SSブログ

マニフェストに優先するテーマ           [懲戒免職]


 現代は、金が最も幅を効かせる世の中だ。 だからみんなの浄財である ”税金” の行方にも大いに関心をよせる。 するとそれをひとえに扱う行政、つまりは ”官僚機構” に大いに疑問を感じる。 そしてそれに何も手を打てなかった ”自民党” に対し、遂に国民がNOを突き付けたのが、前回の総選挙であったと考える。 そのツールに国民が用いたのが、軍師小沢の取り仕切る ”民主党” だった。

 かつて ”お偉い人” は、こう言った。

 「 ばれなきゃいい 」 
 「 いや、ばれたって人の口にのぼらなきゃいい 」
 「 いやいや、人の口にのぼったって捕まらなきゃいい 」
 「 何を言う、捕まったってまた選挙で通ればいい! 」 
 「 悪い事は、、、無い 」

 このような人達と金が全ての世の中で勝とうと思ったら、かなりの事をしなければならなかったのだろう。 しかし自民党政権は去った。 国民は十歩も二十歩も先を行っている。 
 公務員改革を行った結果これだけ出てきましたというのを受けての給付ならいいが、マニフェストを一語一句ただちに実現することを期待して投票したわけでもない。 子育ての給付にしても、まずは世帯年収300万以下の人だけに向けての完全実施でもいいのではないか。 我々は税金の無駄を徹底的に洗い出す作業を期待している。 
 
「公務員の矯正。 必要に応じての粛清」 は、どうなっているのか。




アポロ計画というモニュメント           [文化の日]



 地球儀があれば日本列島を見てほしい。 東京・大阪間はごく近いと思うが、その分を縦にした高さが、アポロ以外での我々が 宇宙 と呼ぶ領域だ。 有人宇宙飛行の話をしている。

 計算し易くするために、仮に地球の直径を一万kmとする。 国際宇宙ステーションが地球を周回する軌道は高度350km。 直径10cmの円を描きこれを地球とすると、わずか3.5mm外側を飛んでいるに過ぎない。 もちろんこれを行うだけでも驚異的な事だ。 代々積み重ねが効く自然科学、科学テクノロジーが指数関数的に爆発的な成果を挙げ始めなくては達成できない。

 さて、次にその10cmの地球に対し月はどこに位置するかといえば、38万kmつまり3.8m先。 部屋の端までいってしまう。 そこに到達し、軟着陸し。 音声のみならず動画映像の生中継を行い旗を立てて、土壌を持って生還する。 これが1969年のアポロ11号だった。 
 月面着陸は以後1972年まで、6回おこなわれた。 1968年からの月周回のみの飛行を合わせても8回。 スイングバイで帰ってきたあの13号を合わせても9回。 これらだけが全く別物だったのだ。 ガガーリンから山崎さんまで、このアポロの約4年間を除いた50年。 1972年、最後のアポロ17号以来 約40年。 人類にとっての宇宙とは地球の周りを皮一枚、なのである。 

 現在の有人飛行が取るに足らないなどと言う気は毛頭ない。 ただ、あのアポロ計画というものがどれだけ途方もない事であったかを言いたい。
 1969年は同時に米がベトナムで転機を向かえた時期であり、英米のロックミュージックにとっては空前絶後といっていい特別な年だった。 アポロ計画と The Beatles , King Crimson , Led Zeppelin のその時代を考えると、とめどなく興味深い。

 人類文明が巨大な曲がり角を曲がったととらえている。



税を扱う者達                [懲戒免職]



 順番さえ間違わなければ、民主党分裂も結構だと思う。 自民党が消えた後ならば。

 人々は社会を運営して行く為に浄財として 税金、公金を集め。 その流れを 公務員 に任せた。 集めてから使うまで、一手に 公務員 がその任にあたっている。 行政だ。 
 その動きをコントロールするのは 法律 で、国会によって定められる。 国会で議決権を持つのは、選挙で選ばれた 国会議員 で、これが立法府だ。 
 選挙で代表を選ぶ事で、間接的に国民は 税金、公金 の扱いを統御する。 つまり、公務員を統御している本来はずなのである。

 前回の選挙は、その国民の雄叫びがこだましたように思う。 国の借金が天文学的に増えているのを踏まえての反応だ。 公務員改革を真剣にやるならば、選挙に負ける訳がない。 真剣にやるのかやらないのか、そこを基準にして民主党を振るいにかける必要がある。



 フロン           [友人への手紙]



 フロンの記事を新聞で見た時期ですが、80年代初頭だったと思います。 その仮説扱いされたせいぜい十行ほどの小さな記事を目にして、すぐに陳列棚のスプレー缶を確かめに行った近くのスーパーは、80年から住み始めたところのものだからです。 店中のスプレーひとつ残らず、みなフロンだったショックとともに記憶しています。
 いずれ、周りは誰もそんな事 気にも留めていない時代である事は、確かです。
 
