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 偏差値              [天成人後]



 入学試験の難易指標として知られている、偏差値という言葉。 これはかなり大きな人間の知的部分の、その時点の値を表現する指標として有益だと思う。 記憶力にはじまる、人の言ってみれば、分かりやすい知的能力。 これらは優れている事に越したことはない。 大学に行くか行かないかは別として、国民すべての十八歳時の偏差値を知りたいと思う。 

 しかしこれはあくまで人の知的ある部分を評価したまでのこと。 二次元空間、x軸、y軸の世界を思ってほしい。 x値は高いがy値は低い点、また逆の点。 簡単にはどちらがどれだけ優れているかいえない。 これが三次元ではz軸が加わる。 そして我々の生きている現実世界では、もはやそれをある断面で切ってそこで比べるしかない。 超多次元の世界が、我々の生きるこの世なのだと思う。

 この偏差値の怪物が、日本でいえば官僚機構なのであり。 それは古く中国にはっした、科挙の制度なのかと思う。 しかしその中に、民のために働くという確固とした規範がなければ、牧民を司る組織のただの奴隷に成り下がる。



参照:
官僚機構の奴隷、役人
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2011-04-25-2


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