縄文時代でも、石器の材料であった 黒曜石 などは、ごく限られた産地からかなりの距離を運ばれ、利用されていたらしい。 あの時代でも、びっくりするような距離の物流があったようだ。 いま、あらゆる物が大量のエネルギーを使って長い距離を運ばれ、消費されている。 不遜な文明、花盛り。
現代の 黒曜石 は何か、本当に必要なものだけを動かすようにすべきではないのか。 人類は、貿易の幻想にとりつかれている。
注:
縄文時代は日本における石器時代の最後期である。 弥生時代とは日本に青銅器と鉄器が一度に入ってきた、いわば 金属器の革命 である。