いいにおい [近藤 武]
浅草から上野にかけて歩いている時に、えも言われぬ よいにおい に心を動かされた。 近くに行ってみれば、それは昆布問屋の大量に置かれている昆布の山だった。 それから、わかめちゃん の袋をまるでシンナー遊びのようにふくらましては吸った。 心の芯に沁みるような、いいにおいなのだ。
古典的には シャネルの五番。 バブルを経験した者なら、カルバンクラインのワンなどを思うだろうか。 いにおい とは、これまた非常に個人マターなのだと思う。 しかし、昆布 わかめの、あの芳香。 旬のピーマンを切った時の匂い。 冷やしたトマトを等分する時の、匂い。 ベイリーブスやバジル、胡椒の匂い。 しんとした森の匂い、朝の高原の匂い。 昭和三十年代の農家の土間に入った途端に襲ってきた、わらベースのえも言われぬよい匂い。 木材を切り刻む製材所の匂い、精米所の匂い。 これこそが、いい匂いなのではないのか。
追記:
八十年代の輸入盤レコードを開けた時の匂い、七十年代 スッコチのオープンリールテープを開けた時の匂い。
2012-10-02 22:39
社会保障費マネジメントとしての、国民健康保険料 [天成人後]
国民健康保険料の徴収がうまくいってないと聞く。 ある意味、当然ではないかと思う。 所得減税と相殺して住民税増税が行われたころから顕著になったが。 国民健康保険料は高過ぎる。 またとりわけ単身者、低額所得者に対して、高過ぎると聞く。 その通りではないのかと思う。
大きなくくりでの社会保障費になると思うが、薬の問題から始めて。 経済の側面から見て、現在の医療は問題だらけのように思う。 投下したものが最大限、人ひとりひとりの利便として用いられるよう。 常にそこを目指すべきだ。 みなさん大好きなマネジメント、経営。 その点から、国を考えればいい。
はっきりしている事は、税なり国民健康保険料などの公金の流れを仕切っているのはすべて霞が関 官僚機構であり、これを統御すべきとして国会議員が我々の手によって選ばれ、その国会によって内閣がつくられ、国の経営、マネジメントを任されていると言う事だ。
参照:
≪ 製薬会社 ≫
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2012-05-19
2012-10-02 21:25