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総裁選という名の興行


 総裁選という名の興行が始まっている。ワクワクする総裁選だそうだ。 あっと言う間に、福田のふの字も出て来なくなっている。 思い出して欲しい。ちょうど一年前も、安倍辞任を受けて派手な総裁選だった。ある晩を境に福田で党内まとまっていたのに、その後も福田・麻生 両候補が連日 報道番組に生出演し、だらだらと急所を外した じゃれあうような論戦。最後はこれが一週間も続いた。うんざりだった。 また今度もメディアはこれを許すのだろうか?

 メディアへの露出が増せば確実に支持率は上がると言う。 これまでのところ自民の思惑通りで、立候補に必要な推薦人を集める場面から大映しになっている。 キャスターやコメンテーターが、これはプロレス興行のようなものだと注意を発しているのを聞いたが、相手はあの小泉劇場を主催した劇団・自民だ。B層とされる観客も、減ったとは言い切れない。 だから いま正気の者は、気が付いたら声を上げるべきだ。 我々に投票権のない選挙を、ここまで取り上げる必要があるのか?と。

 積極財政、財政再建、上げ潮 と、一見 多彩な軸があるように映るが、分かりにくい。 しかし、いずれも増税するか国債を出すかのどちらかと見て間違い無いだろう。 我々の関心は官僚機構をどうしてくれるのか と言う事なのだから、シンプルに「天下り完全禁止」を軸にして振り分けたい。 そうすれば総裁候補は みな片方にかたまり、黙るだろう。 自らの存立の基盤となったシステムは崩せない。


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