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立証責任              [近過去]


 どこかおかしいところがあるなら、証明してみろ。 と言っていた小沢氏が、不起訴になって。 どこもおかしくないことを、証明してみろ。 と問われている。 一見、検察側の敗北に見えるが、なかなかどうして。 そのなりふり構わぬ大声は日本中に響いたようだ。 
 俺たちもやってるけど、あいつはすんごく巧くやりやがった。 しかも政権も無かったくせに。 政権とったらやり放題じゃないか、と異常な拘りを見せた自民側も、大はしゃぎだ。

 我々が何故、小沢氏が選挙という要を取り仕切る、民主党による政権交代を望んだか。 それは、あの自民政権を倒すには、軍師 小沢に任せるしかないと判断したからに他ならない。 失敬な言い方になるが、毒をもって毒を制したわけだ。 きれい事ばかりで勝てた相手ではなかろうと想像する。

 2大政党制もいいが、その片方が自民であるべきとは決して思わない。 細川政権の時も、あと半年続いていたら自民は立ち直れなかっただろうという意見を聞いた。 政権に居るという事が政権に居続ける力の源という構図は、政権から外してしまえばエネルギーの供給が止まるということで、そう何年も持ちこたえられるものではない。 引きずり出されたヤドカリは大変だ。
 
 官僚機構の統御、米に対し言うべき事は言う。 この2つを我々は望んだが、さんざんこれらの利益代表のように振舞った自民党の息の根を止めることが、まずは先決なのかもしれない。 
 そうすれば民主党が分解しようが、安心していられる。


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