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国民健康保険 料             [天成人後]


 年収 200万 ほどの人に、国民健康保険料が年間 20万、一割程度の負担が求められているという事例を目のあたりにした。 自治体によって多少の違いはあっても、全国そう違いはないのではなかろうか。

 そしてこれは一人世帯の話だが、子供がいたりすればもっと負担は増すという。 これがまともな事だろうか? 涙が出そうになる。
 この負担に準じた割合で、年収一千万の世帯には年間百万円の国民健康保険料が求められているのか? どうやら保険料の最高額が決まっていて、そのような負担は求められていない。 生活に最低限必要な金を考えれば、所得が低い世帯の負担は想像を超える。

 あまり話題にならないが、何年か前に所得税を減税し かわりに住民税を増税した。 大学の入試でもお目にかからないような複雑な国民健康保険料の計算式。 この算出の一番おおもとが 「住民税」 なのである。 だから所得減税にカモフラージュされた住民税上げのあと、ちらちらと国民健康保険料が高くなったと不満を聞いた。 不況のしわ寄せで、弱者の負担が非常に深刻になってきている。
 

 消費税の話しが言われるが、こういった税より大きな公金といった部分を話しに入れれば、日本の特に低所得層のそれへの負担は、いま額面として出ている 5% などというものをはるかに超えていると思う。



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