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企業格の矯正


 福知山線の事故後、JR西の 企業体質 というのがよく言われた。 《 人格に対しての organization格 》 http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2009-10-03 で申し上げた「企業格」というのは、この企業体質と同じものを指している。 あたかも人格のようにとらえる概念だ。

 その企業の人格が、数字つまり収益の為には現場に限界まで要求し、公共の安全にはすこし目をつぶっていた。 恐ろしい性格である。 最高責任者である社長の責任を問うべきものに感じられるが、検察は検察審査会の 不起訴はおかしい という判断にもかかわらず、2度目の不起訴を決定した。その間、JR西による事故調査委員会への不正なはたらきかけ等が明らかになっている。 今回ふたたび審査会の起訴すべしという決定が出て、強制起訴となった。初の事らしい。

 最後の法の番人である検察がこれでは、 おかしな企業格 の矯正など出来ない。


 

抜き打ち監視の噂


 確かメジャーな週刊誌だったと思うが、気になる記事を見た事がある。 そこには 日勤教育 とは別に抜き打ちで実際の乗務時、乗客を装った私服のJR西・職員による運転室の監視が行われていたと書かれていた。 事実だろうか?

 あの事故列車には、こちらは確かなソースだが、骨折の重傷を負ったJR子会社の男性社員1名が一両目に乗車していた。 さらに2名の運転士が移動のため、中程より後ろの両目に別々に乗車していた。 ちなみに彼ら2人の現役運転士はいずれも上司の指示で、事故直後の現場から立ち去っている。一人は乗務の為。もう一人は大阪支社長の講演会に出る為。
 
 あの電車で、まさかそんな陰湿な監視が行われていたと思っているわけではないが、それまでの話しとして、私服での抜き打ち監視というのが あったのかなかったのか ききたい。



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