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力道山と学生運動              [おかしな帝王学]


 かつての一時期は、その勝敗がNHKのニュースでも扱われていたという国民的人気だったプロレス力道山。 それが八百長の話が出てくると、それまでの気恥ずかしさもあるのだろうか、国民はある意味 プロレスを社会的に抹殺した。

 学生運動しかり。 社会正義を求めての行動だったと信じたいが、余りに強大な体制の前にキャインと尻尾を巻き、もう若くは無いと髪を切り そこそこ一流企業にも就職したと聞く。 その後はまるで牧民された国民のようだ。 この人達はいまどうしているのか? 

 そして小泉フィーバーで踊った国民はいま同じような感覚に囚われている。 息子をよろしくと言って政界を去る小泉元総理。 誰の為かよく分からない改革。 慌ててこれまでしなかったことをやりますと言い出す自民党。

 居心地がよく、なんとなくでうまく行っていた時代。 この時代は終わった。 先頭を走り俺について来いとグイグイ引っ張っていたあの米が方向を見失っている。 日本国民はいまこそ各々の考えを持ち、二流の先進国から脱却すべきだ。



高度成長が始まってから              [才蔵]


 我々の知るかつての日本。 高度成長が始まってからの日本は、なかなか居心地のいい社会だったのだと思う。 目標が有って、がむしゃらにやれる。 「いままでどうだったか」、「みんなどうしてるか」 でなんとかなった。 

 安田講堂が落ちて、学生運動が収束してからは本当に政治や社会のあり方について国民は何も言わなくなった。 もっともこの学生運動も共産主義などというものにたぶらかされたのだから、かなり危うい。 赤軍「よど号」ハイジャック犯が北朝鮮に向かった事で、その危うさがよく分かる。 

こんな説がある。 

 ・我々日本国民、大衆は。共産主義、ソ連はじめ東側世界から国を守る為に、米の意向に沿い、自民党政権を長年受け入れた。 だからソ連崩壊後、国民としては必ずしも自民政権である必要は無くなった。 
 ・実際 、ソ連崩壊直後の1993年には何ヶ月かながら非自民の細川政権が成立している。 しかしすぐに、あろうことか社会党と連立しその党首・村山を総理に立てるという奇策で自民党は政権に返り咲く。
 ・80年代、バブルとお笑い軽薄短小で骨抜きにされていた日本国民は、その後 結局いまの今まで自民党という政権を受け入れ続けている。 
 ・小泉政権の登場で、その衆愚政治の手法は極みに達した。 しかしそれが国民にとっては幸いなことに彼らを思い上がらせる事になり、いまや とんと浮世離れしてしまった自民党の姿を天下にさらしている。 



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