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子供、この例えようも無く 可愛らしいもの。              [近藤 武]


 蒸し暑い七月の第二金曜日、今日のハイライトは国会議事堂に向かう道の左側で見掛けた、可愛らしい二歳くらいの幼児だった。  毎週金曜日に行われている官邸前、原発再稼動反対抗議デモは、六時過ぎに来てもせいぜい国会議事堂前だという盛況で、議事堂右側に居た主催者側の女性整理員は、官邸前に行くには五時半ごろ来ないとと言う。 今日は国会議事堂なら、今度は霞ヶ関あたりも取り囲めばいいと言うと。 そうですねと、覇気のある答え。

 その後渡った議事堂前の反対側に居た、ついぞ実態は見えなかったものの近くで聴けた打楽器軍団は、ちょっとした盛り上がりを見せていた。 原宿の竹の子族が、少し頭良くなってかえって来たような妄想も走る。 キューバ音楽のクラーベ にしては東アジア訛りが強いなどと、いやらしい元ミュージシャン気質で聴いていたマーチングバンド風の一群。 風船を配っているあたりで止まり、それをややヒッピー風の若い夫婦に抱えられた幼児が見ていた。 近くに立ち止まって聴いた。 打楽器はいいなと思う。 

 風船を指に巻きつけた幼な子は、例えようも無く 可愛らしかった。 どの国の子供も可愛いが、やはり日本の子供はとりわけ可愛い。 などと言えば。 批判を受けるだろうか。 かけがえのない日本の子供。 彼らの為にできることは何なのか、七十年安保では中核をなした 団塊の世代 が頂点を極め そろそろ引退をしようかというこの時期。 五十代、六十代の人たちはそこを真剣に考え行動するべきだ。 


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