不快指数 [才蔵]
不快指数というのがあった。 最近、とんと聞かない。 1957年にアメリカで考案された、気温に加えて 湿度 の度合いにより人の感じる 不快感 を、数値化したものだ。
在日米軍が日本の「高温多湿」と言われる暑さに閉口して編み出したものか などと、「不快 / discomfort 」というネーミングで空想も膨らむが。 同じ気温でも、湿度によって体の感じる 「きつさ」 は大きく異なる。
「暑いけど カラッとしているので、耐えられない暑さではなかった。」
「気温は同じくらいなのに、日本の方がいやな暑さです。」
海外から戻った日本人の話しで、よく聞く。
日本の夏は元々、ただでさえ 厳しい 。 それは、気温だけでは表わせない。 気温40度超あたりまで想定した、新たな指標を創るべきではないか。 そしてそれは、かつての 不快指数 のように、夏の天気予報 で常に伝えられるべきだ。
2010-08-23 21:44