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日本らしさは足りない              [苔の生すまで]


 これからの日本において、外国がどうなのかと言う事は参考にしても、それが絶対的な基準であるかのような判断は慎みたい。 日本が来るべき ポスト近代 のリーダーであるには、新たな哲学、新たな判断の基準が求められる。 

 東洋、黄色人種の国として初めて近代科学テクノロジーの世界にうって出た、日本。  世界最長の王室を持ち、原爆を二発も浴び。  こんな国の基準が、世界の国々の標準にことごとく合致していなくても、何の不思議もない。  日本は、そのユニークさが、まだまだ足りないのだ。

 日本がその真髄を発揮すれば、静かに世界は救われ。 人類にとっての次の千年、二千年が開ける。  西洋、白人にも、その慧知によって同じ感覚に至る者がある。  我が日本の感覚は世界標準になるべきなのだという、証左に思われる。 


参照:
≪ 人類の宝  ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2013-07-20



公の猫              [天成人後]


 猫の耳の後ろあたりを掻いてやると、可愛らしいことに猫は自分でそれをする時のように後ろ足で空をかく。  気持ちがいい。  東電は、当たり前だとソファーに寝そべるふてぶてしい血統書付の猫のように、脇も顔の周りもけつの穴も、人に丁寧にやらせる。 

 猫に 刺身 をやり出すと、刺身しか喰わなくなる。  人の責任だ。  ドラキュラ は人の 生き血 しか口にしないと言い、霞が関 は我らの 血税 しか口にしないという。  生きる糧の由来、誰に飼われているのか分からなくなる。  トロじゃなければ残して腐らせる、これが今の日本の状態ではないか。

 公 という名のつくものすべては、ソファーに寝そべり トロ 以外は一瞥で済ます猫になり下がる。  ネズミをよく獲り米の番をし、適度の距離をもって人に飼われる。 こうするかどうかは、ひとえに飼う人による。  民主主義というならば、主人は国民である。 


追記:
この猫を犬に代えてもいいが、こんな状態には座敷犬でもしばらくかかるのではと思う。 猫についての偏見ならば許してほしい。 猫はそれだけ人っぽい、という事かと思う。 猫も犬も大好きだ。 




しょうがない              [近藤 武]


 1980 年代、アメリカ人のモデルの娘と知り合う機会があった。 日本に、言ってみれば出稼ぎに来ているモデルで、西麻布あたりに住んでいた。 彼女が、その何か月かの滞在でマネージャーの日本人女性に訊いても分からない、「 しょうがない 」 とはどういう意味かと問うた。 やや斜め上を向き ひじから開きながら 手のひらを上に向け “big deal” と言う事かと。 今にも増しての英語力不足で、答えかねた。

 言語はその民族のメンタリティーを表すから、しょうがない はアメリカ人には不可解だったのだろう。 しょうがないと一言つぶやけば、「水に流して」次に行ける。 日本人は、自然に対してだけは「しょうがない」と言い、その他の事にはしょうがないと言わない。 こうとでも彼女に言えれば良かったろうが、日本人は今もその時も「ながいものにはまかれろ」で説明がつかない。 相手は、自然のする事にも しょうがない と言いたくはない国で生まれ育っている。

 お偉い人は、霞が関か永田町の一室に 「しょうがないカウンター」 というのがあって、それを見ながら政治を行っているとギャグをかましてくれた。 日本中の人々がしょうがないとつぶやけばそのつど数字が上がっていく仕組みで、上がれば上がるほど彼らは機嫌がいい。 日本人はなにかにつけ口癖のように、 「しょうがない」 と言う。


追記:
同じ八十年代、ハワイ、L.A. 、とアメリカに行ったが、肥満の女性が多く(もちろん男性も)、きれいな白人女性は日本の青山や六本木、原宿あたりの方がよほど出くわした。 その娘とは、James Taylor (ジェイムステイラー)のところの Russ Kunkel (ラスカンケル)は、レコーディングで叩きっきりの とっ払 いなのか、印税契約しているかなどという話をした。 ウエスタンブーツのカントリールックが似合う、抜群の若き白人女性だった。 しょうがない。


