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敗戦と独立              [おかしな帝王学]


  日本の敗戦を少し軽く考えているのではないかと思う。 
我が祖国日本はそれまで一度も負けた事はなかった。 それが尋常ではない負け方をした。 人類史上初、原爆を二度までも落とされ。旧日本軍が牛耳る、気の狂った日本は負けを認めた。

 負けた相手は、かつて西洋の植民地の国。移入西洋人による独立を勝ち取り、現地国の政府がアメリカを名乗ってから一世紀半余り、飛ぶ鳥を落とす勢いだった。 西洋文明の最後に登場した巨大なモニュメントのようなこの国は、たとえ建前でも ”自由と正義” を掲げる理念の国で、日本の占領統治にあたっても 歴史的にみて比較すれば文明的な対応をした。 
 しかし忘れてならないのは、この国に無条件降伏したと言う事だ。 何をされても仕方ありませんと負けた。 占領の終わる昭和27(1952)年までに何をされたのか。それは洗練された形でその後も今も続いているのではないのかと。 文明的な手法に敬意を表しつつ、知ろうとする必要がある。 

 いまこの日本の うねり のようなものは、独立運動である。
 
 日本という国が戦争で負けたという事の総括が、日本人の手によって成されなければならない。 日本にとって何が今あやうい事になっているか。 何を取り入れ、何を捨てるべきか。 日本人自身が判断しなければならない。 


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