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 公務員改革はどこに行った?              [天成人後]


 ブラジルでは、公金のあり方についての不満が引き金になって、暴動まで起きているという。 驚くことに、ワールドカップなど止めてしまえと叫ぶ。  ウォールストリートを占拠せよ (“Occupy Wall Street”) は、金融を操る Organization 格 に対してのものだったし。 「アラブの春」 と呼ばれたものは、独裁的な政権に対してのものだった。 中国では体制が被った仮面 に対して、情けない民衆は大暴れする。 どこも、国、企業、会社などというものに。 つまり Organization 格 に対し、怒っているわけだ。 

 ここまで 経済至上主義 が、 自由主義経済 という題目で世界を席巻する。 二十世紀から二十一世紀にかけて人類社会をおそった、このえげつない現象は。 その少し前に起こった、軍事のえげつない現象と合わせ。 決して、人類にとって意味の無い事ではない。  いいだろう、だったら経済、金の流れと言う事で。 あらゆる Organization 格 、とりわけまずは 国 というものを見ていけばいい。 

 公金の集め方と、その使い方。 民主主義の原理運動では、不特定多数から集めた金は 公金 と呼び。 大企業のみならず、会社で社会から稼いだ金は、すべて公金である。 

 先の政権交代前、公務員改革が声高に叫ばれ。 税金を筆頭とする 公金 の使われ方が、よく取り沙汰された。 ここのところ、とんと聞かない。 復興増税のえげつない流用が明らかになっても、消費増税はやむなしの空気が支配的だ。 税、公金はすべて、広義の意味での公務員の手を通る。 増税、つまり input を増やしても。 すぐに足りないと言い出すのが、国、行政、政府という Organization 格 だという事はまた、日本だけの問題ではなかったようだ。 

 で、日本の公務員改革は。 どこにいった?


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