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東電、という Organization 格



 現場で作業に当たられている方には、またそのご家族の方には、心からの気持ちをお送りしたい。 しかし、この東電という、Organization 格は、どうだろう。 JR西に勝るとも決して劣らない、ある種の嫌悪感を催す。

 廃炉の決断が、冷却に海水を使うことに難色を示した東電という Organization 格 のために遅れた、というのは本当だろうか。 なぜそれをねじ伏せて、即刻、これは廃炉とできなかったのか。 東電は役人の天下りを受け入れていないのかなどと、妙な事も考えてしまう。 海水を入れざるを得ないかどうかが、国民にとっては大事なのであり。 その炉が使い物にならなくなるかどうかなどという事は、ほとんどどうでもいい事だ。 

 組織にとっては、現場からどれだけ遠ざかるかが、すなわち出世なのであり。 また出世すればするほど、ものの差配が可能になる。 極端な例が、戦時中の軍部官僚だ。 もしこんな亡霊がまだ日本に漂うなら、退治しなくてはならない。


参照:
《 人格に対しての organization格 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2009-10-03

《 明治憲法の亡霊 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2009-08-20

《 組織をうまく使いこなす社会 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-03-04



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