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復興増税の流用と、消費増税          [懲戒免職]


 見上げた元キャリア官僚、古賀茂明氏がこう表現していた。 「 例えば、あなたの近所にある小学校の耐震化も大事だけれども、大震災からの被災地復興の為だからとしてみんなこの不景気の中、増税を認めたんですね。 関係の無い地域の耐震、それは一般会計でやればいい。 」  一文、霞が関文学とやらで加えただけで。 復興増税は、その使い道を被災地に限定せず、という意味合いにされた。

 日本人は、みんな被害に遇った人たちの為なにか出来ないかと思っていたその時。 五百籏頭(いおきべ)氏らによって、早くも増税の話が出てきた。 その成れの果てが、復興増税あらぬ流用である。 ざっと19兆のうち、もう17兆ほども使っているという。 今年から、二十五年間とり続ける税のあり様だ。 原発も電力も、突き詰めれば日本の問題が見えてくると言ったが。 この復興増税の流用こそは、日本の問題そのものだ。 税金と霞が関、あとはパタパタまわりでやってる政治の問題だから。 すこぶる、分かり易い。

 野田政権になってからの民主政権というのは、自公と三党で連立していたようなものだが。 自民の意向で、復興増税の使い道は被災地に限定せず、と拡大されたように聞く。 それをのんだ野田民主党も、ただの役者ということだ。 見えない思惑で操るのは、いったい誰だろう。 それは見えない Organization 格 としての、霞が関・官僚機構ではないか。

 この民、自、公 三党合意で成された 消費増税 が、ほんとうに社会保障だけに使われると思ったら大間違いだと。  あなたは思わないか。 


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