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鳩山・麻生 第二回党首討論


 相手の話を聞いている時の様子で、全てが語られているような 党首討論だった。 いかにも余裕の有りそうな、ややオーバーな表情の麻生首相は、その後ろに控える巨大なものを代表して土俵際まで追い詰められた実態を、雄弁に物語っているように見えた。

 麻生首相の言葉は、いまその場で 事務次官等会議 にかけても差し支えない、官僚に承認をもらった言葉であった。 彼は ウルマー である。 もはや 西松事件の恩だけを見ても分かる通り、ウルマーで居るしか政治的存在は有り得ない。

 天下り団体への毎年12兆余りの公金の流れについても、全てが無駄ではない、我々も無駄は削るように目を光らせていたし、これからも一層 監視して行く、とおっしゃる。 官僚の言い草そのままである。 誰が全額全て無駄と言った? そして無駄について、既存の会計検査院の存在で十分とでも言いたいのか? 
 会計検査院の存在などは、税を集め使う側の 単なる「アリバイ」である。 彼らの売り上げは「税収」であり、原価は実際の「行政サービス」。 その差が 『利潤』 である。 ここを最大にすべく、日々その類稀な頭脳を駆使している。

 「全てが無駄というわけではない。無駄は監視している。しかし充分とは言えないので、今後一層それに努める。」 これはいつでも言える。つまり何も言っていないに等しい。



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