SSブログ

民主党三代 Vol.5 - 消費増税だけを決めた三代目野田内閣          [近過去]


 盛大な経歴を持つ元外務官僚、天木氏がブログで野田民主党三代目を手厳しく批判するところを読んだ。 激しく同意、である。 思えば 「消費税を上げれば景気が良くなる 」という 奇天烈 な論理を展開する御用学者を、その政権発足当時からメディアに頻繁に登場させた 二代目管直人 になってから、民主党は財務省の手先であるかのように見えた。 

 民主党に政権交代して一代目の財務大臣が 藤井裕久で二代目が菅直人、三代目が野田佳彦である。 藤井は政権交代後早々に 「予算編成は財務省が主体になって行う」 と公言したが、次の財務大臣の菅直人は民主党二代目首相となり、就くなり隙あらばちょこちょこと消費増税に言及し。 同じく財相あがりの三代目野田に至っては事実上自公と連立して、あろうことか消費増税だけを政治生命を掛けて成し遂げた。 なにが政治主導、霞が関改革だろう。 鳩山と小沢の、霞が関そして米国による葬られ方を見て。 民主党には財務省の傀儡しか居なくなったような印象を持つ。

 面倒で嫌な事は間抜けな野田にやらせて、いまや安倍自民党はわが世の春である。 そして霞が関と米国は、安泰だ。


参照:
≪ 民主党三代 Vol.1  ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2012-06-10
≪ 民主党三代 Vol.2  ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2012-12-19
≪ 民主党三代 Vol.3  -  鳩山由紀夫の普天間  ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2013-04-27
≪ 民主党三代 Vol.4 – その敗因 ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2013-06-24


維新の完遂 Vol.3              [才蔵]


 石原元都知事のおひざ元、東京MXTV で土曜午前、西部氏の番組がある。 そこで漫画家の黒鉄氏、京大の佐伯氏と明治維新について語っている回があった。 興味深く聞いた。 「士道による、士道支配階級の打倒」 とは、その通りだ。 

 攘夷から始まって開国で終わる。 これが明治維新の姿ではないだろうか。 西洋にはかなわない、これを太平洋戦争の様な事なしに認め行動した。 こここそが、明治維新の成果である。 近代科学テクノロジーの革命を、東洋、黄色人種として初めて、正面きって武士道の精神で果敢に取り入れた。 だから、中央軍部。 とどのつまりは今の霞が関がいやいや認め、国民に壊滅的な被害をもたらした第二次大戦とは異なり。 いまも人々の口に多くのぼるのだろう。

 開国と攘夷の矛盾は、明治維新の。 失礼ながら、不完全さを物語るものだと思う。 相手の優位性を認めたと言う事で、国民の犠牲の無い、負けだ。 しかし国民の犠牲が無かったという事は、太平洋戦争と比べあまりに違う。 だからNHK あたりが靖国関係者の渋い顔をさそう、傷口えぐり先の大戦分析番組をたまに流すくらいのもので。 霞が関の行った先の大戦を掘り下げる事をせず、幕末・維新が大もてなのだ。 

 維新があの時、明治初頭でつじつまの合ったものであったなら。 太平洋戦争の犠牲はなかったろうし、いまの日本の対米隷属もない。 明治維新とは維新の始まりで、いまが日本の維新の成就する時期なのではないかと思う。 西を受け入れた初めての東として、前例にとらわれず世界の最先端を静かに行け。 ということだ。


参照:
≪ 維新の完遂 ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-02-16-1
 維新の完遂  Vol.2   ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2012-11-20


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。