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でん子ちゃんにメロメロの、地上波TV


 ネット上で、朝日ニュースターという有料TVの番組を目にした。 ここで青木理という人物が 「電力会社と知識人」 として、考えを述べていた。 まったくその通りと思った。 朝日は朝日でも地上波のテレビ朝日とはかなり突っ込みの度合いが違い、スポンサーの力、ひいては経済界の力とはかくも大きなものかと感じる。 地上波TVが恐がっているのは電力会社のことだけではなく、社会の強者のうちどこがどんな反応を示すか分からなくて怖いのではないかと思う。 本当に恐ろしいのは名も無き大衆なのだと、まだお分かりでないらしい。

 ここでも述べた通り、「でん子ちゃん」 に代表される東電の広告収入はTV局にとって大きなものだっただろう。 そしていまもまた、よくそんな金が使えるものだと思うが、 お詫び広告としてCM枠を買い上げ TV局の収益に貢献している。 スポンサーで成り立ち、それゆえに無料で見放題の地上波TV。 これでは、まともなジャーナリズムを期待するのは無理なのかもしれない。 いっそ、地上波TVは お笑い芸人のバラエティーに特化すればいいのではないかと思う。 パチンコ屋のようにしてしまえばいいのだ。 

 さて御用学者である。 無料で見放題、垂れ流しのTVを録画してみる人は少ないようなので、誰がいつどこでどんな事を言っていたか話題になることは少ない。 得意の専門分野でぺらぺらと知識を述べるが、東電や原子力行政に関わってきた者にとってたとえ不利益であろうとも、どれだけ深刻なことになっているのか分かり易く解説しようとした専門家が何人いただろうか。 

 今回の原発事故ほど、既存マスメディアとネット上の情報が異なる例も珍しいと思う。 ネット上ではよく見かけるのに地上波では見かけた記憶のない専門家に 小出裕章(こいで ひろあき)という学者がいる。 



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