れるべき時期かと思われるがどうなっているのか? このような警察活動は今でも秘密のベールに包まれているが、特定秘密などという法が施行されれば大手を振って五十年でも六十年でも、永遠にでも国民の知るところとはならないのだろうと、ふと思う。  因みに、特定秘密保護法案は、内閣情報室、略して 内調 が法案を立案し、その内調のトップは歴代 公安系の警察官僚が務める習わしであるという。 防衛と外交に分野が止まらなかった訳だ。 スパイとテロが入らなければ、意味がなかったのだろう。  


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