参照:
≪ 08/7/1(火) 午前 3:46 [ お偉い人 ] ≫
http://oeraihito.blog.so-net.ne.jp/2009-07-21-5
≪ 07/7/7(土) 午前 0:02 [ お偉い人 ] ≫
http://oeraihito.blog.so-net.ne.jp/2009-07-05-5


ブータンとヤギさん              [Pub 居酒屋]


   除草隊のヤギさんですよ~、いいじゃないこれ。  かわいいし。        また始まった、チャイナシンドロームじゃなくて、チャイルドシンドローム。  なにが 「ヤギさん、可愛い~」 だよ。 モチキルイワ。              この前、仕事の帰り都内の小学校の前とおったら校門のとこにヤギが居てさ。 可愛かったな、平和そのものって感じ。           林農の分野では草刈りだけじゃなく糞も土地を肥やすって言うから、なんで今までこんな方法やらなかったんだろう。         近代の美意識では、ヤギで草刈るなんてカッコ悪かった。  石油や電気で動く草刈り機や除草剤が、かっこ良いわけよ。  経済ってやつでさ。  ブータンじゃないんだから。            美意識はどうでもいいけどよ、そんなんカッコいいと思わんよ。  アメリカはめちゃカッコよくて、ブータンが最低とは思わん。 



法人天国              [おかしな帝王学]


 水俣病の特集を見た。 TBS の報道特集である。 海洋への水銀流出で汚染された魚介類を口にした人々の深刻な疾患と言う事で、福島の汚染水海洋流出を思ってしまった。  水銀の測定より放射能の測定は定着しているような気がするから、いきなり致命的な内部被ばくをする人が続出するとは思わないが。 何十年も後の影響を、国や東電は認めるだろうか。 

 水俣の国とチッソが、いままた国と東電として むこ の人々を苦しめるのなら。 この半世紀、日本と言う国は何をやって来たのか。  水銀が放射能になっただけで、法人天国 は変わらない。  経済 経済で ひと 個人を大切にせず 法人 を野放しにすれば、二酸化炭素も環境ホルモンも怒涛のように人々を襲い出すだろう。  いま日本がここにまともに取り組めば、それは静かに世界を救う。  

 日本とは日本政府ではなく日本の市井の人々、あなた であり わたし である。 



追記:
録画した番組を途中でポーズにしてこの項を書いたが、その後でこの番組の秀逸な男性キャスターが福島について言及しているのを見た。 一歩踏み込んで、 法人 というもののの問題に及んでくれればうれしい。 


汚染水の解決の為の、原発再稼働              [おかしな帝王学]


 産経新聞系の地上波テレビ局で レギュラーの解説副委員長というお方が、番組終了間際のどさくさに紛れて 「汚染水に時間がかかるんですね、東電にちゃんとやらせるにはやはり規制委員会が安全を保証した原発については再稼働すると。 ということも←(or を)、ぼくは考えるべきだと思います。」 とおっしゃる。 

 事実を伝えると言う事においてはメディアにとってのゴールは一つだが、事実に起因する話題をどう伝えるかについては色々なゴールがある。  我々は、広告収入で成り立っているメディアというものを、特別な目で見るべきだ。  事故調の野村氏あたりが横でうなづいているのが、気にかかる。  彼らの関心が視聴率で広告収入なら、市井の民として出来る事はきっとある。  経済活動を支えているのは、庶民そのものだ。

 小泉さんあたりは、ここらへんどうだろう。


早死にする、うるわしき日本人              [天成人後]


