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高度成長が始まってから              [才蔵]


 我々の知るかつての日本。 高度成長が始まってからの日本は、なかなか居心地のいい社会だったのだと思う。 目標が有って、がむしゃらにやれる。 「いままでどうだったか」、「みんなどうしてるか」 でなんとかなった。 

 安田講堂が落ちて、学生運動が収束してからは本当に政治や社会のあり方について国民は何も言わなくなった。 もっともこの学生運動も共産主義などというものにたぶらかされたのだから、かなり危うい。 赤軍「よど号」ハイジャック犯が北朝鮮に向かった事で、その危うさがよく分かる。 

こんな説がある。 

 ・我々日本国民、大衆は。共産主義、ソ連はじめ東側世界から国を守る為に、米の意向に沿い、自民党政権を長年受け入れた。 だからソ連崩壊後、国民としては必ずしも自民政権である必要は無くなった。 
 ・実際 、ソ連崩壊直後の1993年には何ヶ月かながら非自民の細川政権が成立している。 しかしすぐに、あろうことか社会党と連立しその党首・村山を総理に立てるという奇策で自民党は政権に返り咲く。
 ・80年代、バブルとお笑い軽薄短小で骨抜きにされていた日本国民は、その後 結局いまの今まで自民党という政権を受け入れ続けている。 
 ・小泉政権の登場で、その衆愚政治の手法は極みに達した。 しかしそれが国民にとっては幸いなことに彼らを思い上がらせる事になり、いまや とんと浮世離れしてしまった自民党の姿を天下にさらしている。 



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