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西を受け入れる、東              [おかしな帝王学]


 民主党政権になって、もう二年半が経とうとしている。 早いものだ。 さて、我々は日本の伝統文化に根ざし物事を考えるようになった。 近代科学テクノロジーの大変革を、明治維新で武士らしく潔く正面から受け止めた我が日本。 この結末は、太平洋戦争の敗北だった。 しかし維新を行わなければ、アヘン戦争後の中国・清王朝のようにいいようにやられていただろう。 結局のところ、東のどこも西回りの文明の征服を受ける。 我々はもう、戦前の日本人でもなければまして江戸時代の日本人でもない。 

 コーラもハンバーガーも、Rock も消費の快感も。 味わい尽し、すべて一度受け入れて後の日本人である。 何も恥ずることはない。 



民意で、おしとどめる / The power of people's claim        [天成人後]


 国民が一丸となれば、国内にかなわぬ相手はいない。 というのが、民主主義だろう。 これに、あらがうやつが居る。 法人、Organization 格 は、ディフェンディング チャンピオンだ。 ワンマン社長や独裁者なら、まだいいかもしれないが。 組織格というやつは、出世で人を牛耳り。 誰でもその座に就くと、同じことを言い出す。 

 国が何かをしようとすれば、必ず公に禄をはむ者たちを使う事になる。 税をもって、公に禄をはむ者たちを抱えている。 その税は必ず、入り口から出口まで彼らの扱うところとなる。 この流れは仕事の流れであり、どのように我々が公に禄をはむ者たちを働かせるかという事だと思う。 霞ヶ関に尽きる。 

 かれら給与や待遇の問題でなく、かれらが扱う税、公金の流れが大問題なのだ。 ここを是正せずして増税するとは、穴の開いたパイプに血税を流し込むようなもので、なんの解決にもならない。 またすぐに人が足りない、予算が足りないと言い出す。 自分の周りに血管まで作るという、がん細胞を思い出す。 宿主の死など気にもとめない がん 。

 スパコンの 「京」 を思い出した。 蓮舫女史が、「なんで一番じゃなきゃだめなんですか?」 としていたが。 「一番になるのに、これだけの予算が必要ですか?」 とするべきだった。 手塚治虫のヒョウタンツギのようにはりついて、行くべきところから吸い取ってないか。 天下り先の各種法人が、ヒョウタンツギに思えてならない。 

 これを統御するのが、国会という議会だというのだから、我々は選挙の時はもちろん普段でも世論という風を吹かせて、議員たちになんとも言えない重苦しいプレッシャーをかけるべきだ。 霞ヶ関を、統御せよと。 増税を言うのなら、まず議員歳費と公務員給与を半額にしてから言ってはいかがか。 そして、これでもかと言うほど法を作るべし。 これ、立法府の務めなり。 現内閣は、話にならず。 



事務方を通じて、腹は決められない              [懲戒免職]


 国務大臣と総理が、そんな事も話してなかったのかと。 あの、自民党が問う。 田中防衛大臣と野田総理の対話、会っての会話についてだ。 事務方が、間に入っていたかと思う。 つまりは官僚が、まとわりついて離れないのだと。 そうだろう。 官僚は、政治で扱うべきあらゆる分野の専門家だ。 官僚を使いこなすとは勇ましいが、官僚に頼らざるを得ない。 だから、官僚の人事なのだ。 まともな官僚を、評価すればいい。  

 これに民主党は腹を見せて、万歳してしまったし。 さて、自民党は、官僚と一緒に話す位はしたかもしれないが その末期は、どうだろう。 いずれ、霞ヶ関に何も出来なかった。 

 大臣、閣僚。 行政のトップとして我々国民側から選ばれた総理が。 官房、官房長官。 閣僚を束ね。 はっきりとした方向性を示さなくて、いったいこの日本はどうなる。 それが消費増税とは片腹痛いし、攻める自民ももとより消費増税を言っていた。 もう一度きくが、霞ヶ関改革について。 いったいどう考えているのか。 民主党も、自民党も。 腹を決めなければ、大変なことになるぞ。 



 Whitney Houston Passed Away              [近藤 武]