 ロウソクに火をつけ線香をたき、横浜市緑区の方向に向けて手を合わせる。 遺影よろしくニュース画像の村田奈津江さんの生前の姿をポーズにして、涙が止まらなくなる。 

 彼女が助けた七十四歳の男性はこの時踏切で、一体何をしていたのか。 一部の報道では男性は踏切から少し入り込み、まるで自殺を企図するように線路上に寝ていたとも伝わる。 地上波のTVに限って言えば、この命を助けられた男性についてはほとんど全く伝わって来ない。

 数年前、東武東上線のときわ台駅踏切で女性を助け死亡した警察官が居た。 警察、消防、自衛隊といった、命を張って職務に当たる公務員もいるのだと、見直した。  そして今度の村田さんは市井の民で、しかも女性である。 ときわ台の女性にしろ今回の七十四歳の男性にしろ、本人のコメントはおろか、その後の事も一切伝わって来ない。 個人情報を明らかにしろなどと2チャンネルの様な事を言うつもりは毛頭ないが、文書で何らかの感謝の言葉が表現できないのかと、不快に思う。 

 マスコミバリューは高いらしく連日報道され、政府は早々に表彰をしたりの対応をした。 反対するものではないが、国民栄誉賞のように、政権が おいしい と判断したのではないか。  市井の民の事など、実のところ二の次三の次にしか考えていないとしか思えない政府。  オリンピックにしろ、おいしいところには 聡い。

 先の大戦を思う。 戦場ではこの村田奈津江さんのような人物から真っ先に亡くなっていったのではないかという疑念が、消えない。 であるならば、日本の尊い貴重な遺伝子が大量に失われ、また戦後は希にそれが発現すれば出世コースから外れ、社会の外郭に追いやられているのではないかと思う。 


維新の完遂 Vol.3              [才蔵]


 石原元都知事のおひざ元、東京MXTV で土曜午前、西部氏の番組がある。 そこで漫画家の黒鉄氏、京大の佐伯氏と明治維新について語っている回があった。 興味深く聞いた。 「士道による、士道支配階級の打倒」 とは、その通りだ。 

 攘夷から始まって開国で終わる。 これが明治維新の姿ではないだろうか。 西洋にはかなわない、これを太平洋戦争の様な事なしに認め行動した。 こここそが、明治維新の成果である。 近代科学テクノロジーの革命を、東洋、黄色人種として初めて、正面きって武士道の精神で果敢に取り入れた。 だから、中央軍部。 とどのつまりは今の霞が関がいやいや認め、国民に壊滅的な被害をもたらした第二次大戦とは異なり。 いまも人々の口に多くのぼるのだろう。

 開国と攘夷の矛盾は、明治維新の。 失礼ながら、不完全さを物語るものだと思う。 相手の優位性を認めたと言う事で、国民の犠牲の無い、負けだ。 しかし国民の犠牲が無かったという事は、太平洋戦争と比べあまりに違う。 だからNHK あたりが靖国関係者の渋い顔をさそう、傷口えぐり先の大戦分析番組をたまに流すくらいのもので。 霞が関の行った先の大戦を掘り下げる事をせず、幕末・維新が大もてなのだ。 

 維新があの時、明治初頭でつじつまの合ったものであったなら。 太平洋戦争の犠牲はなかったろうし、いまの日本の対米隷属もない。 明治維新とは維新の始まりで、いまが日本の維新の成就する時期なのではないかと思う。 西を受け入れた初めての東として、前例にとらわれず世界の最先端を静かに行け。 ということだ。


参照:
≪ 維新の完遂 ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-02-16-1
 維新の完遂  Vol.2   ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2012-11-20


民主党三代 Vol.5 - 消費増税だけを決めた三代目野田内閣          [近過去]


 盛大な経歴を持つ元外務官僚、天木氏がブログで野田民主党三代目を手厳しく批判するところを読んだ。 激しく同意、である。 思えば 「消費税を上げれば景気が良くなる 」という 奇天烈 な論理を展開する御用学者を、その政権発足当時からメディアに頻繁に登場させた 二代目管直人 になってから、民主党は財務省の手先であるかのように見えた。 

