戦場報道 [文化の日]
平和の銃、カメラによる画像が 戦場報道カメラマン の取材によって視覚的に伝えられたのが、ベトナム戦争だった。 当時日本でも、生々しい戦場の様子をニュースでかいま見た。 そのころ伝えられた報道写真を見ると、あの 1969 年を核とした 1965 年から 1975 年の間にそれらが世界、国際舞台に向けて発信された事は、まことに興味深い。 西洋文明による一つの頂点が、人類全体を、いやが上にも目覚めさせた時代だった。 これが、勝てない戦争 の時代をもたらした。 平和の銃が勝ち取ったのだと、思う。
ところが湾岸からその後は、戦場に入るのが難しくなりメディアには政府統制下におかれた情報しか出て来なくなったと聞く。 旧・ソビエトが絡んだ侵攻・紛争などであれば、もとよりそんなものは微塵もないだろう。 しかし皆が携帯を持ち、進んだ社会と思われる今になって、あのアメリカでは完全に逆行するように、リアルな戦場を伝えなくなっている。
果たして人類は 1969 年から進んでいるのか? という事だ。
参照:
《 平和の銃 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-03-06
《 勝てない戦争 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2008-08-09-1
《 軽井沢で自転車に乗っていた John Lennon 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-05-10
《 アポロ計画というモニュメント 》
http://okashina-teiougaku.blog.so-net.ne.jp/2010-04-07
2010-11-17 21:56