SSブログ

 官僚機構と占領軍政府              [才蔵]


 明治維新により生まれた 官僚機構 は、軍部主導の官僚機構として、国を欧米の植民地化から守り 発展させたものの、太平洋戦争で国を滅ぼしかけた。 繰り返すが 軍部とは れっきとした海軍省と陸軍省という、官僚機構の一部であり。 また戦争の遂行にあたっては他の官僚機構、例えば当時 国営放送 であるNHKラジオをさん下に持っていた逓信(ていしん)省をはじめ、 全ての省庁が最大限の尽力をつくしていた。 成功体験に溺れやすく、国民を天皇目線で臣民と見る、明治憲法下での官僚機構の不気味な面が見える。 

 対米敗戦時、占領軍政府は官僚機構から軍部を切り取り、その他の官僚機構をそのまま温存し、これ幸いと配下におさめた。 それだけ我が日本の官僚機構は優秀だったという事だとも思う。 GHQによる占領統治はまれに見る成功を収めた。 しかしその後、米が日本のように自身の価値観で相手を屈服させその後もしかるべき国として復興させた例を知らない。 



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。