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西松事件が大好き


 自民党の先生は本当に西松事件が好きだ。 党首討論で総裁がおっしゃるには 「いま国民の最大の関心事は西松」 だそうだ。 西松からは自民の先生にも多数渡っていると詰められれば、 「小沢さんは起訴されているんですから」。 その起訴は、どこがした? ウルマーがよく言う。

 だいたい今回の問題になっているのは公開されている帳簿に載っている金の問題だ。 日歯連の一億円小切手を闇でもらったというような話とは異なる。 

 国民の多くが、西松と同様の献金手法をとっている企業は沢山あり、全体で見れば圧倒的に自民に流れる額が大きいという事を認識している。 それを起訴されているんですからと小沢一人の問題にしようとするのは、見苦しい。 起訴するのは検察で、検察機構は官僚機構である。 その官僚機構の頂点に君臨するのが事務方の官房副長官で、その方が小沢秘書逮捕後すぐに こうおっしゃったという。 「自民に捜査が及ぶことはない」 確かに及んでいない。まるで ご神託のように、当たる。

 自民のど真ん中に居た小沢氏。その時代を引きずった小沢氏のやり方はやめたほうがいい。 競合する相手がそれを大々的にやっている以上やめられないというのは、そろそろ改めるべきだ。 企業団体献金の完全禁止。結構だと思う。 ネットと個人献金を大いに使って、身の丈にあった選挙活動をすればいいのではないか。 とどのつまりは、選挙だろう。

 小口のネット個人献金が出来るようにしてもらいたい。



 宣言              [民主主義の原理運動]


 日本という国、民族が 人類史という大きな観点から見て、 今この時代に求められている役割がある。 それを果たすためには、主権者である国民が行政を使いこなさなくてはならない。 その間接統治のツールとして国会がある。 行政を司る官僚機構に、あべこべに使いこなされている政権つまり内閣は、必要ない。 日本の官僚機構が目指す、もしくは結果もたらす社会は、我々が日本こうあるべしと考えるありようとは おおよそ異なる。 やり繰りしながら、知恵と工夫と思いやりで然るべき世の中を作り上げるべし。 それがひいては、静かに世界を救う。 我々が国会議員を使って、行政を統治するのだ。



西松前夜


 千葉市長選では、小泉さんの息子か?と見まごうようなイケメン市長誕生だ。 郵政民営化利権の争いも国民の目にかいま見えた。
 内閣支持率が低落し民主が勢いに乗る。 なんだか3月3日、東京地検特捜部の家宅捜索と同時に小沢秘書が逮捕された、あの出来事の直前によく似て来た。

 この際なんでも出してくるだろう。 さて、政権与党と官僚機構の最強連合軍は、次に何を出して来るのだろうか?

 

追記・西松前夜


 西松建設 違法献金事件のニュース資料 を見ると、08年6月4日に西松建設本社などを東京地検特捜部が外為法違反容疑で家宅捜査とある。 事件は一年前のここらあたりから始まり、初めから東京地検特捜部が動いている。 取っ掛かりは、海外からの不正送金疑惑だったと記憶する。

 その後、ネット上では ”熱湯よ” 君たちが かまびすしく小沢と西松の話題を振りまくがいっこうに進展せず、忘れかけた頃に09年3月3日の小沢秘書逮捕となる。 どの調査を見ても自公連立与党としては震え上がるような良くない数字が並んだ時期だった。 突如の強制執行が、春の雪をついて行われた。



鳩山・麻生 第二回党首討論


 相手の話を聞いている時の様子で、全てが語られているような 党首討論だった。 いかにも余裕の有りそうな、ややオーバーな表情の麻生首相は、その後ろに控える巨大なものを代表して土俵際まで追い詰められた実態を、雄弁に物語っているように見えた。

 麻生首相の言葉は、いまその場で 事務次官等会議 にかけても差し支えない、官僚に承認をもらった言葉であった。 彼は ウルマー である。 もはや 西松事件の恩だけを見ても分かる通り、ウルマーで居るしか政治的存在は有り得ない。

