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事故原因は運転士の心理


 福知山線事故、直後何日間かのJR西の会見を覚えているだろうか。 置石があったかのような写真を提示したりの、とても見苦しいものだった。 しかし事故原因は速度超過。 おかしな若い運転士が、まるでセナが第一コーナーに突っ込むがごとく加速し、曲がり切れずにすっ飛んだ。 という事らしい。  

 事故後すこし経って、背景が徐々に知れてきた。 あの区間は私鉄と競合する区間だったらしい。 シビアな時間競争があり、運転士に過酷なダイヤだったと聞いた。 そしてその運転士をまるで調教するような 日勤教育 というのがあり、乗務させず草むしりをさせたり意味のない言葉を延々書かせたりしていたらしい。 日勤教育の後に自殺した人もいたと聞く。 心に対する攻撃のようだ。 

 しかし不思議にメディアは当初 事故原因について書きたてたものの、やがて遺族がどうのというトピックばかりになった。 とにかくあの若い運転士がおかしく、とんでもないスピードであのカーブに突っ込んだから、とだけ伝えられた。 あの若い運転士がなぜそんなおかしな状態になったのか。 誰からもちゃんと説明された記憶がない。


 

福知山線事故と ATS 


 JR西、福知山線の事故は、第一報がニュース速報のテロップで流れた時から見ていた。 見る間に死傷者がふくらみ、やがて飛び込んだ現場の映像を見て息を呑んだ。 こんな死者で済むわけがない。 そしていっこうに事故原因が分からない。 

 このようなあってはならない事故が、なぜ起こったのか? それをなぜ防げなかったのか? 問題はその2点だろう。  なぜ防げなかったのかについては単純だ、ATS が無かったからだ。 速度超過を制御できるATS が設置されていれば防げた事故であることは間違いない。

 人間が造ったものを人間が動かしているのだから、公共のものであれば特に、操作中のうっかりや急病に備えて安全対策がとられている。 大きな電車事故を経て、自動列車停止装置 (ATS) が設置されるようになった。 これは信号システムと連動して 「赤信号ではとにかく止める」 にとどまらず、「この地点では何キロまで速度を落とす」 という制御ができるものだと記憶する。  この ATS が、長い直線の末に現れるあの事故現場のカーブにはなぜか設置されていなかったと聞く。 なぜか?



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