 「エコ」 というキーワードが商売になる、そんな胡散臭さを感じはしますが。 少なくともスプレー缶からはフロンが消えた事は、大衆の意識がそこまで来たと言っていいのだと、嬉しく思います。 

 大気組成の問題で真打ちは実はCO2のようですね。 こちらはフロンのようには行かない。 全ての文明的活動に関わっていますからね。 
                        
                              March 3rd , 2010



 昼に出る 最低気温           [友人への手紙]



 ここのところの寒暖の激しさは異常ですね。 今日は冬のような冷たい雨。 ここにきて少し暇になり 今日は部屋で Bach など聴きながら PC に向かっています。

 フロン にまつわる話への評価、ありがとうございます。 思うところ、一節 お聞き下さい。
 
 この問題も解決したわけではないのに、いまやCO2の問題が余りに巨大になって、人類は後手後手にまわっていますね。 当初 温暖化 ということで、灼熱の地球を危惧しましたが、その前に襲いかかるのはこの頃言われ始めた 気候変動 。 
 気象についてもまだまだ知らないことが多すぎるのでしょう。 まずは徹底的にデーターを ”近代科学テクノロジーの目” で集める必要のある段階と感じています。 

 昨年打ち上げられた日本の観測衛星がCO2のデーターを集め始め、それを完全にオープンにしていると聞きました。 とても素晴らしい税金の使い方だと思いました。
 世界中にあるミサイルがこんな目的に使われ始めたら、人類の未来も光がさしますね。 誰から何を守るのか もうよく分からなくなっている大国の防衛ですが、このように人類の真の ”防衛” の為に そっくりそのまま使ってほしいものです。

 またそんな大国は経済を理由にその対策に後ろ向きですね。 ちょっとした気候変動でどれだけ、特に立場の弱い人間が、経済的にも損失をこうむっているか。 トータルすればどれだけの経済的マイナスを引き起こしているのか。 
 経済、経済と一つ覚えに繰り返すむきには、まだまだ巨大災害が必要になるのでしょうか。

                             April 15th , 2010


普天間 問題              [才蔵]


 普天間の問題が大きく取り上げられている。 例の民主党マニフェストが発端と思うが、県外、国外と揺れて。 5月決着と言質を鳩山首相自ら口にし。 いよいよ、連日ニュースを賑わせている。 
 しかし、少し引いて見た方がいい。 この問題は 普天間 というあまりにも危険な基地を無くそうというのが動機だ。 とにかくここは無くして欲しいと。 いま その代替地を日本が血眼(ちまなこ)で探し回っている状況が、どうもよく分からない。

 異常に多く沖縄に居続ける 在日米軍基地 が、少しでも縮小される世界が、 より いい世界に決まっている。 海兵隊のための基地だというが その海兵隊の必要性から始めて、普天間基地ひとつの機能でも 他の既存基地では決して吸収できず 新たな基地が必要だということを、あちらがこちらに説明し説得するものなのではないかと思ってしまう。 

 北朝鮮の金王朝 が崩壊した時に北の核を確保する為にあると、大真面目に米軍の偉い人が言ったと聞くが、本当だろうか。 なぜこれほどまでの規模の基地が必要なのか、マスコミも もっと世論に問うべきではないのか。 

 沖縄にこれ以上の新たな基地は作れません。 では沖縄以外の土地で新たな基地を受け入れる所があるかと探しましたが、どうやら残念ながらそれもありません。 そもそもの話に立ち戻り恐縮ですが、普天間ひとつの機能を新たな基地建設で埋め合わせしなければならない理由が我々はよく分かりません。 分かり易く説明してもらえないでしょうか。 と米国にたずねてみたらどうだろう。 

どうも日本の国民はそちらが思ったより賢くなって来ているようなので、
説明のしがいはあると思いますよ。
  



 日本の田舎                [苔の生すまで]



 むせかえるような、草の匂いが好きだ。

 しんとした中に満ちている、森の匂いが好きだ。

 日本の田舎。 森林、農村の風景こそが、日本だと思う。

 かけがえのない、日本の田舎を守りたい。



地方区選出の国会議員は東京人                [懲戒免職]



 なぜ都市集中、東京集中 が続くのか、考えるべきだ。  東京生まれ東京育ちの地方区選出・国会議員が居るというのは、おかしいのではないか? さらに、自分の子供を東京で育て学校に通わせるというのも、地方区選出の国会議員としてはおかしいのではないか。 

 地方分権は、こんなところからも 始めるべきだ。



福知山線事故と ATS 


 JR西、福知山線の事故は、第一報がニュース速報のテロップで流れた時から見ていた。 見る間に死傷者がふくらみ、やがて飛び込んだ現場の映像を見て息を呑んだ。 こんな死者で済むわけがない。 そしていっこうに事故原因が分からない。 

