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バブルとサブプライム              [おかしな帝王学]


 アニメのキャラクターのような呼び方で呼ばれる、知力の優れているであろうと思われる有名人。 バブルが何故?悪いのか、とたたみかける。 サブプライムは、貸すほうじゃなくて 借りるほうが悪いんでしょ。  とも言う。 金融でのし上がった人物らしい。 愛すべきキャラクターを持っているように見える 知力の優れた人間が この様である事が、我が日本の不幸だと感じる。

 確かに自由主義経済もしくは資本主義とされる社会では、バブルはある期間を置いて現れざるを得ないものかもしれない。 しかし、それが破裂すれば社会的インパクトは大きい。 金融・株式経済というのがそれだけ大きなものだからこそ、彼らはまるで天下を獲ったような顔をしていたのではないのか。 

 日本ではバブル崩壊後、社会的に下の者、弱いものから悪くなって行った。 上の者は最後まで、自分たちの生活水準を維持しようとした。 違うか?

 そしてひとたび景気が上向けば、一番最初に良くなって行くのは上の者からだ。 バブル崩壊直前に比べれば上昇カーブは緩いから、上の者は下の者にしばらくは分けようとせず下の者はキチキチの生き様を強いられる。 バブルが何回か繰り返されれば、数パーセント以下の一握りの上層以外は、年収300万以下の階層にみな落とされてしまうのではないかと思う。 
 バブルは例えば巨大地震のようなもので いずれ起こる事かもしれないが、それを誘い込むような経済は慎むべきだ。 先のリーマンショックは、マネーゲームに興じた愚かな人類に対する ”神の手” であった事を認めるべきだ。 

 サブプライムについては、貸す方が 法人 であり 借りた方は 個人 であった事を指摘したい。 個人と個人の話とは、全然別ものの話だ。 借りる方が悪いと、貸した側の法人には責任が無いかのようなもの言いはおかしい。 借りる側の分をわきまえない欲望には確かに大いに疑問を感じるが、あの手この手でその気にさせたのは貸した側の法人だ。 法人に甘い社会が、借りる方が悪いんでしょというもの言いを許している。



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