 民主党に政権交代して一代目の財務大臣が 藤井裕久で二代目が菅直人、三代目が野田佳彦である。 藤井は政権交代後早々に 「予算編成は財務省が主体になって行う」 と公言したが、次の財務大臣の菅直人は民主党二代目首相となり、就くなり隙あらばちょこちょこと消費増税に言及し。 同じく財相あがりの三代目野田に至っては事実上自公と連立して、あろうことか消費増税だけを政治生命を掛けて成し遂げた。 なにが政治主導、霞が関改革だろう。 鳩山と小沢の、霞が関そして米国による葬られ方を見て。 民主党には財務省の傀儡しか居なくなったような印象を持つ。

 面倒で嫌な事は間抜けな野田にやらせて、いまや安倍自民党はわが世の春である。 そして霞が関と米国は、安泰だ。


参照:
≪ 民主党三代 Vol.1  ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2012-06-10
≪ 民主党三代 Vol.2  ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2012-12-19
≪ 民主党三代 Vol.3  -  鳩山由紀夫の普天間  ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2013-04-27
≪ 民主党三代 Vol.4 – その敗因 ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2013-06-24


十月十日、体育の日              [天成人後]


 今日は 1964 年、(昭和三十九年)東京オリンピックの開会式が行われた日である。 統計的に晴れの特異日ということで開会式の日に設定され、その後約二週間にわたり世界のトップアスリートによる競技が繰り広げられた。 開会式の抜けるような青空が思い出される。 この日はその後長く、国民的祭日として祝われた。 五月でなければこの時期にという、体育祭のシーズンだ。 だから東京オリンピックの思い出は、爽やかなのだ。 

 今回の2020 年 東京オリンピック招致については、申し上げた通り色々ある。 しかしその話は別にして、七年後に七月の終わりから八月あたまにかけての野外競技はいかがなものかと思う。 ここが、どこでも議論されていないのが不思議だ。 「おもてなし」でフォローできる範囲を超えた猛暑、酷暑が心配になる。 

 近年IOC によって真夏の開催が固定化され、一説によれば、それがアメリカの資本によって成されたという。 アメリカでは八月頭に大きなテレビを巻き込むイヴェントが無く、そこにオリンピックがあればおさまりがいいのだという。 決勝戦の開始時刻を米国ゴールデンタイムに合わせて(現地では、あらぬ時間)、などと言う話は耳にしたことがあるが。 開催期間も露骨に支配するというのなら、地球温暖化についての多大な貢献と合わせて、アメリカという国の中国もかすむような業の深さを感じさせる。 さすが、世界を牛耳るG2 だ。


注:
2020 年 東京オリンピック開催日程は、7 / 24 から 8 / 9 である。


この二日を、警察に返してあげるべきだろ          [Pub 居酒屋]


     ≪   警察からの警告は、事前に男に伝わりませんでした。 東京・三鷹市で女子高校生が殺害された事件で、警察署は元交際相手の男に警告しようと三回電話を掛けましたが実際には本人の携帯電話では無かったことが分かりました。   ≫

       この娘の通っていた女子高が杉並区、線路近く。  この娘の殺された自宅がまた、線路近く。

 あん? 警察からの「署に電話するように」 っていう 0110 で終わる電話番号の留守電メッセージを聞いて、逆上した。  杉並署から三鷹署へのたらい回しだ。  当日、十月に入ってからの犯人の変態入った所業を聞いて「無事着きましたか?」の電話一本だけか?  こうやって憤ってたお前が、なにが 線路の近くだよ。  下校後、帰宅した直後の。このやり取りを池永チャールストンは彼女のクローゼットで聞いていた、だよなあ。  だから本気で刺して切ったんだろ、頸動脈。  テレビに踊らされ過ぎだよ。

       警察は、女子高生の覚えていたチャールストンの番号に掛けてみた。 その女子高生は、もう死んでいる。 チャールストンは箱の中で、取り調べの可視化もないだろう。 気になるのは、ネットの情報によればこの事件はあまりにスキャンダラスだ。 

 どうせネットの情報だろって、人の話を聞かなかったお前が。 何言ってんの? 

