一票の格差と定数削減 [天成人後]
一票の格差是正は、前から言われていた。 そこに議員定数の削減が加わった。 公務員人件費削減せよとの声に呼応するように、国会議員の定数削減が言われ出した。 初めは議員歳費の削減も言われていた。 しかしある頃から歳費が消え、定数の削減だけが言われ始めた。 不思議な気がしている。
一票の格差と定数削減があたかも同じ土俵にのってしまっていて、進まない。 なぜ、当選に必要な票の数をそのままにするのか。 二年限りの、8%に満たない公務員給与の削減。 こんなものと、我々の声で選ばれたはずの国会議員の数を、バーターにはかけられない。 総額としての議員に与えられる国庫金を減らせば、いいではないか。
国会議員がもらってるという、年間数千万の国庫金を。 いっさいがっさい合わせて、半額にすればいいではないか。 定数削減に比べ、よほど簡単に出来るのではないか?
そして各選挙区の定数調整を、綿密にやればいい。 比例区(全国区)は、多様な意見を取り入れるという意味では。 むしろ定数に対しての歩合を上げてもいいのではないかと思う。
議員定数の削減は、公務員の背骨の矯正が成ったと思われてからでも、遅くないのではないか。 一票の格差是正と議員に払われる国庫金の大幅削減、これを立法府の者として粛々と法に定めればいい。 期限を切らない公務員給与の大幅削減が、次に来る。
参照:
《 議員定数の削減 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2012-01-08
2012-02-23 23:52