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和食と女性の社会進出              [天成人後]


 常々、疑問に思っている事がある。 政府をあげて女性の社会進出が叫ばれ、それがまるで絶対の正義のように言われているが、 果たしてそうなのか。  男と同じように社会に出て働き、丁々発止(ちょうちょうはっし)やりあうキャリアウーマン人生を求めている女性が、本当にそんなに多いのか。 

 昨年暮れに和食が文化遺産登録され、「だし」 の文化がよく話題にのぼる。  鰹節を削り器で削り、昆布を浸して黄金色のだし汁を取るシーンがよくテレビで映し出され、対して家庭料理の貧困さが嘆かわしい事として紹介される。  しかし、子供が生まれても乳離れすればすぐに預け仕事に通う母親に、そこまで求めるのか。  和食、日本食を見直そうと言い、家庭の味が大切と言うその同じ口で、女性の社会進出を声高に唱えるのは矛盾している。

 女性が社会に出て働くという機会の平等は担保すべきだが、共働きでなければ生活できないというのが普通の社会は、おかしい。  これは、いまや仕事を牛耳る Organization 格 、会社組織が十分に労働者に利益を分配していない事にも原因があるだろうが、これだけの額がなければ生活できないという人々の感性にこそ大問題があり。 その消費生活を煽るのが、これまた Organization 格 、企業なのである。


追記:
起きて半畳、寝て一畳。 とまでは言わないが、生きていくのに必要な物と言うのは、実は驚くほど少ない。 人との比較をやめる事が出来れば、実感できるだろう。  公けは教育に手厚く、どのような生まれであろうと子供本人次第で最高の教育が受けられるようにするべきだ。   残るは老後の話だが、これは後に譲りたい。


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