 ホイットニー ヒューストン が亡くなった。 まだ50歳前という事で、その才能が惜しまれる。 ディオンヌ ワーウィック の従姉妹というその血筋の良さと、90年代を代表するような力技の素晴らしさで、印象深い。 

 彼女はまた グラミー賞 によく似合った。 他意は毛頭ないが、65年ころから始まり75年に幕を閉じた、あの69年をピークとする The Rock Music に対し何の評価も即座に示し得なかった グラミー賞 は、彼女のころには正常に世界賞としての機能を果たすようになっていた、という事だろう。 

 重度のうつ病患者による自殺が積極的自殺とすれば、世間的には自殺とカウントされない消極的な自殺もあるのでは、と思う。 早逝の何割かは、それではないか。 生きたいという気持ちと自傷行為が、せめぎ合う。 むしろ、まともな人であればこそ、大なり小なり持つのではないかと思われる感覚だ。 

 

炭鉱で、防毒マスクもつけられず カナリアは          [才蔵]


 そんな目にあっている諸君、心からの応援をお送りしたい。 筋目を通そうとすれば、世の中。 容易では、なかろう。 三K、 結構。 心を折りに来るような、見えない世間。 あなた方を使い捨てる世の中が、あってはならない。 この世を動かす、仕事というやつで。 組織と、組織にいいように操られる。 そんな組織の理屈で出世したお偉い人たちの、言いなりになっては ならない。 あなた方はもっと認められるべきなのだ。 



空港 / Airport


 空港は地上の動き易さを十分に考えた立地であれば、より有利だ。 空港というのは、既存の移動手段が集まる所には造り難い性質のものなので、同時に地上の移動手段を新たに造らなくてはならない。 

 羽田は車のみの時代を経て、東京オリンピックの年 昭和39年 (1964) モノレールが開通した。 行き着く先は、山手線の浜松町だ。 その後 平成10年、京浜急行が乗り入れたと聞く。 これでもあまり便がいいとは言えない気がするが、それに代わる国際空港として新設された成田はどうだろうか。

 米軍・横田空域というというのが首都圏には広大にあって、民間機はその領域を侵さない為、やや改善を見たものの未だ、ごく狭いルートを飛んでいる。



やばいもの              [近藤 武]


 ホイットニー ヒューストン (Whiteny Houston) は、彼女自身 薬物の使用を認めていたらしい。 ジャニス ジョップリン (Janis Joplin) 、ジミ ヘンドリクス (Jimi Hendrix) 、ブライアン ジョーンズ (Brian Jones) 、ジム モリソン (Jim Morrison) 、キース ムーン (Keith Moon) 、近年では、ジェフ ポーカロ (Jeff Porcaro) 。 若い感性に受け入れられるアーティストと薬物の噂は、枚挙にいとまがない。 

 イスラムの教えでは、アルコールを禁じ 大麻をよしとする。 こう聞いた事がある。 少し、驚いた。 WHO(世界保健機関) 的に言えば、酒も大麻(ハシシ)も、また煙草(ニコチン)も、薬物である。 文化、という事だろうか。 

 アルコール、タバコ、麻。 ところが、コカの葉にサボテン。 ケシに麻黄。 近代科学テクノロジーで抽出したところが、大いにおかしくする。 あげく、化学式にしてしまった。 

 酩酊や恍惚というのは、死に繋がるものだと聞いた事がある。 眠りも、また同様だ。 これをどの程度どう許すのかは、文化マター、民族マターだろう。 コカの葉をチューイングするインディオ 、 眠りとは程遠いらしいが。 また、水パイプでハシシをたしなむ イスラム紳士 。 

 近代科学テクノロジーのもたらしたひとつの側面として、ケミカル系というべき薬物の問題があるように感じる。 このような純度の高い薬物が手に入るようになったのは、ここ何十年の事だろう。 あげく、合成したりして。。。  白かったり結晶してたり、錠剤だったり。 そんなのが やばい ということだ。 



一票の格差と定数削減              [天成人後]


 一票の格差是正は、前から言われていた。 そこに議員定数の削減が加わった。 公務員人件費削減せよとの声に呼応するように、国会議員の定数削減が言われ出した。 初めは議員歳費の削減も言われていた。 しかしある頃から歳費が消え、定数の削減だけが言われ始めた。 不思議な気がしている。 