       ある一時期、女の子は男に。 おかしくなるんだ。  フィジカルな意味でだよ。  と言うか。  フィジカルが伴えば、どんだけおかしなとこにも。 行っちゃうんだよ。

 なにがフィジカルだよ。 体の事か?  とにかくお前の展開するような話じゃなくて、神戸のさかきばらや幼女趣味の所沢のおたくとかみたいのと同じ。  訳の分かんないおかしなやつが美少女を切り殺したって事件で、当日下校時に警官の一人も付き添っていればなんて話じゃないよ。


今日は雲。              [近藤 武]


 雲を見るのが好きだ。 月を見るのも好きだし、星を見るのも好き。 飛行機も気になって、何かと上ばかり見ている。 

 季節外れの十月も十二日になって、三十度越えの日が出る。 熱中症に注意だそうだ。 東京オリンピック開会式の日を思わせるような晴れの日、雲に見とれてしまった。 夏の雲、湧き上がる力に満ちた積雲が、夕暮れ近い午後の西日に北北東の空にあった。  しばし見ていると、下はちぎれた不吉な黒雲がうごめき、その上では、まるでレイバンのグラスをかけた時のように雲が膨れる。  左半分は動かず、右半分だけモクモクとのぼる。  黒雲との境では、ナイアガラの滝のような白い下向に圧倒される。

 キンモクセイの香りに包まれて、いつのまにか蚊に二か所刺されていた。 


癌とチンパンジー – 性の営み              [文化の日]


 癌は、恐竜の時代にも見られた古い病気だと言う。 だから、どんな動物でも癌になるのだろうと思う。 よく言われるように、生物進化の過程で直近のせいぜい何百万年前の単位で最後に人間が分かれたのが、チンパンジーだ。 遺伝子で見ると、全体の一%しか違わない。 しかし、あらゆる意味で 人類 という種は、他の生物と決定的に違う。 

 チンパンジーと人の癌死亡率は、十倍ほど違うらしい。 猿の雌は性器を膨らませて発情期を知らせ、雄の精子をつくる細胞は適度に死滅させられていた。 それが人間の精母細胞では、無限に増え続けるものに劇的に変化したと言う。 無限に増殖する癌細胞は、人の精母細胞のメカニズムと同じだ。 その微細な遺伝子変化が、人の性の部分をこのようなものにした。 一年中、発情期なのである。 もはや白日のもとに性器を晒して示すようなものではない。

 時間を思う。 女性の方に排卵という妊娠可能期間のサイクルがある事を思うに、月経の名のごとく、月に導かれて生殖があっただろう。  しかし妊娠可能と性行為可能とは違う、男性は常に二、三日もすれば満杯だから。 ボノボのような人類社会も、肉体的には可能だ。

 地球の癌細胞と人類が言われないためには、女性の役目は大きいのではないか。 どんな男性を好み評価し、性的に受け入れるかで世界は変わる。



FB と 性の営み              [近藤 武]


 Facebook というやつにちょっと前、とりあえず作っていたアカウントを少し詳しく見た。 まだなんだか良く分からないが、基本データというところの入力項目を見ると、性別を入力した後に 「恋愛対象」 の性別を入力する項目がある。 ?!  つまりストレートを前提としていないと言う事らしい。 また、その下の 交際ステータス(性的交際の現在状況) では、独身、交際中はいいとして。 「オープンな関係」? に 「複雑な関係」? とくる。 さすがその方面の先進国発のメディアだなぁと感心し、テレクラやら出会い系サイトなど最近あまり聞かなくなったと妙に納得する。 

