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 落 陽                [苔の生すまで]



全てにおいて、一番。 

そうでないアメリカを、どうアメリカ自身が受け入れるか。 

ここに我々は、友人として寄り添いたい。 

悔い改めよ、アメリカ。



見ておきたかった取調べ、進む。



 取調べの可視化。 出来れば、現在の前田検事らの取調べを見たいものだ。 それを生で見られるような日本が、理想だ。  

 前田検事が供述を始めているらしい。 江川女史のおっしゃるように、ずさんだからこんなことをした のではなくて、ずさんだからばれた、のではないかと我々は見つめていく必要がある。 

 例によってこの事件も、事が明るみに出た経緯は漠然としかまだ伝わってきてないが。 送り返されたフロッピーを見て村木女史が日付のおかしい事に気付いたこと、前田検事が同僚に話したこと。 この二点がなければ、これはこんな事件にならなかっただろう。 

 この、地検特捜部というのは変わった存在だ。 やることが派手なので、最高裁判所や最高検に近い立場かと思いきや。 地検とは地方検察の事で、一審を出す地方裁判所に相対する立場であり、上に高等も最高もある。 その地検の一部署である 地検特捜部だ。 高野孟氏が、非常に興味深い話を述べていらっしゃる。



今日の領海侵犯


 交番の横にある 今日の交通事故死傷者数 のように、今日の 領海侵犯船 の数を表示して欲しい。 衛星技術で、サイトを開けば侵犯船の現在位置が詳細に分かるようなページも欲しい。 日本の技術で充分出来るはずだ。

 高崎山の猿が、今日は「何匹出ています」ではないけれど。  分かるようにしてくれなくては、主権在民には まだ遠い。 実態を詳細に知らす、ということが為されなければ。 我々は判断のしようがない。   



審査員の平均年齢は 30.9 歳              [友人への手紙]



 さて、検察審査会について。 今回の二度目の小沢起訴すべしの決定を下した11人の審査員の平均年齢は30.9歳と発表されていますね。 古館氏あたりも 「若い」 と感想を述べていますが、実際 他の審査会の構成メンバーと比べてもかなり若いようです。 また30歳台にかろうじて乗せているあたりにも、どうも官僚的手法を感じてしまいます。 

 20歳以上の一般国民から 「くじ」 で選ばれるというこの11人の審査員ですが、選出の実務を取り仕切っているのは例によって、税で禄をはむ者。 一生、死ぬまで税金でまかなわれる人生を送る輩たちです。 前田捏造を持ち出すまでもなく、どうも疑念が払拭できません。

 ご案内のとおり、いまの20歳代は 嫌 小沢が圧倒的に多く、またあろうことか麻生自民党の熱心なサポーターがネットで活躍していたりした世代、のようです。 ゆとり教育の結果でしょうか? 愛すべき我が日本の若者ですが、本当の敵は官僚機構であり そこを正さなくては中国にもアメリカにも言うべきことが言えない、検察権力はその官僚機構の最後の砦だということが、どうも良く分かっていないかのようです。

 先の中国体当たり船長にしても、日本の法にのっとり粛々と起訴したとして、その実務を取り仕切るのが今回 前田捏造で海外にも知られた 地検 では、三流先進国の中国にその点いちゃもんをつけられてもまともに言い返せません。 官僚機構の新撰組のように振舞う検察の問題は、国益の問題であり外交にも波及する問題だときちんと国民、特に若い世代が認識してくれればよいのですが。

            
                  Oct. 6th , 2010



 官僚機構と占領軍政府              [才蔵]


 明治維新により生まれた 官僚機構 は、軍部主導の官僚機構として、国を欧米の植民地化から守り 発展させたものの、太平洋戦争で国を滅ぼしかけた。 繰り返すが 軍部とは れっきとした海軍省と陸軍省という、官僚機構の一部であり。 また戦争の遂行にあたっては他の官僚機構、例えば当時 国営放送 であるNHKラジオをさん下に持っていた逓信(ていしん)省をはじめ、 全ての省庁が最大限の尽力をつくしていた。 成功体験に溺れやすく、国民を天皇目線で臣民と見る、明治憲法下での官僚機構の不気味な面が見える。 

 対米敗戦時、占領軍政府は官僚機構から軍部を切り取り、その他の官僚機構をそのまま温存し、これ幸いと配下におさめた。 それだけ我が日本の官僚機構は優秀だったという事だとも思う。 GHQによる占領統治はまれに見る成功を収めた。 しかしその後、米が日本のように自身の価値観で相手を屈服させその後もしかるべき国として復興させた例を知らない。 



先達としての責任              [文化の日]



 共産党が一党独裁支配を続けながら、自由主義経済を取り入れ。 今やアメリカに次ぐ世界第二の経済大国になろうという。 こんにちの中国は、西欧を起源とする近代科学テクノロジーの革命が産み出した、奇妙奇天烈(きみょうきてれつ)な怪物だ。 我々人類が、この怪物の出現を許した。 同じ東洋人として、ここ二百年においては先達の日本にも大いに責任がある。

 G2 と呼ばれる一方がこの怪物だ。 この事実が端的に現在の人類社会全体の問題を現している。 経済一辺倒、結果オーライ主義もいいかげんにした方がいい。 日本は中国に道を示すべきではないか。 



サンダーバード構想              [才蔵]


 チリの鉱山事故は、一人残らず救出されたそうで。 大変よかったと思う。 世界中が注目し、NASA なども協力した生還劇だから、人類全体の喜びだ。 ある人が言うとおり、サンダーバード がいたらこんな時には、世界の注視の中すぐに駆けつけるだろう。 