 このようなあってはならない事故が、なぜ起こったのか? それをなぜ防げなかったのか? 問題はその2点だろう。  なぜ防げなかったのかについては単純だ、ATS が無かったからだ。 速度超過を制御できるATS が設置されていれば防げた事故であることは間違いない。

 人間が造ったものを人間が動かしているのだから、公共のものであれば特に、操作中のうっかりや急病に備えて安全対策がとられている。 大きな電車事故を経て、自動列車停止装置 (ATS) が設置されるようになった。 これは信号システムと連動して 「赤信号ではとにかく止める」 にとどまらず、「この地点では何キロまで速度を落とす」 という制御ができるものだと記憶する。  この ATS が、長い直線の末に現れるあの事故現場のカーブにはなぜか設置されていなかったと聞く。 なぜか?



事故原因は運転士の心理


 福知山線事故、直後何日間かのJR西の会見を覚えているだろうか。 置石があったかのような写真を提示したりの、とても見苦しいものだった。 しかし事故原因は速度超過。 おかしな若い運転士が、まるでセナが第一コーナーに突っ込むがごとく加速し、曲がり切れずにすっ飛んだ。 という事らしい。  

 事故後すこし経って、背景が徐々に知れてきた。 あの区間は私鉄と競合する区間だったらしい。 シビアな時間競争があり、運転士に過酷なダイヤだったと聞いた。 そしてその運転士をまるで調教するような 日勤教育 というのがあり、乗務させず草むしりをさせたり意味のない言葉を延々書かせたりしていたらしい。 日勤教育の後に自殺した人もいたと聞く。 心に対する攻撃のようだ。 

 しかし不思議にメディアは当初 事故原因について書きたてたものの、やがて遺族がどうのというトピックばかりになった。 とにかくあの若い運転士がおかしく、とんでもないスピードであのカーブに突っ込んだから、とだけ伝えられた。 あの若い運転士がなぜそんなおかしな状態になったのか。 誰からもちゃんと説明された記憶がない。


 

抜き打ち監視の噂


 確かメジャーな週刊誌だったと思うが、気になる記事を見た事がある。 そこには 日勤教育 とは別に抜き打ちで実際の乗務時、乗客を装った私服のJR西・職員による運転室の監視が行われていたと書かれていた。 事実だろうか?

 あの事故列車には、こちらは確かなソースだが、骨折の重傷を負ったJR子会社の男性社員1名が一両目に乗車していた。 さらに2名の運転士が移動のため、中程より後ろの両目に別々に乗車していた。 ちなみに彼ら2人の現役運転士はいずれも上司の指示で、事故直後の現場から立ち去っている。一人は乗務の為。もう一人は大阪支社長の講演会に出る為。
 
 あの電車で、まさかそんな陰湿な監視が行われていたと思っているわけではないが、それまでの話しとして、私服での抜き打ち監視というのが あったのかなかったのか ききたい。



企業格の矯正


 福知山線の事故後、JR西の 企業体質 というのがよく言われた。 《 人格に対しての organization格 》 http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2009-10-03 で申し上げた「企業格」というのは、この企業体質と同じものを指している。 あたかも人格のようにとらえる概念だ。

 その企業の人格が、数字つまり収益の為には現場に限界まで要求し、公共の安全にはすこし目をつぶっていた。 恐ろしい性格である。 最高責任者である社長の責任を問うべきものに感じられるが、検察は検察審査会の 不起訴はおかしい という判断にもかかわらず、2度目の不起訴を決定した。その間、JR西による事故調査委員会への不正なはたらきかけ等が明らかになっている。 今回ふたたび審査会の起訴すべしという決定が出て、強制起訴となった。初の事らしい。

 最後の法の番人である検察がこれでは、 おかしな企業格 の矯正など出来ない。


 

金が決める世の中              [才蔵]


 確信はないが、民主党のNo.1とNo.2が、そのまんま金集めのNo.1とNo.2だったと言うことらしい。 選挙と組織内の地位を得る為には、金が必要らしい。 それもそうかもしれない。 金が何でも解決する世の中で54年に渡る長期政権、永久政権ではないかと思われたあの自民党に勝つには、金も必要だっただろう。 

 しかし時代は変わる。 我々も卑近な損得で投票すべきでない。 自民党政権を打倒するという事で期待したが、マニフェスト通りの給付を期待し投票した人はどれだけいるだろう。 いるならその議席は余分だ。 また、組織票というのは、民主主義の原理運動では許されない。 民一人一人が主として投票を判断するべきで、組織票を認めていたら、組織格が投票するということになってしまう。  まず企業団体献金の禁止と、次に政教分離だ。



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。