 とりあえずのところ、なにも人との関わりに利用していない立場で感想を言うのは早いのかもしれないと思うが、なんだかそっちのにおいが。。。どうもその。 


個人における公共              [民主主義の原理運動]


 公共を論じて政権の在り方として出てきたのが、共産主義だろう。 間に社会主義があり、端に民主主義がある。  おかしなものだ、究極の民主主義が、共産主義ではないのか。  共産主義とは、具現してみれば全体主義であり、専制であり。  超官僚国家、そのものだ。  専制全体主義国家と民主主義国家、これに加えて統制経済と自由経済の違いで。 共産圏に、勝ち目はない。 

 白い猫でも黒い猫でも、ネズミを捕る猫は、良い猫だ。 この妙な三段論法で、中国は生き残る。 日本と中国を合わせて、東の力とするならば。 韓国や台湾などなど含め、勢い(momentum)では西に対して明らかに優位だ。  文化の中心にいたはずの中国が民主的選挙も与えられず、ぶざまな様を見せてのたうつのなら、これは近代における先達である日本に責任がある。 東夷としていかんなく影響を発揮し、静かに中心に居たいと言うのが、日本の野心である。

 公共を言うのなら、その公共の場でどのように振る舞うかが肝要だろう。 東ではこれが足りない様だから、まずそこから直したい。 個人の公共心は、行政の負担を軽くする。 そこで初めて、真の行政改革が進むように思う。 みなさんの国と言うものは、多かれ少なかれ。 ろくでもない。 


かつての実家              [近藤 武]


 仕事の空き時間に、昔住んだ所を訪ねる機会があった。 車で動いていて待ち時間をつぶすため、現場にほど近い中学二年から二十四まで住んだ所に行った。 継母が張り切って設計したコンパクトな二階屋は取り壊され、隣の同じような家の敷地も合わせたところに、新しい家が建っていた。 裏にあった国有地、小さな小さなお宮さんがある窪地は周りと同じ高さになり花が飾られていた。 ゴミ捨て場のようになっていた頃を思い出し、よかったなあと思う。

 家の周りは銭湯も無くなり変わっていたが、隣接する団地は昔のままで、棟の間にある金網に囲まれた運動場にある玉当て的のペイントも当時と同じだった。 秋雨にけぶる団地を車で抜けると、言葉にし切れない情感が溢れてきた。  


五円一円と、紙幣。 経済をなめるな。          [文化の日]


 日本では一万円札、五千円札、二千円札(少ない)、千円札、ここまでが紙幣で。 五百円、百円、五十円、十円、そして五円、一円が貨幣として流通している。 現金でのやり取りでは、この紙幣と貨幣、日本のお金、円が流通している。 

 貨幣は、かつてはローマの金貨や日本の小判など、貴金属としての市場流通価値と変わらない価値として取引されていた。 この限界は、銀ではないかと思う。 金、銀、銅。 銅、いかに。 ニッケル、スズ、亜鉛の混ぜ物、古来からの青銅、さらに耳慣れない黄銅、白銅。 そして、アルミニュウム。  ここらへんになると、どうだろうか。  経済活動についての対価に、そこまでの精度が必要なのか。

 紙幣、なにおかいわんや。 輪転機でどんどん刷ればいいとは、経済を なめている 。 


追記:
宝石や貴金属は、骨董品などと比べても圧倒的な分かりやすさで、いくら?なのか伝える。 この現実の中の現実、物質界の普遍性の中で存在するものと。 ただの紙切れや、デジタルデーターとしての数字は、単位を分けるべきものだ。 マネーゲームで脹らんだ数字と、宝石、貴金属に与えられる数字が等しいのはおかしい。 経済を尊重するのなら、むしろ金融ゲームなどというのは、あり得べからざる。


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