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三月十一日以前のままの、永田町              [才蔵]


 今回の内閣不信任案騒動を被災地で見て、日本の政治は三月十一日以前のままで、これに非常な違和感を感じたと、現地取材をしていた報道キャスターが述べていた。 しかし三月十一日で変わったのは何も被災地に限った事ではない。 それこそメディアのおかげで、震災を境に日本人全体が変わって来ている。 多くの日本人にとって、あまりにも変わらない永田町は、理解できない。 自民・公明は言うに及ばず、民主党もみなおかしいのではないかと思ってしまう。 

 このごろ、政治家の笑い顔が好きでない。



 天安門事件              [文化の日]


 冷戦時代とは、米ソが美意識を競った時代でもあるように思う。あのソビエトをかっこいいと思った人は、日本にも居たし、旧・共産圏では覇権を握っていた。 資本主義と共産主義の争いだが、その粋がり方も、我々は見ていた。

 スプートニクを米に先駆け打ち上げ、ICBMによる攻撃の技術というものでも優位に立ったかに見えたソビエト。 1950 年代、あそこがピークではなかったのか。 

 中国と言うのは、商人国家で。 そこがどうしようもないので、共産主義で抑えてる。 経済解放前の中国について、識者から聞いた。 それが鄧小平以後、黒い猫でも白い猫でも、ネズミをとってくる猫はいい猫だ、として資本主義を取り入れた。 そして、今である。 

 共産主義とは、官僚国家である。 マルクスの理想には遠く及ばない。 妙な美意識の連結だ。 これが今の中国、言わせてもらえば美意識を疑うようなありようだ。 



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