 天下り団体への毎年12兆余りの公金の流れについても、全てが無駄ではない、我々も無駄は削るように目を光らせていたし、これからも一層 監視して行く、とおっしゃる。 官僚の言い草そのままである。 誰が全額全て無駄と言った? そして無駄について、既存の会計検査院の存在で十分とでも言いたいのか? 
 会計検査院の存在などは、税を集め使う側の 単なる「アリバイ」である。 彼らの売り上げは「税収」であり、原価は実際の「行政サービス」。 その差が 『利潤』 である。 ここを最大にすべく、日々その類稀な頭脳を駆使している。

 「全てが無駄というわけではない。無駄は監視している。しかし充分とは言えないので、今後一層それに努める。」 これはいつでも言える。つまり何も言っていないに等しい。



民主党の膿


 西松の元社長、国沢氏への判決は7月14日という事らしい。これは異例のスピード審議だと言う。 なかなか微妙なタイミングに合わせてくる。一方、小沢秘書への裁判はその日程すら出ていない。こちらは総選挙後に回して「起訴されているんですから」という台詞を言い続けるのが得策と見たか。 これらを執り行っているのは、税金のみで生きている者達であることを決して忘れてはならない。 

 天の声と言うが、大物政治家とは言え たかだか「野党」の党首だ。 小沢氏の30年前と言えば間違いなく自民党の真ん中に居た時代。その時代の影響力を検察側は例に挙げていたようにも聞く。
 であるならば与党のみに与えられた職務権限とやらをお待ちだった方々。長年「与党」の座にあられた先生方は、いったいどれだけの 天の声 を発していらっしゃたのかと考えるのは、下衆の浅はかな勘ぐりだろうか?

 

 国民の多くは。すなわちB層とやゆされざる、いまや多くは。 ウルマー達が期待するほど、無邪気ではない。 民主党にも問題が有るであろうことは充分 織り込みずみだ。その上でなおかつ、政権交代が必要と考える。 鄧小平ではないが 黒い猫だろうが白い猫だろうが、ネズミを捕る猫は いい猫なのだ。 
 西松の問題や、どうやらまたもや いの一番に民主党議員に来そうな 障害者郵便制度悪用事件が取りざたされるのは、我が日本の明日を真摯に考える者達にとっては、歓迎すべき事だ。 政権の座に着く前に、民主の膿をそれだけ出せるのだから。 どんどんやって欲しい。 それに対し民主の態度もまた我々はじっくり見させてもらう。

国の主は、我々だ。
  


注: なし崩しで 内閣の上位に存在し、
   事実上 日本の最高意思決定機関である 「事務次官等会議」 の機嫌を損ねないよう、
   日本の中枢において政治活動を行う者達を→ ウルマー と言う。
      (現議長に由来する呼び方である、とする説が一般的。)



大嫌いな日本人              [才蔵]


 日本のおやじ。おっさん。 とぼけて、するっと言い逃れて。 小ばかにして、尊重するふりして。 損得の計算だけは異常に聡い、 徹底したリアリスト。 そんな日本人が大嫌いなんだ。

 この頃の自民党は、そんな日本人を体現してるように思う。 政治家などというものは、大なり小なりそんなものかもしれないが、この非常時においても自分達の都合だけをあくまで貫き通そうというその姿勢は、許されるものではない。

 日本民族は今、大きく成長しようとしている。 もはやそのような姑息な手段で政権を維持し続ける事など、出来ない。




共通テーマ:ニュース

 2009/06/23 午後 7:38 [苔の生すまで]



ネットで顔を隠してまで理想を語らないとは、
 
もったいない。

ここで話さなかったら、いったいどこで理想を語る。
 
わが日本の最大の不幸は、その理想があまりにも貧弱な事だ。 




 2006/12/26 午前 0:28 [苔の生すまで]



  こうゆう話をすると、 「どうすべきか」 を話しているのに、

  いつの間にか 「どうなる」 の話になってる。

    まるで競馬か株の予想でもするみたいに。 

  わが国ではいつの間にか、そんな輩ばかりになった。  
 
       今見てるあなたは、違うけどね。



 2007/01/16 午後 10:08 [苔の生すまで]



理想と現実との折り合いをつける事、 これが政治。
 

自分たちの都合との折り合いばかりに懸命な輩には、 去ってもらうしかない。
  



 vs 保守派    [俵 総一郎]