 各国は、軍事費の一部を サンダーバード 構想 に当てて行くべきだ。 



注 :
「サンダーバード」 とは英国の人形劇で、NHK などにより日本でも放送された。 今の40代50代の人には、大変分かり易い話しだと思う。 今、人類社会が国の防衛費として費やしているものを、サンダーバードのようなものにして行けばいい、という趣旨の発言は、作家出身で県知事をつとめた政治家のものだったと記憶する。 



掘り尽くす文明              [天成人後]



 事故の起きたチリの鉱山は、金と銅を手に入れるためのものだと聞く。 中国などの需要増を受けて、さらに条件の悪いところから採掘しているのだと言う。 我々はこの背景にも目を向けなくてはならない。

 金はさすがにそれほどの事はないと思うが、例えば 銅 などは。 人類がこれまで掘り出したもののどれだけが今も利用されているだろう? 《 経済成長 》 http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2008-08-04-1 で述べさせてもらった通り、一度 自然界つまり環境から頂いた金属鉱物などは人類社会の中で永遠に回り続けるのが望ましい。 

 以前にアルミニュウムの専門家、それも製錬事業に関わっていた人物に聞いた。 赤道直下でしか採れないという ボーキサイト を大量の電力を使って製錬し、そのどこかの段階でまた大変なエネルギーを使って日本に運び込んでいるアルミと聞くが、「夢の島」 を掘り返してそこから取り出すのとどちらが採算に合うだろうか? 旧・通産省、外務省、大手商社などとも付き合いのあったその人物は、ややあって 「夢の島 だろううな」 と答えた。 
 巨大な資本主義社会の、効率・採算至上でもない、不気味な一面が見えてくる。

  自然界からあくまでむさぼり尽くすように調達し、一方ではまだ小さな図体であった頃のままに 自分らが必要なくなれば、未だに直近経済の理屈 既得権益者の都合のみで大雑把なところだけ再利用し、あとは不遜にも自然界に受け止めてもらおうとする。 この我々の文明のありかたを、もう少し考えたほうがいい。 



 民主主義の平定              [苔の生すまで]



 自由主義経済、民主主義。 これらについて、異を唱えるものは異端として 扱われる。 
自由主義経済は人々の痛い所を突いて、世界を平定した。 

  では、これを疑おう。 

 民主主義は、未だ世界を平定するにあらず。 中国はもちろんのこと、あの米においても、この日本においても。 真の意味での、民が主の社会がいまだかつてあったのか。

    問われるのは、メディア である。





自然を敬う              [苔の生すまで]



 宗教の第一段階である、アニミズム。 これが唯一、先進国の中で残っている、日本。 

日本神道の真髄は、 自然を敬う と言う事ではないのか。 

        自然を敬うべし。

     堂々と、世界に訴えればいい。




 見上げた 官僚


 古賀茂明という官僚が居る。 現役出向という新たな天下りについての話で、注目を浴びている。 メディアで知る限り、見上げたものだ。 彼が現役の官僚で居られるように、我々は応援すべきだと思う。 一目置かれるべき官僚、の鑑(かがみ)だ。 

 しかし、彼が官僚機構の中での 出世 という事では。 冷遇されるどころか、追い出されかねない事態になっている。 日本の出世、とりわけ 官僚の出世 は。 いかに おかしいか、 と言う事だと思う。



 必要な 貿易              [文化の日]


 縄文時代でも、石器の材料であった 黒曜石 などは、ごく限られた産地からかなりの距離を運ばれ、利用されていたらしい。 あの時代でも、びっくりするような距離の物流があったようだ。  いま、あらゆる物が大量のエネルギーを使って長い距離を運ばれ、消費されている。 不遜な文明、花盛り。 

 現代の 黒曜石 は何か、本当に必要なものだけを動かすようにすべきではないのか。  人類は、貿易の幻想にとりつかれている。



注:
縄文時代は日本における石器時代の最後期である。 弥生時代とは日本に青銅器と鉄器が一度に入ってきた、いわば 金属器の革命 である。 



ハサミと中国は、使いよう。


 国と国が、武力、軍事力で雌雄を決する。 そんな時代はあの第二次世界大戦で終わったのだと、そう薄々感じている人は、世界規模のレベルで見ても少なくないはずだ。 しかしそれがなかなかやめられない。 脅威、というものが未だに在るからだ。 

 害獣駆除の組織と話した時に、この人達は本当にその害虫・害獣を駆除し尽くすという気持ちがあるのか疑いを感じた事がある。 その組織の経済活動という事だけに見方を絞れば、確かにあまり徹底的にやって害虫・害獣、すなわち脅威が減り、仕事がなくなるのも考えものだ。 客から受け取っている金額に見合った、まあ気にはならなくなりました、といった程度に駆除するというのが実際なのかと思った。

 さて先の尖閣・漁船体当たり事件では中国の勝ちと思いきや、国際世論においては中国の評判が下がる事態になっているらしい。 ノーベル平和賞で受けた印象そのままの話であるようだ。 そして日本では、普天間問題であれほど問題にされた在日米軍の存在だが、東シナ海の中国の行動など、日米関係をより強固なものにしてなどと思いやり予算も満額回答のようで。 米国だけは無傷でいいところを持って行ったように思われる。 暴れん坊の中国というのは、そう悪くもないようだ。 



最先端の認識              [おかしな帝王学]


 戦前・戦中の日本は、言わば東洋人・黄色人種としてムーブメントの最後にやってきて、みながやっている事をやっただけで、少なくとも質的な違いが戦勝国とある訳ではない。 

 この点に限って言えば、ウヨ諸氏の言うことは正しい。

 ただし、その段階にもはや 人類はないと認識し。 日本がいち早く、世界の国に先駆けて達した境地から。 あのような国としての振る舞いは 問題があったと、潔く 認める。



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