 一票の格差と定数削減があたかも同じ土俵にのってしまっていて、進まない。 なぜ、当選に必要な票の数をそのままにするのか。 二年限りの、8%に満たない公務員給与の削減。 こんなものと、我々の声で選ばれたはずの国会議員の数を、バーターにはかけられない。 総額としての議員に与えられる国庫金を減らせば、いいではないか。 

 国会議員がもらってるという、年間数千万の国庫金を。 いっさいがっさい合わせて、半額にすればいいではないか。 定数削減に比べ、よほど簡単に出来るのではないか? 
 そして各選挙区の定数調整を、綿密にやればいい。 比例区(全国区)は、多様な意見を取り入れるという意味では。 むしろ定数に対しての歩合を上げてもいいのではないかと思う。 

 議員定数の削減は、公務員の背骨の矯正が成ったと思われてからでも、遅くないのではないか。 一票の格差是正と議員に払われる国庫金の大幅削減、これを立法府の者として粛々と法に定めればいい。 期限を切らない公務員給与の大幅削減が、次に来る。 


参照:
《 議員定数の削減 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2012-01-08


あんたみたいな人がいると              [苔の生すまで]


 あんたみたいな人が現場に居ると、俺はつい力が入っちゃうんだ。  日本中がこんな現場に溢れていたら、どんなにいいだろう。  銭金 抜きで。  チームプレイに徹する。  おつりで社会への貢献が付いて来るのなら、冥利に尽きる。  仕事 とは、こうありたい。  



ブラックボックス Black Box             [文化の日]


 トポロジーあたりと同じ頃、ブラックボックスの概念が言われるようになって来たように思う。 中身は分からないがインプットとアウトプットがあり、現実界で役割を担う。 Organization 格 というのは、ブラックボックスの際たるものであり。 人が知らずに有機体の一構成要素になっている不気味さを思うべきだ。 

 人はそもそも独立した、ひとつの Organization 格 である。 人に限らない。 生命体というのはそういうものだ。 これを見えない 法人、組織 というやつが束ねて。 格 としての行動を許しているのが、現代社会だ。 グローバルで、自由で。 市場、相場に全てを委ねている。 これが、タレスにはじまるギリシャ。 ヨーロッパ、白人。 西洋、キリスト教の最終回答だと言うのなら。 反論せざるを、得ない。 

 組織という ブラックボックスに。 ポスト近代の人類は、もっと目を見開かなくてはならない。



英語 English              [文化の日]


 英語は。 東大に入るのに、必須。 基地で働くのにも、必須だ。 我が日本を初めて叩きのめした、アメリカ。 幕末から維新にかけても、実はアメリカによる通商の求め。 英語は、そのアメリカの言葉としてのイメージが強い。 我々はアメリカを通して、ヨーロッパを見ている。 

 英語とは、イギリスの言葉である。 アメリカの旧 宗主国であった イギリス。 グリニッジ標準時を定め、母国語をこれだけ広めた。 その向こうに、西洋全体があるのなら。 日本から、本当のグローバリゼイションとはどんなものなのか。 静かに語りかけていきたい。 



  日本の幸せ              [苔の生すまで]


 まるで絶望の中で、たまにこう思う時がある。 もしかしたら、いまがいちばん幸せなのではないかと。 死ぬ覚悟もそれなりに出来、自分の為でなく。 人の為というわけでもなく、誰の為でもない。 生きる意味というのが、それなりに分かったような気がするからだ。 

 自然を敬う 神道、 知で理解しようとする 仏教 。 生まれ育っただけで、これらをいやおうなく浴びている我々は、幸せだ。 



 自然は神様              [苔の生すまで]


 落雷を、「 かみなり 」とよぶ感覚。 自然を神とする感覚は、世界じゅうにあった。 

 第二段階の 釈迦、キリスト、ムハンマドによる宗教。 釈迦の言う末法とは、この近代を言うのだと思う。 

 日本は宗教の第一段階である神道の時代から続く 天皇家という王朝 を、いまだもつ国だ。 かわっていて、何の不思議があろうか。 

   

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