Archives of my own より

06/12/15(金) 午後 9:13 [ 保守派 ]
国家財政破綻を招いたのは、悪しき「戦後民主主義思想」のせいですよ。義務を忘れて権利ばかりを主張した、わがままな自由によるところが大きいですな。あの美濃部都政を思い起こすまでもなく、もし、社会党が政権を取っていたらとっくの昔に財政は破綻していたでしょう。民主党もそのDNAを引いている。自民党だからまだここまで持ってきた。しかし、どこかで革新派とやらに国政をやらせたほうが、反面教師としてよかったかもしれないですね。政権を取った暁には、どうぞ変節しないよう社民党と仲良くやって下さい。

06/12/15(金) 午後 10:31 [ 俵総一郎 ]
保守派 さん、こういう意見はここでは最早奇説といっていいが、まずはその勇気に敬意を表したい。 本題に入ります。 つまりあなたは財政破綻について、自民政権だからこの程度で済んだ、自民党は本当によくやったと仰りたいのですね。 自民党には「責任」は無いのだと。 国家財政破綻は悪しき「戦後民主主義思想」のせいですか。 具体的にお聞きしたい。 今の天文学的な国の借金はどうして生まれました? 福祉、社会保障のせいですか? 私を含めてここのみんなは頭が悪いんで、どうかひとつ具体的に分かりやすく。

06/12/16(土) 午前 6:08 [ 保守派 ]
[ 俵総一郎 ]さん、私は「自民党はよくやった」とは申しておりません。自由とわがままを履き違えた戦後の風潮に、流されてしまったと反省してもらいたいところです。造反復党劇だのTMやらせだのと、昔なつかしい政府批判がおきてますが(別にいいですが)、むしろ、とって変わる野党がないことが問題だと言いたいのです。膨大な借金の背景には、ある種のポピュリズムがあり、それが戦後思想と無関係でないと思ってます。

06/12/18(月) 午後 1:13 [ 俵総一郎]
[ 保守派 ]さん、有難う御座います。 微妙に論調が変わったという気がしないでもないですが、まともになって来た。 しかし「...風潮に流されてしまい...」、ポピュリズムつまりバラマキの事ですねぇ、これを際限なく繰り返し、これだけの莫大な借金を作った政権政党というのはどうなんでしょう? 世の悪しき風潮に流されない政権が求められているのではないでしょうか。 さてそこであなたは、ひとついいテーマを出してくれた。 政権をとって代わる政党があるのかという問題です。 やはり民主党の話になって来ると思います。



 ゼネコン              [おかしな帝王学]


  日本古来の考え方では、自然に手をつけるのは よく考えて行うべし。 近代テクノロジーの手足で造った、例えばダムなどは、よくよく考えるべき最たるものだ。 地図に載る仕事、と言って胸を張るこのゼネコンという人の集合体は、まずいことにサメと同じで動いてないと生きていけないらしい。

 地球的な目で見れば、日本のゼネコンが活躍するべきところは、まだあるかもしれない。 しかし国内的に見れば もはや過多だろう。 日本では、土木・建築に従事する人が多すぎるのだと思う。 血税という太い血管に喰らいつき、こんもりブドウの房のようになった無駄な仕事仕事。

 ゼネコン無血開城、これもまた我々の目指すところである。



 語るに落ちる フリップ


 日曜朝のメジャーな政治系TV番組で、細田幹事長が永田偽メールがどうのこうのをふりにしながら掲げたフリップパネルを見て笑った。 民主党の政策はでたらめだ、何故ならここがおかしい、として上げた3点。 


  問題点
・数字の集計の仕方に誇張がある
・数字の読み取り方が恣意的である
・不都合な情報を巧妙に隠している
    
     (注:実際も 誇張 恣意的 巧妙 の部分は色違いで表記)
                             


  語るに落ちるとはまさにこの事で、税金 公金を 我がもののようにして自分達の都合で浪費し尽くしてきた、「政権と官僚のやり口」 が端的に表されている。 そのまんま、お返ししたい。
 ダムでも道路でも空港でも橋でも。年金でも農業でも介護でも。我々主権者であるはずの国民は、このやり口で、ごまかされ続けて来た。 数字の見栄えを良くしたり、彼らの都合による結論に合わせる需要予測を厚顔にも公表したり。 数字を出さなかったり。

     ウルマー が ほんとによく言う、寒心する。



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