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君が代              [近藤 武]


 君が代は、日本の歴史に比べれば 思いのほか新しく。 明治期に入り、西洋のスタンダードに合わせて国歌を持ったということだ。 初代のものは西に迎合した、いまのものとは似ても似つかないものだったように思う。 

 あらゆる国歌のなかで、音楽的に 君が代 は 別格 だ。 雅楽の響きがある。 ドイツ、そしてフランス。 ロシアにイギリス、アメリカ。 国歌に名曲は多くあれど、君が代 は 別格 だ。 

 妙なことに、雅楽の編成で聴いた事が無く。 独唱は、余程の適任者でなくては任せてはいけないと思わせる。  本来、心静かに 聴く べきものではないかと思う。 



雅楽              [苔の生すまで]


 日本では、奈良時代までに半島や大陸から伝わった高麗楽、唐楽などと日本古来の音楽が合わさり、雅楽となった。 東大寺大仏の開眼供養儀礼の演目が、現在の宮内庁楽部にもそのままあるというのは、世界最長の王家を持つ日本の幸せに感じる。 



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