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手抜き除染と、復興増税。              [天成人後]


 復興増税の使い道が、少し前に問題になった。 シーシェパード対策に使われていたりして、唖然とした。 東北震災復興の為、何か自分には出来ないものかと。 なけ無しの金をはたいて募金する日本国民のうるわしき心情につけこんで増税した金が、このように使われている。

 そして 手抜きの除染作業が、ここにきて問題になっている。 年末には民放報道番組で、除染に関わる作業員への処遇が問題になった。 賃金に加算するようにと、国から支払われているはずの一日当たり一万円の危険手当が、どこかに消えているという。 ひどい話では日当が八千五百円、つまりマイナス千五百円という有り様で。 実際現場に出ている作業員は、七次とか八次の下請けであると伝えられた。 とても孫とか曾孫とかで表現できるような次数でない。

 今回の手抜き除染について、元請の鹿島は 「このような指示はしていない」 と言う。 では際限なく下請けに流すビジネスモデルに、元請として責任がないとでも言うのだろうか。 それが社会に生きる大手 Organization 格 の、あるべき在りようか。 復興税としてまっとうにうつる 除染作業が、この体たらくだ。 その他、推して知るべし。


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