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 マブチモーター              [近藤 武]


 昭和三十年代、少年たちはプラモデルに夢中だった。 多くは動かないものだったが、動くものは乾電池で回る小型の電気モーターを使っていた。  これが、マブチモーター。  手のひらに乗る、いくつかの大きさがあった。 

 回転軸のシャフトには、小さな歯車を取り付け。 ラックとピ二オンなどなど、ギアの世界も知る。  瓦みたいな二つの磁石も魅力だった。 近づけると、くるっと反転したり。 砂場の砂をかきまぜて、砂鉄を取ったり。


追記:
今日、モーターの原理は変わらないものの、小型で強力なものが出てきているようだ。 磁石が違う。 炭の粉を固めたようなつや消し黒から、光るメタル色になっている。

やれ ベーター だ VHS だ、DAT だ MD だと。 出ては消えていくメディアに比べれば、電池の 単三規格 がずっと続いているのはまっとうでありがたい事だけど。  電池の中身が、あまり変わりがない。 


参照:
≪ テレビ、スピーカー、電池。 ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2011-05-08


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