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ベトナム戦争と " The Rock Music "              [近藤 武]



 レコード、放送といったメディアを使って。 1955 年、昭和30年に産声を上げた " The Rock Music " は凄まじい社会的影響力を持つようになった。 King Crimson, Led Zeppelin, Chicago, Yes などが世に出てきた 1969 年を、このピークと言っていいだろう。 

 The Beatles の アルバム、Let It Be、 Abbey Road。 King Crimson の In The Court Of The Crimson King。 The Rolling Stones の Let It Bleed。 などなど。 彼らの達した境地と、現在はやっている音楽とは。 全くの、別物である。 いまのは、コマーシャリズムが作り出した張りぼて、みたいなものだ。 

 考えれば、1969 年を ビッグバンのようにむかえたあのムーブメントは 65 年あたりから始まり、75 年に終息した。 奇妙にインドシナ半島への米国の介入、つまりはベトナム戦争の期間と一致する。 ウッドストック をやらかした、" The Rock Music " のパワー。 我々がいまもあい対峙する、巨大な化け物とがっぷり四つに組み合っていたような気がする。


参照:
《 軽井沢で自転車に乗っていた John Lennon 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-05-10



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